私は、少し黄色味がかった真珠で、叔母の一人はブラックパール、もう一人の叔母は普通の白で、うちの母は少しピンク味がかった真珠だったの。
だから、うちの母やもう一人の叔母は、真珠だったら何でもいいじゃないって揉めちゃって。
任せて。
真珠といっても、色や値段、玉の大きさまでそれぞれ。
その中で、葬式に適したものはどれ?と聞かれると、なかなかこれが一番!と答えられる方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、葬式でつける真珠について
- 色
- 大きさ
- 選び方
- 相場
- 偽物
など、気になるあれこれを一つひとつ説明し、最後にオススメを3点紹介したいと思います。
葬式でつける真珠の色は何色がいいの?
色について説明するわ。
もっとも葬式に適している真珠は、白です。
というのも、葬式ではアクセサリーがNGの中、どうして真珠のみ許されているのか・・・そこを考えるとわかります。
真珠は涙の象徴であり、白く丸い粒が悲しみを表すともいわれるため、葬式には適しているとされているんです。
ですが、葬式に適したアクセサリーとされるのは真珠の他にも、ジェット・黒珊瑚・オニキスなどがあります。
日本では、あまりジェット以外の黒珊瑚やオニキスなどは一般的ではありませんが、これはイギリス王室で用いられたのが伝わったとされているんです。
そう考えると、ブラックパール(黒真珠)も葬式につけるのは問題ありません。
ただ、真珠の中でもピンクパール(ピンク味がかった真珠)・ゴールドパール(黄色味がかった真珠)は、華美な印象にとられるため葬式では適さないんです。
また、色付き=贅沢品というようなイメージもあります。
つまり、これは葬式用として適した白い真珠のネックレス。
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これらは、葬式用としては使えませんが、ものとしては素敵なので、結婚式やパーティーなどでは品よく映えるでしょう。
葬式でつける真珠!ベストな大きさは?
真珠の大きさにも注意する必要があるわ。
葬式用としては、7〜8mmがベストですが、9mm前後ほどあるものもギリ大丈夫です。
ただ、それ以上に粒が大きくなると、カジュアルな印象も出てしまいます。
また、小さすぎる粒でいえば淡水パールもあるでしょう。
これは、形が不揃いだったりすることもあり、葬式用としては適しません。
すごく可愛いんですが、ファッション性の高いものとなり、葬式用には適さないんです。
真珠の必要性については、こちらをご覧ください。
葬式でつける真珠はどう選ぶ?
選び方として覚えておくことをオススメするわ。
- 長さ
- 形
- 装飾
長さ
真珠のネックレスは、40cmほどがベストです。
長過ぎたり、二連以上のものは葬式用として適しません。
形
- 形が不揃い
- 楕円形
- 大きすぎる
- 丸以外
のものは葬式用として適しません。
装飾
- 真珠以外の石(ダイヤなど)がついたもの
- テカリが強い
- 一粒パールのチェーンネックレス
- チャーム付き
など、これらは葬式用としては不向きです。
シンプルなチェーンに、一粒のパールなら・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に葬式ではアクセサリーはNG。
チェーンのネックレス自体が適さないんです。
つまり、葬式用としては、
- 白または黒
- 7〜8mmの玉
- 一連で長さが40cm程度
- 形が揃った
- 装飾なし
の真珠がベストということになります。
葬式でつける真珠の相場は?偽物でもいい?
相場も知りたいところだけど、本物じゃなくてもいいのかしら?
金額の幅は広くなりますが、5〜20万ほどの真珠がもっともよく売れています。
真珠のネックレスといっても、実はピンからキリまで。
というのも、同じような真珠でも宝石店のブランド名で値段が上下することもあるからです。
ただ、「高級なものは手が出ない」そんな方も多いでしょう。
値段が安い偽物でも1日2日程度の葬式等では問題ないものの、上記で説明したような
- 筋が入った
- 形が不揃い
- テカリが強い
- 色がついた(黒以外)
ものは適しません。
そのため、偽物であれ、「冠婚葬祭用」として販売されているものを選びましょう。
葬式用に!オススメ真珠3選
ただ、そんなに高いものは買えないし、オススメを教えて。
いくつか値段別に紹介するわ。
10,980円
こちら、イミテーションでも傷のない玉を選び、また玉と玉がぶつかって傷がつかないようシリコンゴムが間に挟まれた丁寧な作りのパールネックレスです。
少し粒は大きめではあるものの、これなら偽物でも恥をかくことはないでしょう。
50,000円
7.5〜8mmのアコヤ真珠です。
どうしてこんなに安くあるの?
小さな傷が入った玉があるために、この値段が可能となっているんです。
ただ、本当に小さな傷なので目立たず、粒もしっかり揃っているので問題なく使えます。
10万も出せないけど、本物が欲しいわという方にオススメの一品です。
153,000円
本物を望む場合、これくらいは考えておいた方がいいでしょう。
その中でも、花珠という傷がなく、形が丸く揃った花のような輝きを持つ真珠は美しさが違います。
ただ、偽物も多くあるので、鑑定書付き(真珠総合研究所)を選びましょう。
あとは、店や玉の大きさ・ネックレスの長さによっても値段は異なります。
また、少しでも傷が入ったものは花珠落ちとして値段が下がるので、そういったものも狙い目です。
最後に
ポイントをまとめます。
- もっとも葬式に適している真珠は白
- 黒真珠も葬式用としてOK
- 色がついた真珠はNG
- 7〜8mmがベスト
- 9mmほどあるものも大丈夫だが、大きすぎたり小さすぎたりするものはカジュアルな印象になりNG
- 40cmほどがベスト
- 一連がマナーで、二連以上のものは葬式用として適さない
- 形が不揃い・楕円形・大きすぎる・丸以外など、カジュアルな印象になるものはNG
- 真珠以外の石(ダイヤなど)がついたもの・テカリが強い・一粒パールのチェーンネックレス・チャーム付きなどは、不向き
- 5〜20万ほどの真珠がもっともよく売れている
- 同じような真珠でも宝石店のブランド名で値段が上下することもある
- 偽物でも問題ないが、筋が入った・形が不揃い・テカリが強い・白や黒以外は避ける
私は、二十歳の記念に祖母から真珠をもらいましたが、鑑定書付きで10万円だったと記載がありました。
また、うちの親は結納時、弟のお嫁さんに花珠を選び送っています。
このように記念品として、一生ものにもなる真珠。
一つたしかなものを持っておくといいでしょう。