直属の上司で、普段からお世話になっているし、お悔やみの言葉を何か・・・と思うものの、失礼があってはいけないし。
そんな時は、下手な言葉よりも、マニュアル的・常識的なお悔やみ言葉の方が失敗しないわよ。
上司家族の訃報。
残念でしたね?
あら〜、大変でしたね?
なんて、他人事なお悔やみを述べたって相手の心には届かず、逆に失礼になってしまうことも。
そこで今回は、上司家族の訃報を受け、かけたいお悔やみ言葉を
- 電話の場合
- 通夜や葬儀で
- 弔電
- メールの場合
- 出勤してきた際
とわけ、そのまま使える文例やマナーを紹介します。
上司家族の訃報!電話でのお悔やみの言葉
あら〜って言っちゃうと他人事だし、なんて声をかけたらいいのか悩むわ。
たしかにそれはあるわね。
心からお悔やみ申し上げます。
できましたら、お別れの式に関して、場所と日時、喪主様のお名前と宗派などを教えていただけますでしょうか?」
なんと申し上げたらいいのか、言葉も見つかりませんが・・・お悔やみ申し上げます。
お差し支えなければ、お別れの式に関して、場所・日時・喪主様のお名前・宗派などをお知らせいただけますでしょうか?」
相手の表情が見えない電話口で、部下という立場で多くのことを述べることはあまりオススメしません。
電話で連絡を受けたということは、会社への第一報の可能性もありますし、個人的に参列してほしいから連絡してきた可能性もあります。
そのため、お悔やみ言葉を述べると同時に、お別れの式(通夜や告別式のこと)に関する必要事項として
- 葬儀が行われる場所
- 日時(何時から通夜や告別式があるのか)
- 喪主の名前(弔電を送る際などにも必要になる)
- 宗派(宗派によって決まりがあるタメ)
なども同時に伺うといいでしょう。
これを聞くことで、マニュアル的なものをクリアできるとともに、上司から頼りになる存在として受け取ってもらえます。
また、さらに仕事関係に影響が出ることを考え
- 休みの期間
- 仕事の引き継ぎ
などを聞くとともに、「何か私にお手伝いできることがあれば、おっしゃってください。」などと一言声をかけると喜ばれるでしょう。
この度は急なことで、心からお悔やみを申し上げます。
できれば、お別れの会に伺いたいと思っているのですが、日時や場所等教えていただけますでしょうか。」
そして注意すべきは、少しつまり気味で、「見つかりません・・・」「なんと申し上げたらいいのか・・・」「急なことで・・・」の後に少しタメをつけることです。
そうすることで、事務的ではなく、驚き・悲しみの共感が上司にも伝わるでしょう。
上司家族の訃報!通夜・葬儀においてかけたいお悔やみ言葉
など、あまり言葉は多くなくとも、気持ちは伝わります。
ここで使う「ご愁傷様」という言葉には、悲しい気持ちへの共感・気の毒に感じる、相手の傷づいた気持ちを愁うお悔やみ言葉の意味が含まれているんです。
そしてに注意する点は、
- 「突然のことで・・・」と頭をさげる
- 死という言葉を使わない
- 重ね言葉(「度々・ますますなど)は禁止
- 死因を聞かない
- 「頑張ってください」など負担となる言葉は避ける
など、配慮をしましょう。
上司家族の訃報!弔電は?
電話を受け取った私が担当することになったら、どういう言葉をおくったらいいのかした?
- 式場名・式場住所
- 喪主名
- 通夜・葬儀日時
- 故人名
を確認した上で、通夜前日が基本ですが、遅くとも告別式の一時間前までに届くようにしましょう。
また上司の家族に訃報があった際、基本的には会社名義で弔電を出すのが基本で、部下が故人的に弔電を送ることはオススメしません。
- 父親→「ご尊父・お父様」
- 母親→「ご母堂様・お母様」
- 上司の夫→「ご主人様・ご夫君様」
- 上司の妻→「ご令室様・ご令閨様」
- 上司の祖父母→「ご祖父様・ご祖母様」
ここに注意し、弔電を打つといいでしょう。
また、弔電に関して詳しくはこちらをご覧ください。
メールで訃報の知らせを受けた場合は?
そこで、メールでの返信方法も紹介しますね。
心よりお悔やみ申し上げます。
また、何かお手伝いできることがありましたら、ご支持ください。」
また、その際にメールで葬儀情報等の知らせがなかった場合、箇条書きでいいので
「色々とお尋ねしたいことがございます。
差し支えなければ、
- お別れ会の日時
- 場所
- 喪主様のお名前
- 宗派
など、お知らせいただきたくお願い申し上げます。」
というふうに、必要事項を尋ねてもいいでしょう。
葬儀後出勤してきた上司へお悔やみの言葉はどうかける?
こう述べ、頭をさげるだけでも十分気持ちは伝わるでしょう。
さらに配慮を加えるならば、休んでいる間にたまってしまっているかもしれない仕事のお手伝いが少しでもできればという思いも込めて、
などという一言があると喜ばれます。
(ただここは、上司との関係性や、日頃の付き合いによるかもしれませんが・・・。)
最後に
ポイントをまとめますね。
- 電話でのお悔やみ言葉
「突然のことで言葉も見つかりません。
心からお悔やみ申し上げます。
できましたら、お別れの式に関して、場所と日時、喪主様のお名前と宗派などを教えていただけますでしょうか?」
「お辛い中、お知らせいただきありがとうございます。
なんと申し上げたらいいのか、言葉も見つかりませんが・・・お悔やみ申し上げます。
お差し支えなければ、お別れの式に関して、場所・日時・喪主様のお名前・宗派などをお知らせいただけますでしょうか?」
- 周りから訃報を聞き、電話をかける場合のお悔やみ言葉
「大変な時にお電話を差し上げ、申し訳ありません。
この度は急なことで、心からお悔やみを申し上げます。
できれば、お別れの会に伺いたいと思っているのですが、日時や場所等教えていただけますでしょうか。」
- 通夜・葬儀においてかけるお悔やみ言葉
「この度は急なことで・・・、ご愁傷様でございました。」
「この度は突然のことで・・・、私に何かできることがありましたら、おっしゃってください。」
- 弔電に使えるお悔やみ言葉
「お父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。」
「お父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」
- メールでのお悔やみ言葉
「大変な中、お知らせいただき申し訳ありません。
心よりお悔やみ申し上げます。
また、何かお手伝いできることがありましたら、ご支持ください。」
- 出勤してきた上司にかけるお悔やみ言葉
「この度はご愁傷様でした。」
悲しみははかり知れず、遺族でなければわからないものがあり、上司に対し下手に多くの言葉をかけると「経験したことないくせに」「生意気だ」などと反感をかってしまう問題にもなりかねません。
そのため、気遣うからこそ、そっと一言のお悔やみ言葉にとどめておく、そこが配慮かもしれませんね。