手元供養とは?方法や分骨の手順・仏壇の必要性〜メリット・デメリットまで

供養

母は再婚し、私はお嫁に行った身だから、亡くなった後お墓が別々になるのが寂しくて。
母一人子一人が長かったから、亡くなった後も本当は私が供養したいと思うのは間違いなのかしら?
あなたが遺骨を全部もらうとなると、ご主人側の問題もあるだろうし、分骨してもらって手元供養するのなんてどう?
手元供養って何?
お骨を分骨してもらうとできるものなの?
お骨のある・なしに関わらず、手元供養はできるわよ。
ちょっと手元供養について説明するわね。

手元供養をしたいと思っても、知識がないとやり方がわからないし・・・と、諦めてらっしゃる方いらっしゃいませんか?

手軽にできることから、選ぶ人が増えているといわれる手元供養。

うちの実家でも、大きな仏壇を持つのではなく、手元供養を行っています。

今回は、そんな手元供養について

  • 方法
  • 分骨方法
  • 仏壇の必要性
  • メリット
  • デメリット

など、気になるあれこれをお伝えしていきたいと思います。

この記事でわかること(結論)

  • 手元供養は、遺骨や思い出の品を自宅に置いて供養する方法。遺骨を自宅で保管すること自体は法律で禁じられていない
  • 分骨は「火葬場で」「自宅保管中に」「納骨後に」の3通り。あとでお墓などに納めるなら分骨証明書をもらっておくと安心
  • 仏壇は必須ではないが、自分の亡き後に誰が遺骨を引き継ぐかは考えておきたい

手元供養とは?方法は?

手元供養って、どうやるものなの?
手元供養について説明するわね。
  • 故人をもっと近くに感じたい
  • いつでも手を合わせたい
  • 遺骨を手放したくない

などという思いから、故人の遺骨・思い出の品を供養の対象とし、自宅で供養することを手元供養といいます(自宅供養ともいう)。

手元供養

遺骨のある・なし・量は問いません。

遺骨・思い出の品・写真などを置き、故人のことを思い手を合わせる、これだけで手元供養になるのです。

 

分骨のやり方!遺骨をお墓から取り出すことも可能?

でも、分骨してもらって・・・となると、遺骨をお墓から取り出してってこともできるのかしら?
分骨ついて少しお話しますね。

遺骨は、四十九日や一周忌などの法要にあわせて、お墓や納骨堂などに納めることが多いです(納骨の時期に法律上の期限はありません)。

手元供養

そのため、分骨としては

  • 火葬場で分骨してもらう
  • 自宅保管中に分骨する
  • 納骨後に分骨してもらう(お墓や納骨堂から取り出す)

という3通りの方があると思います。

火葬場で分骨してもらう

火葬後に火葬場で分骨してもらう方法ですが、葬儀社に前もって相談した上で骨壷を必要数用意し、入れてもらう(自分で入れる)などしましょう。

ただし、分骨した遺骨をお墓や納骨堂に納めるのであれば、火葬場で発行してもらう分骨用の証明書(分骨証明書)が必要になります(墓地、埋葬等に関する法律施行規則 第5条)。手元供養するぶんには証明書は必要ありませんが、将来どこかに納める可能性があるなら、火葬のときに一緒にもらっておくと安心です。

 

分骨したい場合は、火葬の前に葬儀社へ伝えておくと、骨壷や証明書の準備をスムーズに進めてもらえるわよ。

自宅保管中に分骨する

火葬後、四十九日まで遺骨は自宅の祭壇に置かれ自宅保管することになります。

その間に、用意した骨壷へと遺骨をわける方法です。

ただ、自分で行うわけなので、こぼさないよう注意しましょう。

こぼしてしまっても、それは遺骨の一部、サッと拭き取り捨てるという行為もためらわれますしね。

納骨後に分骨してもらう

実はこの方法が一番大変です。
  1. 墓地や納骨堂の管理者に分骨証明書を発行してもらう
  2. お墓の魂抜き(お性根抜き・閉眼供養などともいう)
  3. 墓石を動かし骨壷(遺骨)を取り出す
  4. 分骨するぶんの遺骨を骨壷に移す
  5. 骨壷(遺骨)を元に戻す
  6. お墓の魂入れ

という手順が必要になりますが、その際にはお墓の名義人(祭祀承継者)や墓地の管理者の了承が必要ですし、自力で墓石を動かせない場合には石材店にお願いする必要があります。

 

納骨後に分骨してもらうって大変なのね。
やっぱり、分骨してもらったら仏壇がちゃんとあった方がいいのかしら?

それについては、次で説明しますね。

仏壇はなくてもいい?

手元供養の場合、宗派に基づいた仏壇などはとくに問われません。


自分の好きな形で供養するものなので、仏壇の有無は問わず、

  • 好きな形の仏壇
  • 仏具のみ
  • 骨壷のみ
  • アクセサリーなどにして身につける
  • 分骨せず写真や置物だけ用意

など、どんな形でも可能で、生活スタイルや好みに合わせてできるのが手元供養です。

 

手元供養をやるメリット・デメリット

手元供養は、やっぱり故人を身近に感じられることがメリットよね!

そうね。
ただし、デメリットもあるので、皆さんの声からメリット・デメリットを分けて説明します。

手元供養をやるメリット

  • 故人を身近に感じられる
  • お墓参りに行かなくても供養できる
  • 安上がり

手元供養

何より、故人を身近に感じられ、癒しになるのは気持ち的にも救われるでしょう。

可愛い置物にすることで、それに愛着が出て、また癒しになるっていいですね。

また、宗派やしきたり、仏壇など、決まりごとにとらわれるとお金もかかります。

それを好きな形でできる手元供養は、費用もグッとおさえることができるんです。

手元供養をやるデメリット

  • 夫の親など、仏壇を持つことになった時に、一家に二家族分の供養をすることになる
  • 子孫が手元供養を必要としない場合、邪魔になる

手元供養

宗派が違えば仏壇も違いますが、手元供養は仏壇が必要ないとはいっても、もし夫側・妻側両方の供養を自宅でするようになったら、困ってしまうんですよね。

このような迷信もありますし・・・。

また、自分は手元供養をしたいと思っていたとしても、自分にもしものことがあった後、その子供も手元供養を引き受けてくれるでしょうか?

分骨した遺骨を処分したいと思った場合、納骨する・散骨するなどという方法がありますが、納骨する場合には、分骨証明書(手元にないときは、火葬場や火葬した地域の市区町村に再発行ができるか相談)を納骨先へ提出する必要があります。

 

最後に

ポイントをまとめますね。

  • 故人の遺骨・思い出の品を供養の対象とし、自宅で供養することを手元供養という
  • 分骨するには、火葬場で分骨してもらう・自宅保管中に分骨する・納骨後に分骨してもらうという方法がある
  • 納骨後に分骨してもらうのは、色々な手続き等があり大変
  • 仏壇を持つかどうかは自由で、好きな形で供養できる
  • 故人を身近に感じられる・お墓参りに行かなくても供養できる・安上がり、などというメリットがある
  • 別な仏壇を持つことになった時に、一家に二家族分の供養をすることになる・手元供養を必要としなくなった場合、邪魔になる、などといったデメリットがある

 

分骨せず、すべての遺骨を手元供養することも、もちろん可能です。

自分にあったスタイルで供養できる手元供養、金銭的負担、仏壇設置場所問題の解消にもなるため、今後もっと増えて来るかもしれませんね。

 

よくある疑問(Q&A)

Q. 遺骨をずっと自宅に置いておいても法律違反になりませんか?

A. 自宅で保管するだけなら問題ありません。ただし、庭に埋めるなど、墓地以外の場所に遺骨を埋めることは法律で禁じられています(墓地、埋葬等に関する法律 第4条)。

Q. 手元供養の遺骨を、あとでお墓に入れることはできますか?

A. できます。分骨証明書や、火葬済みの印がある火葬許可証(いわゆる埋葬許可証)が必要になるので、大切に保管しておきましょう。

Q. 自分が亡くなった後、手元供養の遺骨はどうなりますか?

A. 引き継ぐ人がいないと、処分に困らせてしまうことがあります。お墓や永代供養墓に一緒に納めてもらうなど、エンディングノートなどで希望を残しておくと安心です。




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