そうなの。
祖母といっても、数年に1度会うかどうかの関係だったし・・・。
私は大好きな祖母で、生前濃い付き合いもしていたので、もちろん通夜・告別式ともに参列し、孫代表の挨拶もしました。
でも、そこまでの付き合いではなく、顔も数年前の元気な姿を思い出せればいい方・・・なんて孫の場合「通夜か告別式どちらか一方参列したらいいかな?」なんて悩みますよね。
そこで今回は、孫の場合
- 通夜と告別式どちらも参列すべき?
- 遅刻や行かないという選択肢は?
- 配偶者や子供は?
という疑問についてお答えしたいと思います。
通夜と告別式どちらも孫は参列しなくちゃいけないの?
基本的に、祖父母が亡くなった場合は忌引きの対象になり、その期間は血族なので3日間となります。
つまり、3日あれば通夜・告別式ともに参列可能な日数であるため、どちらも参列するのが一般的でしょう。
遠方で移動に時間がかかるといっても、通夜は夕方以降に行われることが一般的であるため、日本国内であればだいたい3日あれば可能だと考えられます。
ただし、仕事の都合などでどうしても・・・という場合には、告別式の方に参列するのがいいですが、時間の都合がつきやすいのは一般的に夜行われる通夜なんですよね。
その場合、通夜に参列して一言翌日参列できない詫びを入れておくという手もあるでしょう。
孫なら、通夜・告別式とも参列するのが一般的なのね。
でも、どうしてもという場合には、仕方がないんだろうけど、何かやっておいた方がいいことってあるのかしら?
そうですね。
通夜は2時間程度なので、どちらも参列するにこしたことはないけど、最悪以下の心遣いはしておいた方がいいでしょう。
最悪どちらか一方だけ参列するという場合!やっておきたい心遣い
- 供花を出す
- 弔電を打つ
- 喪主に一言謝罪の電話を入れる
供花を出す
これは、「孫一同」として出すのが一般的ですが、他の孫よりも少し多めに包んだり、別な供花として贈ると孫としての申し訳なさが伝わります。
ムリはする必要ありませんが、
「都合が悪く通夜には間に合わなかったけど、心遣いがうれしいわね。」
と親族の心象はそう悪くならないでしょう。
弔電を打つ
参列できない通夜か告別式に弔電を打つということですが、「本当は参列したかったけど申し訳ない」という気持ちが伝わります。
喪主はバタバタと当日は忙しいかもしれませんが、弔電を誰にもらったか葬儀後に必ず確認するでしょうから、後から
「通夜には来れなかったけど、弔電よこしてくれるなんて。」
と悪い印象はしません。
喪主に一言謝罪の電話を入れる
何もいわずに告別式だけ参列するよりも、一言謝罪の電話を入れておくといいでしょう。
何もいわず通夜を欠席すると、「孫なのに来ない」と反感をかう可能性もあります。
一言事情を話し、翌日の告別式に参列すると「忙しい中ありがとう」と、印象が全然違うでしょう。
そもそも孫なのに遅刻や行かないは非常識?
でも、仕事を休めるかどうか・・・。
やっぱり、孫なんだから遅刻や行かないというのは非常識かしら?
先ほども述べましたように、孫は血族であるため忌引き期間(3日)の対象となり、参列するのが当然です。
もちろん、大前提として、遅刻も避けたいところ。
ただ、通夜は遅れて顔を出しても、実際当日は親族もバタバタしていることが多く、通夜後にも弔問に訪れる人がいるため非常識とはならないでしょう。
忙しい中、遅くなっても顔を出してくれたと、逆に好印象になることもありますしね。
ただ、告別式は通夜の翌日、故人とも最後のお別れの式となるため、孫が遅れて行くというのは控えたいところ。
こんな場合は行かないという選択肢も
- 結婚式と重なった
- 大きな行事と重なった
- 出産間近
- 産後すぐ
- 感染の可能性がある病気
結婚式と重なった
自分の結婚式や親族の結婚式だと、そちらを優先した方がいいでしょう。
しかし、難しいのが友人や仕事関係者などの場合。
こちらは、判断が難しいところですが、近しい関係を優先するのが一般的です。
ただし、結婚式には料理や引き出物なども用意してあります。
断るなら早めに、行かなくても出席する場合と同額のご祝儀を包んだ方がいいでしょう。
大きな行事と重なった
- 卒業式
- 入学式
- 運動会
- お遊戯会
- 発表会など
こういった一度きりの行事と重なる場合、行事を優先してもいいですが、通夜は夜なので参列できるならばしておいてもいいですね。
出産間近・産後すぐ
もちろん妊婦・お母さんは、葬儀よりも赤ちゃんを優先すべきなので欠席は致し方ありません。
地域によっては、妊婦が葬儀に参列するのはよくないという地域もありますしね。
ただ、夫の場合には、どちらを優先するかはその家庭によって異なるでしょう。
ただし出産はお祝い事。
今まさに産気づいているのでなければ、通夜や告別式に顔を出しておくと、悲しい中のお祝い事として皆が明るくなれるニュースとなるでしょう。
感染の可能性がある病気
インフルエンザや嘔吐下痢など、感染の可能性がある場合、他の弔問客に迷惑をかけないためにも参列辞退することをオススメします。
祖父母の葬儀といえば、参列者も高齢の方・・・というのも多いでしょう。
ムリして参列したために、うつしてしまっては一大事ですからね。
遠方で忌引き3日あっても参列が難しい場合、こちらの記事も参考にしてください。
孫の配偶者や子供もどちらも参列すべき?
忌引き期間を考えると、
- 孫の配偶者・・・1日
- 孫の子供(曽祖父母)・・・1日
どちらも忌引き期間は1日です。
そのため、通夜・告別式どちらか一方に参列したらいいということになりますが、基本的には孫である妻・夫・父・母が参列するわけなので、配偶者や子供も一緒に参列した方がいいでしょう。
ただし、仕事の都合がつかない場合や、予定と重なってしまった場合などには、告別式のみ参列することをオススメします。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 孫の場合、忌引き期間は3日あるので、通夜・告別式ともに参列するのが一般的
- 時間の都合上通夜にしか参列できない場合、翌日欠席する詫びを入れておく
- どちらか一方だけしか参列できない場合、供花を出す・弔電を打つ・喪主に一言謝罪の電話を入れるなどしておくと丁寧
- 通夜の場合、遅れて行っても非常識ではないが、告別式には遅れない方がいい
- 結婚式と重なった・大きな行事と重なった・出産間近・産後すぐ・感染の可能性がある病気の場合、行かない選択肢も
- 基本的には孫である妻・夫・父・母が参列するわけなので、配偶者や子供も一緒に参列した方がいい
最終的な判断は、親(祖父母の子供)に相談して、その家庭にあった方法を選択するのが一番でしょう。
ですが、いくら縁遠かったといえども、祖父母がいなければ今の自分がいなかったというのを忘れずに。