会社の上司に弔電を頼まれたんだけど、送り方がわからなくて。
それも社員のお父さんだから、さらにどんな文章にすればいいのか・・・・。
私も働いていた時、上司に「訃報があったから、あとは弔電を頼むね。」とだけ言われてわからないことだらけで困った経験があります。
弔電って電報のことよね?
いつ送るの?
マナーとかあるのよね?
など、上司に聞きにくく困った経験が・・・。
そこで今回は弔電について
- 届くのはいつが理想的?
- 送り方
- マナー
- 文例
- 間に合わない場合
について紹介します。
弔電はいつ送るのがいい?
弔電はお通夜前日に届くのが理想的。
遅くても告別式の開始時刻前までには届くようにしましょう!
お通夜や葬儀は遺族にとって、とても忙しいです。
弔電はお通夜や葬儀の際に読まれるので、通夜が始まる前日に届いておくと余裕をもって遺族が確認できるので助かります。
訃報の知らせがきたら、すぐに準備をしましょう。
また、早めに訃報を知って通夜まで日にちがある場合は、喪主の自宅に届けるのもいいでしょう。
詳しい情報がギリギリまでわからなかったりする場合もありますが、式の最中に弔電が届くのはマナー違反といわれています。
- 1月19日に逝去
- 通夜は1月21日18時
- 告別式1月22日11時
を例にあげてみましょう。
弔電の届くベストなタイミングの順番にすると・・・
- 1月20日に斎場へ
- 1月19日に喪主の自宅に
- 1月22日11時までに届くようにする
というようになります。
斎場がわからないとき
そんな時は、喪主のご自宅に届けるようにしましょう。
ですが、お通夜や葬儀準備などで不在の可能性も十分あります。
受け取り不備がおきないように、事前にご自宅送へ送ったと連絡することをオススメします。
弔電の送り方を解説
- 通夜・告別の時間と場所
- 喪主
- 宗派
- 差出人・宛名
- 送り方
などです。
通夜・告別式の時間と場所
弔電を送るときに届ける時間は重要です。
また、場所もわからないと届けることもできないので確認しておきましょう。
喪主
弔電は喪主宛に送ります。
斎場によっては、複数の通夜・葬儀をしているところもあるのでフルネームで送りましょう。
お名前の間違いはとても失礼ですので、誤字などがないよう心がけが大切です。
喪主の名前がもしわからないときは、
- (故人名)様 ご遺族様
- (故人名)家 遺族御一同様
などでもいいでしょう。
宗派
日本人に多い宗教は、仏教・神道・キリスト教などありますが、それぞれ使う言葉が違ってきます。
- 仏教・・・・「ご冥福をお祈りします。」や成仏・供養・往生など使い、蓮の花が描かれている台紙を使って問題ありません。
- 神道・・・・冥福・成仏・供養・往生・あの世などの仏教用語は使わず、「御霊のご平安をお祈りいたします」などを使います。
- キリスト教・・・・仏教用語や神道用語を使わず「心安らかにねむりにつかれますよう心からお祈りします」などを用いて、台紙はユリの花が描かれているのを使う場合もあります。
差出人・宛名
個人名・連名・団体名など故人との関係性などわかりやすく書きましょう。
弔電はたくさん届きます。
その中で遺族が見てもわかるように、
- 会社
- 学校
- 部署
- 肩書き
- 団体名
など書いておくと親切です。
連名で送る場合の記事はこちらです。
弔電を連名で!夫婦・兄弟など例を挙げ書き方や相場を解説
送り方
送り方には
- 電話
- FAX
- インターネット
の3つの方法で頼むことができます。
電話
局番なしの115で8時~22時まで年中無休。
17時までであれば、当日にお届け可能です。
はじめてのかたはオペレーターが案内してくれますので、安心して利用できますよね。
料金請求は電話代と一緒に請求されます。
インターネット
24時間対応で、午後7時までに頼めば当日お届け可能。
ネットは速やかに対応できるのが魅力的です。
FAX
専用の申し込み用紙があります。
それを出力し、必要事項記入してFAXをしましょう。
など、弔電サービスを色々やっているところがあります。
各業者を比べてみるのもいいでしょう。
次は手順です。
電話で頼むときの手順を例にあげるわね。
- 電話をかける
- 弔電を送りたいとを伝える
- オペレーターの質問事項に答える
STEP1 電話をかける
弔電を取り扱っている会社に電話をかけます。
オペレーターがでます。
STEP2 弔電を送りたいと伝える
オペレーターへはじめに、「弔電を送りたい」と伝えましょう。
電報には弔電の他に祝電など、いろんな種類があります。
はじめに何を送りたいか伝えると、その後がスムーズに進みます。
STEP3 オペレーターの質問事項に答える
通夜や告別式の時間など、先ほど確認しておいた内容をオペレーターが聞いてくれるので答えましょう。
何もわからなくてもオペレーターが順に質問をしてくれるので安心です。
中身の文章もいくつか候補をあげてくれますよ。
例文については、あとから説明しますね。
また、インターネット・FAXの時はすべて自分で入力・記入するという形になります。
弔電のマナー解説
- 告別式開始時刻までに届ける
- 長文にしない
- プライベートな話題はさける
- 敬称
- 使ってはいけない忌み言葉
などあります。
告別式開始時刻までに届ける
はじめにもありましたが、弔電は告別式が始まる時刻までに届くように手配をしましょう。
ギリギリでは遺族が大変ですし、告別式中だともっての外です。
長文にしない
弔電は本来、一言くらいのものが望ましいと言われています。
その理由として
- 多くの弔電を読み上げるので一言がいい。
- 参列者は長々と聞いているのも困る。
- 文字数で料金が変わってくるので、長文だと高額になる。
- 内容が雑多になりがちで気持ちを伝わりづらくなる可能性も。
などがあります。
もし、お悔やみの気持ちを多く伝えたいと思う場合は「お悔やみ状」をオススメします。
プライベートな話題はさける
遺族が知らないことを弔電に書いて、トラブルになったケースもあります。
あまり深入りした内容はやめましょう。
敬称
敬称とは故人と弔電の受取人の続柄を表します。
使ってはいけない忌み言葉
弔電では忌み言葉を使ってはいけません。
ご遺族の気持ちを考えると、忌み言葉には配慮がより一層必要ですね。
弔電の文例を紹介
その点は大丈夫!
弔電には文例が何通りもあるんですよ。
基本的な文例として、
ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
などあります。
次は
- 親戚
- 友人
- 会社関係
にわけて例文を紹介します。
親戚
最愛の○○様がお亡くなりになられたと聞いて驚いております。
そのお悲しみは、計り知れないものとお察しいたします。
心からお悔やみ申しあげます。
突然の訃報に接し、大変驚いております。
在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
友人
突然の悲しいお知らせに驚愕しております。
お別れにも伺えず、残念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。
訃報に接し悲しいばかりで、ご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます。
どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします。
会社関係
○○様のご逝去の報に接し、驚愕いたしております。
心よりお悔やみ申しあげます。
社員一同、ご生前をお偲びし、悲しみにたえません。
遥かにご冥福をお祈りいたします。
○○様のご訃報に、謹んで哀悼の意を表します。
ご遺族の皆様ならびに社員ご一同様に、心からお悔やみ申しあげます。
会社の家族に弔電をだす関連記事はこちらです。
会社からの弔電はどこまで?供花や香典を含め範囲やマナーを解説
親戚・友人に対する長文は親しみが込められても問題ありません。
会社関係は、取引先や役職など配慮しながら文章を確認しておきましょう。
また、弔電を取り扱っている会社は何通りも文章例があります。
弔電の文章は普段から使うことはなく慣れていない人が多いので、その文章例の中から自分たちの状況にあった文章を見つけるのがオススメです。
弔電が間に合いそうにない!そんな場合にできることは?
間に合わない場合は、弔電ではなく手紙(お悔やみ状)を書きましょう。
ギリギリになるまで告別式の時間がわからないときとか、実際にあります。
告別式に間に合うか一か八かで送ったりするのではなく、失礼のない形でお悔やみを伝えることが大切。
その際の手紙の宛名は喪主・ご遺族宛になります。
弔電はお悔やみの言葉を一言ぐらいですが、お悔やみ状の場合は長い文章で気持ちを伝えることができます。
お悔やみの言葉の他に、故人との思い出や遺族の方へ健康の配慮などいろいろありますよね。
初七日までに手紙をおくるようにして、あまり遅くに届かないようにしましょう。
弔電を送ったものの、香典も送りたいと思っている人はこちらの記事も参考にしてください。
最後に
まとめますと・・・
- 弔電は通夜前日に届くのが理想的。
- 遅くても告別式開始前までに届くことが望ましいです。
- もし送れそうなときは、弔電でなくお悔やみ状をおくりましょう。
- 文章は友人・親戚・会社と立場がそれぞれ違うことに注意して、考えます。
送る前準備として
- 通夜・告別の時間と場所
- 喪主
- 宗派
- 差出人・宛名
- 送り方
の確認をしておきます。
弔電のマナーは
- 告別式開始時刻までに届ける
- 長文にしない
- プライベートな話題はさける
- 敬称
- 使ってはいけない忌み言葉
いかがでしたか?
弔電の文書は馴染みがなくて、一見難しく感じてしまいそうですよね。
でも、弔電を扱っている会社には文章例であったり、オペレーターが手助けしてくれしてくれますよ。