母の通夜・葬儀は身内が私がだけだから喪主をするの。
でも、明日の通夜振る舞いってどんな挨拶を言ったらいいのかわからなくて。
ちゃんとポイントを確認していれば大丈夫よ。
弔問客の接待だけというわけでなはく(多少の配慮は必要ですが)、故人への供養また故人の思い出を語り合うしめやかな席。
一般的に喪主が通夜振る舞いの挨拶をおこなうもので、私が通夜振る舞いに行ったときも喪主の方が挨拶していたのを覚えています。
でも、いざ自分が喪主となって通夜振る舞いの挨拶といっても「いつ?」「何をいったら?」などわからない人も多いでしょう。
そこで今回は通夜振る舞いの挨拶について
- はじまり
- お開き
- 挨拶回り
について紹介しますので、参考にしてみてください。
通夜振る舞いの挨拶例文(はじまり編)
いくつかのポイントがありますので、盛り込んでいきましょう。
挨拶文(はじまり編)の内容
挨拶にはいくつか盛り込む内容があります。
- お礼
通夜に参列していただいた人に、お礼をいいます。 - 故人のこと
生前の思い出やエピソードなんでも大丈夫。
省略してもかまいません。 - 葬儀の案内
翌日の葬儀の時間をお知らせ。 - 食事の案内
最後に、食事の席を設けたことを伝えて、参加してもらうように促します。
を簡単にまとめていいましょう。
例文
今日はお忙しい中、ご会葬いただきありがとうございました。
また、生前の○○には格別のご厚情を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
○○も皆様に見守られまして、喜んでいることでしょう。
なお、明日の葬儀は○時の予定ですのでよろしくおねがいします。
別室にささやかでが、粗茶など用意しておりますので、どうぞ召し上りながら故人の思い出話などお聞かせいただければ幸いです。
本日はありがとうございました。
これは一般的な挨拶です。
本日はお忙しい中、お越しくださいましてありがとうございました。
生前よりお世話になった人たちに見守られ、○○も喜んでいると思います。
ささやかではございますがお食事の用意をしてますので、お時間の許す限り生前の思い出話などお聞かせいただければ幸いです。
注意点
長々と話すのではなく、簡潔・丁寧に話しましょう!
あくまでも、通夜振る舞いの挨拶であってお通夜の挨拶ではありません。
あまりかしこまらなくても大丈夫です。
通夜振る舞いの締め(お開き)挨拶例文
あまり長すぎるのもよくないから、頃合いを見てお開きの挨拶をしたほうがいいわ。
これもいくつかポイントあるから説明するわね。
挨拶文(お開き編)の内容
- お礼
通夜振る舞いに来ていただいたお礼が必要です。 - 報告
通夜を無事に終了できた報告をしましょう。 - 葬儀の案内
葬儀の時間や日程をお知らせします。
を簡潔にまとめましょう。
例文
本日はお忙しいところ、お越しいただきありがとうございました。
おかげさまで、滞りなく通夜を終了することでき、ホッとしているところです。
お名残り惜しくはございますが、遠方よりお越しのかたもいらっしゃいますので、このへんでそろそろ終了させていただきたいと思います。
なお、明日の告別式は○○時から□□斎場にて行いますので、ご都合がつくようでしたら参列ください。
本日は、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
お帰りの際は、お気をつけください。
本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございました。
皆様のおかげで、通夜を無事執り行うことができ、感謝しています。
まだゆっくりとしていただきたいところでが、そろそろお開きにさせていただきたいと思います。
明日の葬儀は、○時よりおこないます。
本日は遅くまで、まことにありがとうございました。
注意点
はじまりの挨拶同様、簡潔にまとめることをオススメします。
また、時間は1~2時間程度でお開きの挨拶を始めましょう。
通夜振る舞いは本来、長々とするものではありません。
終了後に、家族や親族などで故人と最後の夜を過ごす大切な時間となります。
頃合いが分からないときは、葬儀場の係の人にタイミングを教えてもらう事もできますよ。
他にもあいさつに関する記事があります。
ぜひ参考にしてください。
通夜振る舞いで挨拶回り!どんなことを話したらいい?
まず、僧侶に挨拶をしましょう。
(僧侶には通夜振る舞いの案内をきちんとして、もし通夜振る舞いに来ない場合はお心付けを用意したほうがいいですよ。)
その次は、近くにいる人や、仕事関係のお偉いさん方など、順番は決まっていません。
ただ、通夜振る舞いに来ていただいた人達には可能な限り挨拶をしていきましょうね。
そして、受付の人たちもキリのいいところで声かけを忘れずに。
故人を偲んで思い出話など・・・。
いくつか例をあげるわね。
故人と関係する話をする
参列されたからは、故人と関係ある人たちです。
通夜振る舞いは、故人を偲んでの会食なので、その人の思い出話などをして偲ぶことが1番です。
また、「こういうところが素敵だったよね」など生前よかったところを話すのもいいでしょう。
最後のお別れの食事で、こんな話をしてくれるときっと故人も嬉しいと思いますよ。
どうしても会話が思いつかないとき
「今日はお忙しい中、来ていただいてありがとうございます。」
など、簡単な挨拶だけでも大丈夫です。
お酌もせずに、声もかけないほうが失礼にあたいしますので、来ていただいたお礼だけでもいいので声をかけましょうね。
注意すること
- 失礼な話はNG
- 大声は場違い
- 長話はほどほどに
詳しく説明すると・・・
故人に失礼な話はNG
故人を偲び思い出話をする場で、まったく違う話や失礼な話はやめましょう。
悲しみの場であること、誰の葬儀なのか、故人がうかばれるような話をして、送り出すのが鉄則です。
【ドン引きした話】
同僚の父が亡くなり通夜に参列。一通り終わった後に通夜振る舞いがあった。同僚の父なので面識はないものの普通は会社の知人と近況を話す程度にして会話を留めるぐらいにしておくべきところを「この葬儀は大体○○万ぐらいかかってるはずだ」と得意げに話した人がいたらしい。— ぬましP (@saka02) 2013年11月16日
こんなことをいわれても、故人は偲ばれませんよね。
大声で笑う・大声で話すのは場違い
久しぶりに会った参列者と、故人の思い出話に花が咲くこともあると思います。
でも、盛り上がってついつい大声で話してしまったり、大声でわらってしまったりするのはやめましょう。
お酒も入っていますが、通夜振る舞いの席。
喪主でもありますので、節度ある行動を心がけましょうね。
昨日はまさにこれだった。通夜振る舞いは内輪の飲み会状態で、終いには大声で下ネタ。親族はとっくに食事を終えて疲れた表情をしてるのに恥ずかしくてたまらなかった。なぜか社長が場を締めてるし、その後祭壇の前で社員だけで記念撮影始めるし(拒否したけど無理矢理引っ張り込まれた)。
— ぴーたろ (@shishico22) 2017年10月9日
親族にとっては悲しい場であるということ。
こういう状態になっていたら、喪主が控えめに注意を促すなども必要かもしれませんね。
(相手にもよりますが・・・。)
長話はほどほどに
通夜振る舞いは、先ほども申した通り、1〜2時間と限りがあります。
1人長く話し込んでしまうと、お礼まわりが終わりません。
そのため、つのる話はあるでしょうが、「またこの話はゆっくり」などと話をしめ、短時間で多くの人に挨拶をして回るのがいいでしょう。
最後に
通夜振る舞いの挨拶についてまとめました。
- 挨拶(はじまり)の内容・・・参列のお礼、故人と生前の思い出、葬儀の案内、食事の案内
- 挨拶(お開き)の内容・・・通夜振る舞いに来てもらったお礼、無事にできた報告、葬儀の案内
- 通夜振る舞い中、喪主はお酌をする
- お酌は、僧侶から
- 受付をしてくれる人にも忘れずに声かける
通夜振る舞いの挨拶は緊張するかもしれまんせが、いくつかの注意点に気をつければ大丈夫です。
故人との最後の夕食、挨拶周りで忙しいとは思いますが、弔問者への配慮にも気をつけましょうね。