田舎では、町内会に入るのが当たり前。
そして、町内会に入ったら、葬儀の手伝いも町内会の近隣住民でまかなう・・・。
そういったことが普通にありますよね。
何をしたらいいのか、聞きやすい人がいるとまだ助かりますが、引っ越してきてそう日が経っていないと、誰にも聞けずに困ることって・・・田舎あるあるではないでしょうか?
主人の地元に引っ越してはじめて町内会で葬儀の手伝いをやることになったものの、義母はすでに亡くなっているし、義父はあてにならないし・・・。
聞ける人もいなくて、困っています。
町内会で葬儀の手伝い、慣れないとちんぷんかんぷんよね。
でも任せて!
やることはだいたい決まっているのよ。
今回は、町内会で葬儀の手伝いをやる場合に知っておきたい
- やること
- 喜ばれる炊き出し
- 流れ
など、知っておきたいあれこれを教えちゃいます。
町内会で葬儀の手伝い!やること6つを解説
そうですね。
だいたいは、決まっています。
- 受付
- 台所係
- 接待係
- 駐車場係
- 出棺の手伝い
- 会計係
など。
自宅でやる場合はとくに大変。
ただ、斎場でやる場合、駐車場係などは斎場で用意してくれることが多いので、そこの違いはあります。
受付
これは、会場の入り口付近で弔問客を出迎え、芳名帳に記帳いただき香典を受け取る係のことです。
自宅が斎場となる場合は、受付にするためのテントやテーブルを用意したりといった作業もあります。
台所係
弔問客や僧侶に、お茶や食事を出す必要があるんですが、オードブルを用意する場合はいいものの、手伝いが料理を作ることもあるんです。
また、湯飲みの数も限りがあるので、常に洗い物をしていたり、お茶菓子の買い出しといった役目もあります。
接待係
台所係からお茶や料理を受け取り、弔問客や僧侶に出したりといった接待をする必要がありますが、もちろん片付けも必要です。
何か足りないものはないかに目を配り、座り込んで話に夢中になってしまわない程度に、相手をしなくてはいけません。
駐車場係
先程申した通り、斎場の場合は必要としないこともありますが、自宅でやる場合は場所に限りもあります。
また、駐車場から自宅となる斎場が離れている場合は、送迎を必要とすることもあるので、ワゴン車などを運転する役目も考えておうた方がいいでしょう。
出棺の手伝い
これは、男手が必要です。
棺を町内会の男性陣が、親戚の男性陣に混じり、持って運んだりする必要がありますからね。
会計係
これは、受け取った香典を開け、
- 名前
- 住所
- 金額
を間違えないように控えていく必要があります。
受け取った香典がなくなった・・・、これは信用問題にも関わりますからね。
ただ、香典袋を開けられることに抵抗を感じる方もいらっしゃいますので、必ず喪主の確認を取ってから。
計算までは必要としない場合は、受け取った香典数と芳名帳の名前を照らし合わせて数を確認するくらいはしておいた方がいいでしょう。
ただ、行きたくない・・・そう思われる方も多いと思います。
そんな方は、こちらも記事も参考にしてください。
町内会で葬儀の手伝い!炊き出しはどうやる?
炊き出しって、どんなものを作ればいいの?
なんでも出せばいいってものじゃないのよ。
これにはマナーもあるから、覚えておいた方がいいでしょう。
出す料理といえば、通夜の後に必要となる「通夜ぶるまい」と法要後に必要となる「精進落とし」。
どちらも僧侶や弔問客(親戚)をもてなすものですが、精進落としの場合は、だいたい来る人数が決まっているので、一人ずつ仕出し弁当や懐石料理が用意されます。
そこで、町内会の手伝いで炊き出しが必要となるのは・・・通夜ぶるまいの方が多いんです。
中には精進落としの注文を喪主からお願いされ、出席者数の確認と注文をお願いされることもありますが、ここはその都度話し合ってからがいいでしょう。
- お寿司
- 天ぷら
- 刺身
- サンドイッチ
- いなり寿司
- 巻き寿司
- おにぎり
- 唐揚げ
- エビフライ
- 煮物
など。
昔は、肉や生の食べ物はいけないといわれていましたが、最近ではそう気にすることは少ないようです。
オードブルを注文しておくと楽できますが、煮物やサンドイッチ、いなりやおにぎりくらいは町内会で作っておいても喜ばれますよ。
町内会で葬儀を手伝う場合の流れとは?
そうね。
この流れもしっかり把握しておいた方がいいでしょう。
- 町内会の方が亡くなり、手伝いを要すると連絡が入る
- 自宅で行う葬儀になるのか、斎場で行うのかが決まる
まず、最初にここまで決まってから、町内会で動き始めます。
斎場で行われる場合は、自宅に一旦顔を出し、喪主の指示に従い通夜の前までに斎場に行けばいいのですが、問題は自宅葬の場合です。
自宅葬の場合
- 家を片付ける
- 座布団とスリッパ、湯飲み茶わんなどを用意(足りなければ、公民館や自宅から持って来る)
- 受付の準備
- 弔問客を迎える
- 案内する
- お茶を出す
- 通夜
- 通夜ぶるまい
- 片付け
ここまでが、通夜1日目の流れですが、これで終わりではありません。
続いて、葬儀当日の流れを説明すると・・・
- 受付
- 弔問客を迎える
- 案内する
- お茶を出す
- 葬儀
- 出棺
- 火葬場へ案内(町内会ではついて行かず、家に残る場合)
- 片付け
- 精進落としの準備
- 片付け
といった流れになります。
最後に
ポイントをまとめます。
- 受付・台所係・接待係・駐車場係・出棺の手伝い・会計係などを町内会で行う
- 出す料理は、通夜の後に必要となる「通夜ぶるまい」と法要後に必要となる「精進落とし」がある
- お寿司・天ぷら・刺身・サンドイッチ・いなり寿司・唐揚げ・エビフライ・煮物などを通夜ぶるまいで用意する
- 自宅葬の場合、準備から通夜の対応、葬儀の対応、片付けまでを手伝う
最初は何をしていいのかわからないと思いますが、町内会の新人は茶わん洗いに徹するだけでも喜ばれますよ。