友人から自分は自然葬がいいって言われたんだけど、初耳で。
自然葬って何かしら?
最近はテレビなどで散骨シーンを見たり、自然葬という響きから素敵だなぁと思ったことありませんか?
「でも自然葬ってなに?」
「どうするの?」
などわからない多い人もいるでしょう。
そこで今回は自然葬について
- 自然葬とは
- 種類
- 費用
など紹介しますね。
自然葬とは?
自然葬とは、海や山などの自然へ遺体や遺灰を循環に戻すことです。
墓石など人工物を使わない方法で、自然に循環する方法により故人を回帰するという考えもあると言われています。
- 自然に還りたい
- 維持費のお金をあまりかけたくない
- 遺族に負担をかけたくない
- 管理する人がいない
などの理由から自然葬を希望する人が増えていますよ。
自然に還るなんて考え素敵!
友人と同じように私も自然葬希望しようかしら。
希望してもいいけど、ちゃんとメリット・デメリットを把握してからにしましょう!
説明するわね。
メリット
- 子や孫など遺族に負担がない
- 自然に還ることができる
- 墓石の費用より安価
- 宗教・宗派にとらわれない
などあります。
自分が死んだ時は自然葬がいい。その時に遺族がいるのかはわからないが雑草抜きすらしてくれなくていい。自分の命が草木1本の役にでも立つなら本望。だから自然葬にした父の墓掃除とかせんでええやろ(本音)
— 枯山水 (@Karesansui_CW) July 11, 2019
子・孫など遺族の管理を考えると自然葬は助かりますよね。
まだまだ死ぬ気は無いですが、いつか来る自分の死について考えてます。
墓に納められてずっと管理され続けるよりも、自然葬にして欲しい。
自然に帰還して、自然の営みの一部になりたいなぁ。
もしも意識があるのなら、地球の出来事を墓から見るよりも、自然の一部になって体験した方が楽しそう🌝
— テンジン🌞HSP天性開花コンサル (@tenjinSU) May 20, 2019
自然の一部になってとか、素敵な考えです。
自然葬なら海洋散骨が特に安いみたいですね
遺族に撒いてもらうのに船とかチャーターしたらその分費用はかかるけどそれでも墓買うよりはずっとリーズナブルだし委託すれば10万切るとこもあるみたい— うろん (@S_monsterphilia) August 13, 2019
チャーター代でよければ、墓石や管理費と比べるとだいぶ安価ですね。
お盆なので一言
お墓という概念が古い
それによって宗教が金儲けに走る
従って自然葬を基本にすれば常に自然が先祖でありいつも供養ができる
すでに多くの方が実行している
法的にも認められています
宗教もいらない— ♛ᴹᵃᵍⁱᶜᵃˡᴾᵒʷᵉʳᴹᵃᵏᵒ (@magicalmako) August 13, 2015
宗教観がない人にとって、自然が先祖という考えもあっていいですね。
デメリット
- 交通費がかかる
- 理解されにくい場合がある。
- 墓地がない方法は供養しにくい
先週土曜日は斎場行ったのだけど、あそこは板橋区だったのか・・・遠いはずだ。看板に散骨と自然葬があってみんな興味津々だった。あれって土地を買い取ってるんだよね、勝手にばら撒けないし。。。
— すまいる (@Tales_Yuka) October 19, 2010
樹木葬など場所が限られていると、遠方まで行かないといけないのは大変です。
私泳げないから海に撒かれると困る
#自然葬— NORI(❛ᴗ❛人)♡ (@n9k8) July 14, 2015
自然葬でも、故人の遺志を尊重して種類を選んでいきたいものですね。
自然葬を否定する気持ちは無いが、今行われている葬儀・埋葬の形が不自然という理屈は理解できない。坊主の経がいらんのならいらんでやればいいだろう。但し歴史的な連続性の中で発生した各葬儀・埋葬方法を完全に否定して、特に釈尊を持ちだして批判するところには悪意しか感じない。
— Keshim卿 (@keshim2642) January 24, 2014
まだまだ馴染みのない自然葬は、理解されない人も多いはず。
自然葬を希望していても、いろんなことを把握しておくことが大事。
また、自然葬といえば散骨のイメージが強いですが、種類はいろいろあります。
自然葬にはどんな種類がある?
自然葬には
- 空中葬(チャーター機)
- バルーン葬
- 宇宙葬
- 森林葬(山葬)
- 海洋葬
- 土葬
- 樹木葬
などがあります。
空中葬(航空機)
ヘリコプターやセスナなど航空機をチャーターし、上空までい空中に散骨します。
航空機の広さなどによって、搭乗人数の兼ね合いもあるので気をつけておきましょう。
バルーン葬
これも空中に散骨するする方法ですが、バルーンを使用します。
子供たちが遊ぶような割れやすい風船ではなく、気球に乗せて飛ばします。
目に見える範囲では割れることなく、成層圏まで到達したところで割れて空中に散骨。
宇宙葬
カプセルに入れた遺骨をロケットで宇宙へ打ち上げます。
成層圏に入ってカプセルを切り離して宇宙を旋回し星になると言った方法になります。
日本でしているところはほとんどないので、アメリカなどでする人が多いですよ。
森林葬(山葬)
遺骨や遺灰を山や木々が生い茂る場所に散骨する方法。
ただし、山には所有者がいます。
自分が所有している山であれば問題ありませんが、所有者に無断で散骨をしてはいけません。
また、自治体によっては散骨をしてはいけないところもあります。
もしどこで森林散骨をしたらいいかわからない人は、森林葬専用の土地を管理している専門業者に依頼するのもいいでしょう。
海洋葬
海に散骨する方法です。
これはドラマや映画でもよく見ますし、メジャーな葬送ですよね。
国内だけでなく、ハワイなどきれいな海で散骨する人も多いのでしょう。
私の親も生前、オーストラリアの海に散骨してほしいといっていましたよ。
海であれば散骨の場所は選びません。
ですが、海水浴客や漁業の妨げにならないところで散骨します。
なので、専門業者に依頼して船をチャーターしてもらい、邪魔にならない沖合まで船を出してもらうといいでしょう。
貸し切りチャーターだったり、複数の家族と合同で乗り合わせる場合もありますよ。
海洋葬に関する記事はこちら
(関連記事)海洋葬とは?問題もある?費用を含め解説します
また、海洋葬とは違いますが、川や海に散骨することをまとめて水葬とよばれることもあります。
樹木葬
墓石の代わりに樹木を墓標にして、遺骨をその樹木の根元に埋葬する方法。
人気の埋葬方法ですが取り扱っているところは少ないので、競争倍率は高くなかなか入りにくいです。
樹木にかぎらず、草花が咲きほこっているところでも埋葬しているところはあるんですよ、
樹木葬に関する記事はこちら
土葬
土葬は火葬をせずに、そのまま埋葬することです。
日本では衛生面から火葬が主流ですよね。
ですが、キリスト教などの考えでは土葬が一般的と考えられています。
土葬をすることで、母なる大地に還るという意味合いが込められているんですよ。
他にも沖縄で昔行われていた風葬や、チベット仏教の鳥葬などがあります。
また散骨する場合は火葬する必要がありますよね。
散骨をするため情報は、こちらの記事を参考にしてください。
(関連記事)散骨とは?できる場所や方法や費用などまとめ!
自然葬はどれくらい費用がかかる?
費用ってどれくらいするの?
馴染みがないぶん、さっぱり予想もできないわ。
自然葬は種類によって費用は大きく異なります。
空中葬
30~50万円
チャーター代とは別に、操縦士の人件費が必要です。
また、搭乗者の人数によって金額が変わってきますよ。
バルーン葬
20~30万円程
空中葬と同じような空中散骨ですが、バルーン葬のほうが比較的安価です。
宇宙葬
- カプセルに入れてロケットで打ち上げる→約50万円
- 月面まで運んだり、宇宙探査機に乗せて打ち上げる→約270万円
金額に幅ありますが、自然葬の中でも費用は莫大です。
また、アメリカまで行くとなると旅費もかかってきますよね。
森林葬(山葬)
費用として5~10万円かかります。
安価ではありますが、業者に管理している土地に散骨してもらう場合は(業者にもよりますが)、管理費として多めに費用がかかる場合もあるので確認しましょう。
海洋葬
- 貸し切り・・・25~35万円
- 合同・・・10~25万円
- 委託・・・5~10万円
船の大きさによって金額はかわってきますよ。
土葬
50~100万円ほどします。
ショベルカーを使用して土を掘るので、金額はこれくらいかかるでしょう。
また、お墓が必要なので管理費用もいります。
樹木葬
- 合祀型・・・5~20万円程
- 集合型・・・15~60万円程
- 個別型・・・20~80万円程
金額はいろいろですが、場所によっては年間の管理費がかかるところもあります。
樹木葬の費用に関する記事はこちら
最後に
自然葬についてまとめると・・・
- 自然葬とは遺体や遺灰を海や山など自然の循環に戻すことです。
- 費用は幅広く、個別化合同かで金額は大きく変わってくることも。
種類は
- 空中葬(チャーター機)
- バルーン葬
- 宇宙葬
- 森林葬(山葬)
- 海洋葬
- 土葬
- 樹木葬
などがあります。
いかがでしたか?
自然葬といってもたくさん種類があります。
遺族の負担を考えるのも大切ですが、古い考えをお持ちの人がいると、トラブルにもなりがち。
自分たちだけでなく、親戚間でちゃんと話し合ってから葬送方法を決めるのも大切ですよ。