私も、同じ理由で葬儀に参列できなかったことがあるわ。
でも、知ってて知らんぷりは、薄情な感じもして・・・。
そしたら、挨拶だけはしておいたら?
友達が亡くなったことを知り、本当ならすぐにでも駆けつけて最期に一目会いたい・・・。
そうは思っても、学生時代とは違い、遠方に住んでいたり家族の世話があったりすると急には動けないことも多々・・・。
そこで今回は、友達の葬儀に行けない場合、挨拶はどうしたらいいのか?
- 挨拶の必要性
- 電話での挨拶
- 弔電・メール・手紙
- 香典
- 後日挨拶
などについて、例文とともに一つひとつお話ししたいと思います。
友達の葬式に行けない!挨拶は必要?
基本的に、葬儀の案内を受けた場合、行けない時には欠席の挨拶を入れるのがマナーです。
ただ、これは喪主とも面識がある場合。
今回の場合、亡くなられたのが友達。
喪主となるご両親や配偶者と面識がある・なしでも異なります。
面識がある場合
子供の頃から仲が良かったり、家族ぐるみの付き合いがある場合、ご両親や配偶者とも面識があり、むこうも来てくれることを期待しているかもしれません。
一言挨拶の連絡を入れるといいでしょう。
面識がない場合
ただし、面識がない場合、訃報に際し気が動転していることも考えられます。
そんな時に、誰が誰か認識できないことも多々。
その場合には、わざわざ参列にできない断りの連絡を入れなくてもいいでしょう。
葬式に行けない時の挨拶!電話の入れ方は?
まず、電話を入れる場合ですが注意点がありますので、まず注意点から説明しますね。
- 重ね言葉
- 繰り返す言葉
- 直接的な言葉
などは、お悔やみ言葉としてNGです。
「重ね重ね」 「たびたび」 「いよいよ」 「またまた」 「ますます」
「再三」「再び」「なお」「追って」
「死ぬ」「死亡」「生きる」「生存」
たとえば・・・「死亡」は「ご逝去」、「生きている頃」は「お元気な頃」「生前」などといった言葉に言い換えましょう。
「ご無沙汰しております。
○○ちゃん(亡くなった友達)と仲の良かった○○○○(自分の名前)です。
この度は、突然の訃報にただただ驚き、言葉になりません。
おじちゃんとおばちゃん(ご主人・奥様)のお気持ちを思うと、もう何といって声をかけたらいいのか・・・。
すぐにでも駆けつけたかったものの、家庭の事情で都合がつかず、葬儀には参列できないんですが、また今度里帰りした際に伺わせていただいてもよろしいでしょうか?」
ここで伝えるべきは、
- 自分の氏名
- 友達との関係
- 行けないことを詫びる気持ち
下手に喪主をいたわる言葉やねぎらい言葉をかけすぎると、悲しみを倍増させてしまうことにもなりかねません。
また、通夜前で忙しいことも想像できますので、連絡は手短にすませるのがいいでしょう。
葬式に行けない時の挨拶!弔電例文を紹介
- 面識はないので、弔電ですませたい
- 遺族の気持ちを考えると、電話で話す勇気が持てない
- 電話が繋がらない
などといった場合には、弔電をうつのがいいでしょう。
突然の悲しいお知らせに驚き、信じられない思いです。
○○さんのあの笑顔を見れないと考えると、悲しくてなりません。
すぐにでも駆けつけたい気持ちだったものの、弔問かなわぬ非礼をお詫びし、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
あまりにも突然のことで言葉が見つかりません。
○○さんとは、もっとたくさんバカ話をし、笑い合いたかった。
聞いて欲しい話もたくさんありました。
すぐにでもお慰めに駆けつけたいところですが、今は遙かな地よりご冥福をお祈り申し上げます。
ただ、亡くなった友達の携帯やパソコンに、喪主がそのメールに目を通すということを期待はせず、気持ちを残すという意味ではいいかもしれませんね。
いつまでも大好きだよ。
○○ちゃん今までありがとう。
これからもずっと友達だよ。
今まで本当にありがとう。
天国から見守ってね。
など、故人へ向け、故人の携帯がまだ解約される前にメールを残してもいいでしょう。
葬儀に行けない時の香典はどうしたらいいのか?
- 実家の両親に葬儀に参列してもらい、自分の香典を出してもらう
- 葬儀に参列する友達に、香典をことづける
- 後日郵送する
- 後日香典を持って弔問に伺う
両親や友達に香典をことづける場合には、自分の名前と住所を受付で代筆してもらいましょう。
また、後日香典を持って弔問に伺うことも可能です。
後日挨拶に行きたい場合は?
まず葬儀後弔問に伺いたい場合、
- 自分の氏名
- 故人との関係
- 伺いたい日時
を伝え、相手の都合を聞きましょう。
そして当日は、喪服でなくてかまいません。
逆に喪服で行くと、相手よりも格式が高くなってしまうため、平服がベストです。
お菓子や果物・お花など、お参りの品物を添えて伺うと丁寧ですね。
最後に
ポイントをまとめます。
- 葬儀の案内を受けた場合、喪主と面識があるならば、行けない時には欠席の挨拶を入れるのがマナー
- 喪主と面識がなければ、欠席の連絡は入れなくても問題ない
- 重ね言葉・繰り返す言葉・直接的な言葉はNG
- 葬式に参列できない場合、弔電をうつといい
- 香典は、実家の両親に葬儀に参列してもらい、自分の香典を出してもらう・葬儀に参列する友達に、香典をことづける・後日郵送する・後日香典を持って弔問に伺うという方法がある
- 後日弔問に伺う場合、相手の都合を聞いてから
実際私は、友達が亡くなった際、独身だった友達のご両親とは面識がなかったので、特別連絡は入れませんでした。
ただ、参列する共通の友人がいたので、香典を立て替え出してもらうことをお願いしましたよ。
立て替えてもらった友人へは振込で返金し、後日友人数人で弔問にも伺わせてもらいました。