【湯灌の儀】立会いの服装は?実際に見て感じた「必要か否か」

湯灌の儀というものをご存知ですか?

私、実際にこの目で見るまでまったく知りませんでした。

いきなり目の前で行われ出した光景に、なんといっていいのかわからなくなったのを覚えています。

湯灌って何なの?
湯灌とは、簡単にいうと、亡くなった方を通夜前にお風呂に入れることです。

お風呂に?

どういうこと?

聞いただけでは、なかなかわからないことも多いですよね。

 

そこで今回は、湯灌(読み方は「ゆかん」)について

  • やり方
  • 立会いの服装
  • 費用
  • 必要か?

などを解説したいと思います。


湯灌とは?

そもそも湯灌とはどんなものなのか、もっと詳しく聞きたいわ。
湯灌について説明しますね。

生まれたての赤ちゃんを産湯に入れるように、亡くなった故人を天国へと送り出す際に、身体や煩悩を清めるために行うものが湯灌です。

 

映画「おくりびと」をみて、はじめて知ったという方も多いのではないでしょうか?

湯灌の歴史は古く、古代インドで国王即位式の際、海の水を集めて頭頂に灌(そそ)いだ灌頂(かんじょう)の儀式が仏教界でも出家の際に儀式などとして行われるようになり、それが中国を経て日本へ伝わったといわれています。

湯灌のやり方は?

亡くなった方って、硬くて動かすのも大変そうでピンとこないんだけど、どうやってやるのかしら?
以下は、私が目にした葬儀場で行われた湯灌のやり方です。
  1. 湯灌をとり行うスタッフが、縦長プールのような浴槽を用意(棺くらいの大きさ)
  2. 外にトラックが到着し、窓からホースを入れ、浴槽に湯を注ぐ(薬品の入ったような湯)
  3. 「ただいまから、湯灌の儀をとり行います」とスタッフが挨拶をする
  4. 故人にバスタオルをかけ、服を脱がせる
  5. 故人を浴槽に入れる
  6. シャワーを使い、頭から足先までを洗う
  7. 浴槽から出し、身体を拭く
  8. 故人に着物(希望のお召し物)を着せる
  9. ドライヤーできれいに乾かし、化粧を施す

 

ここまでが、私が目にした湯灌の儀でした。

祖母が亡くなった際におこなったたので、スタッフも女性二人のみでしたよ。

湯灌の儀

この湯灌の儀には、地方によってもやり方が違うようで、

  • シャワー浴湯灌式
  • 身体を拭く清拭湯灌式
  • 身体を拭かない清浄式

などがありますが、病院においてアルコールで身体を拭くことを湯灌と呼ぶこともあります。

湯灌の儀に立会いは必要?服装は?

立ち会うものなのかしら?
葬儀場や自宅など、基本的にはどこでも行われるものなので、近しい親族のみ立会います。

ただ、絶対に立ち会わなければいけないというわけではなく、家族が立会いを断ることもあるでしょう。

 

大きなタオルで身体を隠すといっても、私が立ち会った際にも、チラリと身体が見えることがありました。

立会いの服装なんかにも、マナーってあるのかしら?
説明しますね。

立ち会う人の服装は?

基本的にはどんな服装でもかまいません。

 

私が立ち会った際は、通夜前でしたので、皆喪服でした。

自宅で行われる場合は、普段着でもかまわないでしょう。

湯灌の費用相場は?

いくらくらいかかるものなのかしら?
相場をお答えします。
  • 清拭湯灌式・清浄式→3~5万円前後
  • 清拭湯灌式・浴槽を持ち込む湯灌式→5~10万円前後

 

ちなみに祖母の時は、葬儀のセットプランに組み込まれていたものだったので、湯灌だけがいくらするもの・・・という話は伺っていないのですが、葬儀自体は300万円近くする相場よりも高いものでした。

湯灌の儀は必要か否か?

湯灌って、やったほうがいいものなのかしら?
これには賛否両論あります。

故人である祖母は、入院生活が長くお風呂にも入れていなかったので、すごく気持ち良さそうな顔をしているような気がしました。


こちらの方も、そう感じられたようですね。

 

ですが、立会いをした祖母の姉妹たちは、「晒し者みたいに皆の前で・・・」と、お怒りモードだったんです。

女性、とくに若い方の場合は、亡くなった後とはいえ人前で身体を洗われるということに抵抗がある人は多いかもしれません。


実際、何度も通夜前から参列したことのある私でも、湯灌の儀を実際に目にしたのはこれがはじめてだったので、浴槽まで使った湯灌の儀を行う方は少ないでしょう。

同様に、年配の親戚たちも「はじめて見た」といっていました。

湯灌の儀

そう考えると、身体を拭いてもらう程度でいいのかもしれない・・・そう思いました。

費用もかかりますしね。

最後に

まとめます。

  • 亡くなった故人を天国へと送り出す際に、身体や煩悩を清めるために行うものを湯灌という
  • 専属のスタッフが、専用の浴槽で故人の身体を洗ってくれる
  • 親族が立ち会う
  • 親族の服装は自由
  • 費用相場は、清拭湯灌式・清浄式→3~5万円前後、清拭湯灌式・浴槽を持ち込む湯灌式→5~10万円前後
  • 浴槽を使った湯灌を行う人は少ない

 

亡くなった祖母は湯灌をやってもらってよかったのかどうか、これは故人でないとわからないことですが、お風呂が好きな祖母だったので、気持ち良さそうに見えたのは・・・錯覚ではなかったような気がしますよ。

ただ、私が亡くなった際にもやってほしいかどうかというと・・・私は他人に全身を洗われるのにも抵抗がありますし、遠慮したいかなと思います。