誰かが聞かなきゃいけないんだけど、急なことでご家族は悲しまれている最中だろうし、聞きにくくて。
どのタイミングで、どんな風に聞いたらいいのか、もうズバリ例文を教えてほしいわ。
なかなか聞きづらいものの、聞かなきゃいけない葬儀日程。
共通の知人や友人のほか、葬儀会場や葬儀社に聞くという場合もありますが、そういったつながりもなく葬儀会場等も分からない場合、遺族に聞くしかありません。
今回は、そんな葬儀の日程の聞き方として、メールで聞く場合、電話で聞く場合あると思いますが
- 注意点
- ポイント
- タイミング
- 聞き方例文
などを分かりやすくお伝えしたいと思います。
葬儀日程を聞く際の注意点
- 死因を聞くようなことはしない
- 忌み言葉を使わない
- 相手の言葉を遮らず聞き終える
- 声のトーンを落とす
- メールで聞く際は、絵文字やスタンプを使わない
死因を聞くようなことはしない
気になるところですが、遺族から言い出さない限り、死因を聞くようなことは避けましょう。
遺族の傷を抉ることにもなりかねません。
忌み言葉を使わない
不吉なことを連想させる言葉や、不幸が続くことを連想させる重ね言葉を使うのはNGです。
- ますます
- 重ね重ね
- 死や苦など
- 死亡
など、古くから日本にある「言霊(ことだま)」で、縁起の良い言葉は幸せを呼び、縁起の悪い言葉は災いを呼び不幸につながるとという考えがあります。
不吉な事柄を意味する言葉は、遺族に不快な思いをさせる可能性もあるので、口にしないよう避けましょう。
相手の言葉を遮らず聞き終える
要件だけ早く聞きたいあまりに、相手の喋っている途中に遮るということはやめましょう。
相手が話し終えてから話すなど、遺族に敬意を払うのも重要です。
声のトーンを落とす
元気な声で明るく電話をするのは避けましょう。
遺族の気持ちに寄り添うべく、落ち着いたトーンで話すのがオススメです。
葬儀日程を聞く際のポイント
- お悔やみの言葉をまず述べる
- 自己紹介をする
- 参列希望を伝える
- 日程を教えてほしいと言う
- 遺族への気遣いを見せる
お悔やみの言葉をまず述べる
電話・メールどちらにせよ、まずはお悔やみの言葉を述べるのが先決です。
ただし、長々とお悔やみの言葉を述べすぎると、本題が薄れます。
また、遺族は葬儀準備で忙しい最中なので、「この度は本当にご愁傷(しゅうしょう)さまです」など簡潔に短く済ませるのがいいでしょう。
自己紹介をする
遺族は、亡くなられて気が動転しているタイミングかもしれません。
心ここに在らずな中、誰からの電話・メールなのか、そこまで気が回らないことも多々あります。
故人との関係を含め、簡単に自己紹介をする必要があります。
参列希望を伝える
どうして電話・メールをしたのか、その理由として、通夜もしくは、葬儀に参列したいということを伝えましょう。
いきなり日程を聞くのではなく、相手の気持ちに寄り添った聞き方として、非常に重要です。
日程を教えてほしいと言う
参列希望を伝えた上で、通夜・葬儀の時間や場所を教えてもらいましょう。
遺族への気遣いを見せる
一言でいいので、「お身体ご自愛ください」など、遺族を気遣う言葉を伝え、電話・メールを終えるのがいいでしょう。
葬儀日程を聞くタイミングは?
故人が亡くなった翌日に通夜を行い、翌々日に葬儀・告別式と火葬を行うのが一般的ですが、中には亡くなった当日の夜に通夜となったり多少前後することもあります。
ただ亡くなられた直後は、葬儀社も決まっていない、家にもまだ帰っていないなど、バタバタしている最中ということも多々。
- 夜中もしくは朝亡くなられた場合・・・午後3時過ぎ
- 昼もしくは夕方亡くなられた場合・・・翌日の昼頃
など、夕方6時や7時から通夜が始まることが多いので、逆算して電話するといいでしょう。
メールの場合は、遺族の都合がつくタイミングで返信があると思いますが、一言
「ご都合の良いときにお返事いただければ幸いです」
などと添えるといいでしょう。
都合が合わない場合は、香典だけ渡して帰るという方法もあります。
葬儀日程の聞き方例文
最後に
ポイントをまとめます。
注意点として
- 死因を聞くようなことはしない
- 忌み言葉を使わない
- 相手の言葉を遮らず聞き終える
- 声のトーンを落とす
- メールで聞く際は、絵文字やスタンプを使わない
ポイントとして
- お悔やみの言葉をまず述べる
- 自己紹介をする
- 参列希望を伝える
- 日程を教えてほしいと言う
- 遺族への気遣いを見せる
もし、共通の知人や友人がいれば、そちらに聞いた方がいいでしょう。
また、斎場が分かっていれば、電話で問い合わせることも可能です。
しかし、そういったのが分からなければ、遺族を気持ちを考え気遣いながら短時間で要件だけを聞くという方法も失礼ではありません。
ただ、その際の注意点・ポイントを踏まえ聞くのがいいでしょう。