自分たちが年をとるように、親もいつのまにか老いていきます。
私の親は幸い2人とも元気ですが
「○○ちゃんのお父さんが亡くなったみたい。」
そういうメールを別な友達からもらった時、彼女の父親はまだ60歳でした。
昔はよくお世話になったおじちゃん。
でも、ここ数年は会っていませんでした。
そんな時、葬儀や通夜には参列すべきなのか?
悩む問題ですよね。
そこで今回は、友達の親が亡くなった場合、
- 葬儀や通夜に参列すべきか
- 参列する場合のマナー
- 参列しない場合のマナー
などについて、お話ししたいと思います。
悩まれている際は、これを読んで今一度検討していただければ幸いです。
友達の親!葬儀や通夜は参列すべき?
友達のお父さんが亡くなりました。
彼女が地元を離れていたこともあり、ここ数年は会っていないんですが、葬儀や通夜に参列すべきでしょうか?
非常に悩む問題ですよね。
参列する場合・しない場合に分けて説明します。
参列する場合
- 友達本人から亡くなったと連絡を受けた
- 日頃から付き合いがある
- 近しい友達から連絡を受けた(その友達は行く)
このような場合には、参列した方がいいでしょう。
基本的には、自分の気持ち次第です。
「お世話になったから、最後に挨拶をしたい。」
「友達のことが心配。」
そんな気持ちがある場合、行った方が後悔がありませんよ。
密な付き合いならば、葬儀・通夜両方とも参列すると友達の支えにもなります。
しかし、それ以外の場合、葬儀と通夜のどちらか一方に参列するだけでもいいでしょう。
参列しない場合
- 遠方に住んでいる
- 友達と卒業以来連絡を取っていない
- 家族葬
- 友達の親には会ったことがない
- 子供の預け先がない
などの場合には、ムリをして行く必要はないでしょう。
これは友達の関係性にもよりますが、葬儀や通夜に参列するか否かは気持ち次第なので、躊躇する場合はやめておいても問題ありません。
友達の親の葬儀に参列する場合!知っておきたいマナー
香典
親戚ではないので、気を遣わせない程度の金額がいいでしょう。
3,000〜5,000円ほどが相場になります。
これは関係性や自分自身の年代に応じて異なりますが、40代以上の場合は一般的に香典といえば5,000円が相場です。
かける言葉
- 「お悔やみ申し上げます。」
- 「この度はご愁傷様です。」
- 「大変だったね。」
- 「何かできることがあったら遠慮なく言って。」
友達は何か言葉を望んでいるわけではありません。
ムリして言葉をかけるよりも、一緒に悲しむ・・・それだけで十分なんです。
ただ、親族はなかなか買い出し等にいけないので、代わりに行ってあげるなどしたら友達も助かるでしょう。
そのほかのマナー
- 基本、食事は親族のみ
- 葬儀・通夜が終わったら、長居しない
など、遠慮して近しい身内だけにするのがいいでしょう。
ただ、どうしても・・・とお願いされた場合には、ムリに断るのもおかしいので、友達の意向にそうといいですよ。
友達の親の葬儀に参列しない場合!おさえておきたいマナー
そうですね。
参列できない場合のマナーもいくつか紹介します。
- 自分の親に参列してもらう
- 後日、ご自宅に伺い、焼香だけさせてもらう
- 香典を送る
- 弔電を打つ
自分の親に参列してもらう
地元を離れ遠方に住んでいる場合、親に参列してもらうという方法もあります。
その場合、親に香典を立て替えてもらうといいでしょう。
後日、ご自宅に伺い、焼香だけさせてもらう
いつまでという決まりはありませんが、できるだけ早く、ご自宅に伺い焼香だけさせてもらうのがオススメです。
その際には、
- 香典
- 花もしくは菓子折り
を一緒に持参するといいでしょう。
香典を送る
これも後日になりますが、菓子折りや手紙を添えて、香典を早いうちに送る方法もあります。
その際、お礼の電話があれば、友達とも話すことができますしね。
弔電を打つ
葬儀・通夜に間に合うよう、弔電を打つのもいいでしょう。
1,500円以内の比較的リーズナブルなものもあります。
後日香典を送ることも考えると、そこまで費用をかけなくてもいいでしょう。
弔電の例文
「○○様方(喪主の名前)
お父様の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。
○○ ○○(名前) ○○大学 学友」
気持ちの問題ではありますが、マナーとして以上のことをおさえておくといいでしょう。
最後に
ポイントをまとめます。
- 参列するかどうか、基本的には自分の気持ち次第
- 基本的には、葬儀と通夜のどちらか一方に参列するだけでもいい
- 関係性や躊躇する場合には、参列しなくても問題はない
- 3,000〜5,000円ほどが香典相場
- ムリして言葉をかけるよりも、一緒に悲しむだけで十分気持ちが伝わる
- 参列しない場合、自分の親に参列してもらう・後日、ご自宅に伺い、焼香だけさせてもらう・香典を送る・弔電を打つなどの方法がある
実際私は、遠方で葬儀・通夜ともに参列できなかったので、両親に行ってもらいました。
親側からしても、顔を合わせ話したことのある間柄でしたからね。
そして、地元に帰った際、菓子折りと香典を持って焼香させてもらいに伺い、思い出話を色々とさせてもらいましたよ。
親の葬儀、いつ起こるかわからない問題として、他人事ではないですからね。