いつ自分に何があるかわからない。
このまま自分が亡くなったら、家族は途方にくれるだろうな・・・。
そんなことを考えたことはありませんか?
わかるわ。
でも、他人事じゃないのよね。
実際、私の友人は33歳の若さで、小さな子供4人を残し、突然のくも膜下出血で亡くなりました。
ご主人は、子供のことはもちろん、何がどこにあるのかさえわからなかったようで、相当な苦労をされたようなんです。
この時もし、エンディングノートに色々書き残してあったら・・・、悲しみは変わりませんが、助かることは多々ありますよね。
そこで今回は、エンディングノートを自分で作成しちゃう方法を紹介しちゃいますよ!
- 書き方
- 項目
などをまとめます。
ノートは何でもいいので、参考にして作ってみてください。
エンディングノートの書き方!
そもそもエンディングノートは、自分の最後を見据えて書く、残される家族に伝えたいことを残すノートです。
なので、残したいことは人それぞれ。
書き方に決まりはないんです。
ただ、亡くなった後以外にも、
- 自分に介護が必要になった
- 自分に判断能力がなくなった
な時に、エンディングノートは活躍します。
- 自分の介護で、こうしてほしいという意向がある
- 自分の延命や治療の希望
- 財産や貴重品に関することを伝えたい場合
- 自分の葬儀やお墓・納骨などに希望がある
- 自分の生きてきた証(自分史)
葬儀についての体験による個人的な意見。父親がエンディングノートに手紙と日記形式で、想いや、希望する葬儀の形式を書いて残してくれていたことは、とても助かったし感謝しているし、家族への愛も感じた。今も宝物になっている。
— 北野佳子(かっこ) (@kakkou0412) 2011年3月29日
父にはガンがわかった時、自分用に買っていた市販のエンディングノートを渡した。家系図などを楽しそうに書いていた。もっともっと時間があると思っていたから、埋まっていないページも多かったけど、預金口座や引き落としのことなど、書いていてくれてありがたかった。
— まあぷー (@maapu3) 2013年2月2日
エンディングノートの書き方!項目はどうしたらいい?
ちょっと待って。
書き方は何となくピンときたけど、何から書き始めたらいいのかわからないわ。
もちろん、自分な好きなことを書いていいから、これはあくまでも一般的な例よ。
基本情報
- 名前(旧字体など、本来の書き方で)
- 生年月日(意外と子供が間違えて覚えていることも)
- 血液型(RHも)
- 住所(本籍も)
- 家系図
- メールアドレス
- パスワード(携帯・パソコンなど)
これに加えて、自分の経歴など、自分史を残してもいいでしょう。
財産・ローンなど
- 通帳番号
- 暗証番号
- 通帳と印鑑の場所(隠し場所を教えてないと、探す羽目に)
- 財産(不動産・宝飾品などの価値や保管場所も)
- ローン(負債金額や明細)
- 年金・保険(自分の加入している保険など)
お金に関することは、葬儀費用など、すぐに直面する問題です。
暗証番号などもあれば、残された家族が困ることはありません。
ただ、エンディングノートには法的効力がないため、遺産に関する遺言などは別に用意してもいいでしょう。
家族・親族一覧
それぞれの
- 名前
- 関係性
- 住所・電話番号
名前は知っていても、意外と知らない関係性。
これはすぐ必要になるものなので、残しておいた方がいいですよ。
友人・知人一覧
連絡をしてほしい友人・知人の
- 名前
- 関係性
- 住所・電話番号
通夜・葬儀で残された家族は、顔を合わせます。
これがあると、そんな時に挨拶やお礼をしやすく助かるでしょう。
介護について
自分に介護が必要になった時の希望。
一番多くある問題が
「なるべく施設などには入れず、家でみてあげたい。」
ですが、介護は並大抵のことではありませんよね。
そういう時のために一言
「介護は、第三者・施設にお願いしても構わない。」
などとある場合、家族の気持ち的にも助かるでしょう。
延命について
自分に判断能力がなくなった際、どうしてほしいかなど、希望があれば。
これも、非常に家族を悩ませる問題です。
治療が長くなれば、それだけ費用もかかります。
本人の意向に添いたい・・・、それが一番ですからね。
葬儀やお墓の希望
希望があれば。
使ってほしい曲や花のほか、葬儀場や葬儀の形式(家族葬など)などを書き残しておくといいでしょう。
自分の思い
残される家族に何を伝えたいか?
これが一番頭を悩ませる問題かもしれません。
ですが、亡くなって時間が経過した後でも、この言葉は家族の支え・励みとなります。
伝えたい言葉を、伝えたい人、一人ひとりにあってもいいでしょう。
- シンプルなノート
- ノートも手作り(手形を押したり、写真を入れたり)
- ルーズリーフ(追加自由)
- 手帳(いつでも手軽に書ける)
など。
ルーズリーフタイプは、 手軽に書き換えられていいですよね。
簡易的なものだっていいんです。
この一冊があるとないとでは、本当に違いますからね。
やっぱり自分で一から書く自信はない・・・、そういう方には市販のエンディングノートがおすすめです。
関連記事)エンディングノートの内容は?どこで買えるものなの?
最後に
ポイントをまとめます。
- エンディングノートには決まりがないので、自分が伝えたいことを残すのがいい
- エンディングノートは、残された家族の心理的な負担を軽くする
- 一般的な項目として、基本情報・財産やローン・親類や知人の連絡先・介護や延命のこと・葬儀やお墓のこと、自分の思いを残す
エンディングノートは、生きている限り更新(書き換え)が可能です。
そのため、死に支度じゃなく、自分自身生きる人生振り返りのためにもなるんです。
実際のノートを買ってしまうと、埋められない場所が出てくることもあります。
細かな決まりはないので、自分流でエンディングノートを作ってみてはどうでしょうか?