祖父母の葬式!遠方だから行かないはアリ?孫としてのマナーを解説
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遠方だから、孫なのに行かないってアリなのかなぁ?

本来ならすぐにでも駆けつけたい、祖父母の葬式。

でも、遠方だと行ってその日に帰ってくるということができない。

色々予定もつまっているし、行かないという選択肢・・・孫という立場的にどうなのでしょう?

 

私は、幸い祖母宅までが近かったため、そんな疑問を持たずに来ましたが、そう友達に相談されました。

孫なら普通行くでしょ・・・。

そうは思ったものの、仕事も休まなければいけない、子供の学校も休ませなければ・・・忌引き期間はあっても急なので予定も色々。

これが1日で行って帰って来れるならばいいけれど、そうはいかない場合困りますよね。

 

今回は、祖父母の葬式が遠方である場合について

  • 出席の義務
  • 忌引き期間
  • 孫としてのマナー

などを解説したいと思います。

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祖父母の葬式が遠方である!行かないというのはアリ?

孫は、絶対に祖父母の葬式に参加しなくちゃいけないものなのでしょうか?
絶対に、孫が祖父母の葬式に出席しなくてはいけないという決まりはありません。

親の葬式に行かない人もいるくらいなので、絶対に・・・という決まりは一切ありませんが、これは親族の付き合いも関係するでしょう。

  • 小さい頃たくさんお世話になったのに
  • あんなに可愛がってもらったのに
  • 忌引き休暇の対象でもある関係なのに

そう思われても仕方がないということは、覚悟しなくてはいけません。

葬式

結婚式などの慶事より、葬儀などの弔事への参列は優先しなければならない・・・世間はそういう認識です。

親戚は一生の付き合いになるので、この時に行かなかったから永遠「あの時は・・・」と言われ続けた・・・ということになる可能性もありますからね。

 

そうよね・・・。

祖父母の場合って、忌引き休暇の期間って、どれくらいなのかしら?

忌引き期間はこちら。

忌引き期間

祖父母の場合、忌引き期間=3日間

 

 

つまり、遠方であろうと、地球の真裏でない限り、行って帰って来れるだけの余裕はあります。

今後の関係を考え、可能な限り出席したほうがいいでしょう。

 

移動時間がかかっても、葬式の前日には通夜がありますよね?

遠方なので、通夜には出席できないが、葬式だけ参加し、火葬の前に斎場を後にする・・・。

仮通夜があってからの通夜・葬式の場合、通夜にだけ出席して、葬式は遠慮して帰路につく・・・。

こういった方法もあるので、「祖父母のために遠方からかけつけ、一目でも火葬前に会えた・・・」これだけでも親戚の印象は違うでしょう。

 

ただ、このような場合行かなくても仕方ないのではないでしょうか?

祖父母の葬式の正当な欠席理由

  • 入院中
  • 感染の可能性がある病気
  • 長距離移動が厳しい体調不良
  • 妊娠中・臨月・産後すぐ
  • 子供の行事(運動会・お遊戯会など)

 

実際、このような理由で行かなかった方、いらっしゃいます。


主役だと、代わりもいませんもんね。


葬式には、年配の方も多くいらっしゃいます。

感染の心配がある場合は、あえて欠席したほうが親類側としても助かりますね。


本来ならば、妊婦であろうと出席可能だと思います。

ただ、

  • 「赤ちゃんが霊に取り憑かれる」
  • 「赤ちゃんにあざができる」
  • 「赤ちゃんがあの世に連れて行かれる」

のような迷信もある事実。

「妊娠中に行ったから親戚に怒られた」・・・という話も聞いたことがあります。

こういう問題は、近しい親戚(両親など)に相談してみた方がいいでしょう。

ただ・・・これ以外にも、妊娠中は遠方で何が起こるかわからない。

起こった時は、対応できる病院が近くにあるのかどうかも心配ですしね。

 

ただ、やはりこういう意見もあります。

親戚の人柄もあるでしょうが、その後の風当たり・・・そこは覚悟しなくてはいけません。

 

 

ただ、遠方だから、旅費もそれなりにかかります。

急な出費は大変厳しく、本当にお金がない場合、行きたくても行けない・・・ということも中にはありますよね?

その場合、少しでも誠意を見せると、気持ちとして伝わるのではないでしょうか?

 

祖父母の葬式を欠席する場合!孫としてのマナーは?

やむなく欠席する場合、じゃあ、やれることって何があるかしら?

やはり、参列できなくてもお悔やみの気持ちだけは伝えた方がいいでしょう。

以下のような方法があります。

  • 弔電を打つ
  • 香典を送る
  • 花や供物を送る

それぞれについて解説します。

弔電を打つ

NTT・郵便局・インターネットで申込みが可能です。

弔電

料金相場は、3,000 円〜5,000円程度

葬儀開始前までに、宛先を「喪主」として送りましょう。

ただ、祖父母といっても、弔電ではプライベートな話題ではなく、お悔やみや励ましの言葉にするのが一般的です。

香典を送る

孫から祖父母への香典は、一般的に1万円~3万円が相場となります。

行けない場合は、両親にお願いして立て替えてもらうという方法もありますが、郵便局の窓口で現金専用の封筒を購入して現金書留として送るのがいいでしょう。

香典

香典は、できるだけ早めに、喪主宛に送るのが一般的です。

その際に、祖父母が好きだったものを供物として一緒に送ってもいいでしょう。

花や供物を送る

遠方だから行けない代わりに、花を贈るのオススメです。

供花は2基で1対ですので、1基15,000円×2=30,000円ほどが相場になります。

ただ、供花は場所もとりますし、喪主の確認を取ってから贈るのがいいでしょう。

供花

この供花は、宗教上の違いもありますし、斎場と提携している業者もあるので、斎場の担当者に電話をして依頼するのが一般的です。

これは、通夜当日のうちに依頼しないといけません。

 

「遠方だから来られなかったけど、立派なお花を贈ってもらって、しっかりしているね。」

親戚から、そういう印象を受けることも可能でしょう。

 

これを読んで、やっぱり行こう・・・そう思われた方、こちらも参考にしてください。

関連記事)葬式で孫がやることは色々あるよ!手伝い5つを解説

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 孫だから絶対行かなくては、という決まりはないものの、欠席すると親戚からの風当たりが強くなる可能性はある
  • 祖父母の場合、忌引き期間は3日あるので、遠方だからというのは理由になりにくい
  • 入院中・感染の可能性がある病気・長距離移動が厳しい体調不良・臨月・産後すぐ・子供の行事などの場合は、行かなくても仕方がない
  • 基本的には遠方でも出席した方がいい
  • どうしても行けない場合、弔電を打つ・香典を送る・花や供物を送るなどをするのがマナー

 

遠方だから行けない。

事情は色々あると思います。

ただ、「遠くて旅費にお金がかかるから行けない」というのは恩知らずと取られても仕方がない部分はあるでしょう。

そのため、少しでも、祖父母に対する今までのお礼とお悔やみの気持ちを表すことで、印象は変わります。

弔電・香典・供花を安く見積もっても、3,000円+10,000円+30,000円=43,000円。

安くはない出費ですが、するとしないとでは親戚の捉え方も違うでしょう。

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