初盆に何もしないのはアリ?起こりうる問題や最低限やるべきことは?
今年義父が亡くなり、初盆なんだけど、主人も義姉もやらなくていいんじゃないかっていうの。
嫁として口出ししにくい部分ではあるんだけど、初盆に何もしないって世間一般的にはアリなのかしら?
たしかに、嫁としてはなかなか口を挟みにくい問題だけど、モヤモヤするわよね。

 

私も数年前に(母方)祖母の初盆を手伝いましたが、準備からやるべきことが大変多く、本当に大変だった思い出があります。

やらなくていいならいいけど、やらずに批判されると一生モヤモヤしそうな問題ですよね。

そこで、初盆に何もしないという問題について

  • アリかナシか?
  • 起こりうる問題
  • 最低限やるべきこと

など、気になるあれこれをお話ししたいと思います。


初盆に何もしない!それってアリ?

やっぱり、初盆というのは世間一般的にいうと、ちゃんとするものよね?
ズバリ答えからいうと・・・

初盆は故人(亡くなった人)を偲んで行うものと考えられており、生きている人が困るというよりも、やらないと故人が困ると考えられているものなんです。

そのため、初盆をやらないとあとあと気になる・後味が悪いといったモヤモヤが残ることもあるでしょう。

初盆をしない

この方のように、何か起これば初盆をやらなかった生徒結びつけて考えてしまうことも・・・。

ただし、近年核家族がが進み、初盆をやらない人も増加傾向なんです。

 

詳しく説明すると・・・

初盆とは、故人が亡くなりはじめて迎えるお盆のことで、新盆ともいいます。

お盆には亡くなった方がこの世に帰って来るといわれていますが、その家に帰ってきた先祖(亡くなった人)をもてなし、お盆の間過ごしてもらい、冥福を祈る霊の供養期間でもあるんです。

その中でも初盆は、死後はじめて魂となり帰って来るため、故人が迷わないよう提灯を飾り目印として家へ迎え入れます。

初盆

ただし、初盆は四十九日後に行うものなので、死後四十九日がすんでいなけれれば、その年ではなく翌年が初盆となるんです。

 

これは仏教でのお話と思われがちですが、神道でも「新盆祭」「新御霊祭」などといい、仏教の初盆と同じようなことを行いますし、キリスト教の場合初盆はありませんがかわりの記念日(追悼式)があります。

じゃあ、仏教なら初盆をやるのが当たり前で、神道でも同じようなことがある。
キリスト教なら、別に初盆がないからしなくていいってことなのね。
ただ、仏教の中でも浄土真宗はやり方がちょっと違います。

浄土真宗の場合、お盆のことを歓喜会といい、初盆だからといって特別な供養はなく、ご先祖様を偲んで感謝する気持ちを持つだけでいいとされているんです。

つまり、同じ仏教でも浄土真宗の場合は、初盆をしなくてもいいというわけですね(したいならしていい)。

 

つまり、初盆は多くの仏教(浄土真宗以外)、神道の人が行うもので、宗教によっては行わなくてもいいというわけです。

 

実際、父方の祖母が亡くなった後、初盆はしていません。

というのも、生前祖母が入っていた宗教を、祖母の死がきっかけでやめることになり、遺骨も散骨。

無宗教になったため、初盆はせず、一周忌とされる日に親族で集まって祖母の想い出話しをしつつお食事会をしたのみです。

初盆をしないと起こりうる問題は?

でも、初盆をしないと、なんか問題が起こったりしないかしら?
いくつか考えられる問題をあげてみますね。
  • 初盆参りのお客さんが来る
  • お供えが届く
  • 親戚から怒られることも
  • バチあたりと思われることも

初盆

初盆には、葬儀に参列できなかった人、後から亡くなったことを知った人がお参りに来ることがよくあります。

その時初盆をやっていなければ、お互い気まずい思いをすることもあるでしょう。

また、家族は初盆をやらないつもりでも、親戚や知人から提灯やお供えが届くこともあります。

そして、「なぜやらない」と親戚から怒りをかうこともあるでしょう。

 

初盆に最低限やっておきたいこととは?

やらないならやらないで、何かと問題も起きそうね。
やらないにしても、最低限やっておいた方がいいことってあるのかしら?
まずは初盆にやることから見ていきましょう。
  1. 初盆の日を決め、菩提寺に予約する
  2. 初盆の案内状を出す
  3. 料理の手配をする
  4. 返礼品の手配をする
  5. お布施の準備をする
  6. 仏壇の掃除
  7. 迎え火・送り火の準備
  8. 盆棚の準備をする
  9. 精霊馬・精霊牛の準備
  10. 盆提灯の準備
  11. お供え物の準備

まず、ここまでの準備をします。

そして、

  1. 迎え火を焚く(お墓で迎え火を焚き、盆提灯に移して家に戻り、玄関前でも迎え火を焚く)
  2. 菩提寺から僧侶を迎え、お経をあげてもらいお布施を渡す
  3. 料理を食べる(帰られる方には返礼品を渡す)
  4. お墓参りに行く
  5. お供え物をたやさないようにする
  6. 送り火をする(精霊流しや灯篭流し)

といった流れになりますが、細かなやり方は地域によっても異なるでしょう。

初盆

本来やるべきことを知った上で、最低限やるべきことは、「これだけをやる」とご家族で決めるのもアリです。

つまり、

  • 僧侶のお経を省く
  • 迎え火・送り火のみ焚く
  • お墓参りだけ行く
  • 提灯のみ飾る

など、ご家庭に合った方法だけを選択するというのもいいでしょう。

やるやらないは、地方により異なるといいましたが、

「ご先祖様のために迎え火を焚いて、いつもより仏壇をきれいにして、お供え物を置き送り火で送り出す。」

これだけでも気持ちは違います。

やらないと決めるよりは、できることをやるというだけでも、気持ちが違いそうね。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 初盆は死後はじめて帰って来る故人が迷わないよう自宅に迎えるものなため、故人のために行うのが通常
  • 初盆をやらないと、モヤモヤが残ることも
  • 初盆をやらない人も増えている
  • 神道は初盆に変わる「新盆祭」「新御霊祭」があるが、キリスト教はない
  • 仏教の中でも浄土真宗は、初盆をしなくてもいい
  • 初盆は多くの仏教(浄土真宗以外)、神道の人が行うもので、宗教によっては行わなくてもいい
  • 初盆をやらないと、初盆参りのお客さんが来る・お供えが届く・親戚から怒られ、バチあたりと思われることもある
  • 初盆に最低限やることは、家族内で決めるといい

 

実際、初盆には何かとお金もかかるでしょう。

そのため、やらない人も増えていますし、住宅事情から簡素化している傾向もあります。

今一度、初盆の意味、やることを理解した上で、ご家族で答えを導き出すのがいいでしょう。