遺影写真が無い!見つからない場合はどうしたらいいの?
祖父が亡くなり、今急いで遺影になる写真を探している最中なんですが、とにかく写真嫌いだった祖父が写っているものがないんです。

わかるわ〜。

今はスマホなんかでも手軽に写真を撮れるけど、昔の人って「魂を抜かれる」じゃないけど、写真嫌いの人多いですよね。

そうなのよ〜。

スマホ向けると怒る祖父だったから、とにかく写っているものが見つからなくて。

うちの祖母は、写真が数十年前の別人みたいなものしかなく、結局「若すぎる写真で図々しい」と皆が吹き出すような写真使っちゃったんだけど、それすらないと悩むわよね。

 

 

遺影写真がないとお困りの方、実際たくさんいらっしゃいます。

これが、生前にわかれば遺影用にと写真を撮ることができますが、亡くなってから気づくことも多々。

 

そこで今回は、遺影写真がない場合について

  • 遺影写真の必要性
  • 対処法
  • 現在の編集術

などをお話ししたいと思います。


遺影写真がない!そもそも飾らないとダメ?

祖父は生前、写真がそもそも嫌いだから、遺影写真を飾りたくないと言っていたのですが、飾らないという選択肢もありなのでしょうか?
遺影写真について、説明しますね。

基本的に遺影は、故人を偲ぶために用意される写真です。

葬儀の際はもちろん、葬儀が終わってからも、仏壇付近や床の間などに飾られることが多いでしょう。

 

ですが、この遺影は絶対ではないんです。

遺影写真がない

 

このように、故人が遺影を使わないでほしいという希望だったら、それでも大丈夫。

 

そもそも、日本に写真機材が持ち込まれたのが1843年で、庶民が写真を撮るという習慣が浸透してきたのは1860年以降といわれています。

そして、葬式で遺影に写真が使われるのが一般的になったのは、昭和40年代に入ってからといわれており、ごく最近のことなんです。

そのため、それより以前には遺影写真というものはなかったんですよ(遺影が肖像画の時代はあった)。

遺影写真がない

そっか!

写真技術がない時代から、葬儀は行われたんだものね。

そうですね。

遺影がなくても、遺族と葬儀社が納得すればOKでしょう。

 

ただ・・・ほとんどの葬儀社では遺影を用意し、その遺影に向かって故人を偲ぶようすすめます。

 

また、海外ではエンバーミング技術も進み、遺体をきれいに保存できるようになったのであえて遺影をなくし、棺の蓋をオープンにして弔問客に顔を見てもらうことで遺影の習慣自体がありません。

葬儀では遺影が絶対に必要、そういう認識があるのは日本ならではのことかもしれませんが、なければ弔問客が違和感を持つこともあるでしょう。

焼香の際、遺影を見つめながら手を合わせる人も多いですしね。

遺影写真が見つからない場合はどうしたらいい?

遺影を使わないという選択肢もあるけど、やっぱり違和感をもたれるし、葬儀社からはすすめられるってことね。

でも、本当に写真がなければどうしたらいいのかしら?

ない場合は、遺影を用意しない葬儀ももちろんありです。

でも、いくつか対処法もあるので、説明しますね。

  • 証明書(免許証など)の写真を使う
  • 最近の写真でなくてもいい
  • 大勢で写った集合写真もOK
  • 映像を写真に
  • 肖像画を描いてもらう

遺影写真がない

証明書(免許証など)の写真を使う

免許証などの証明書を、遺影として使うのもありです。

硬い表情の場合、加工技術で少し口角を上げたりといった修正をすることもできます。

また、背景を優しい色味に変えるだけでも、証明書を使ったということがわからなくなるでしょう。

財布の中だけでなく、名刺入れ・ポケット・引き出し、証明写真がどこにあるかさえわからないと大変ですよね。

 

また、写真素材は免許証でもなんでもOKで、

  • パソコンに残ったデータ
  • スマホ・携帯に残ったデータ
  • プリントした写真
  • プリクラ

などでも大丈夫です。

最近の写真でなくてもいい

遺影というと、生前故人の姿がわかるように、比較的最近の写真を選ぶ方が多いでしょう。

でも、実はこれ・・・故人が何歳の写真でもいいんです。

編集指示まで残してあるとは、さすがですね。

 

うちの祖母が亡くなった際86歳でしたが、遺影に使用した写真は50代のものでした。

大勢で写った集合写真もOK

故人が1人で写ったものや、正面を向いた写真じゃなくても大丈夫です。

大勢で写った集合写真も、故人だけをトリミング(切り取り)し、背景だけでなく服装や髪型を変えることもできます。

 

ちなみに、主人の祖母は遺影で集合写真を使いましたが、それが集合写真だったとはまったくわからない仕上がりで、着物を着てヘアスタイルを整えた姿になっていましたよ。

映像を写真に

ビデオカメラで撮影した映像が残っていれば、それをキャプチャ(画面切り抜き)して写真にすることも可能です。

細かな部分は、編集して遺影に適した感じへと変更もできますしね。

肖像画を描いてもらう

どうしても写真がない場合、葬儀社が画家にお願いし、肖像画を作成するシステムがあるところもあります。

(葬儀社によって異なり、ないところもある。)

  • 故人が若い頃の写真
  • 故人に似ている人の写真

などがあると、よりイメージが伝わりやすいでしょう。

細かな希望まで伝えられると、よりリアルに素敵な仕上がりになりますね。

 

ちなみに料金は、その提携画家やサイズによっても異なりますが、5万円前後〜となっています。

遺影写真はこんな編集が可能

もしもの時は、肖像画を描いてもらう方法もあるのね!

若い頃の写真ならあるかも。

でも、若い頃だと違和感ありすぎないかしら?

遺影写真は、こんな編集も可能なんですよ。
  • 背景
  • 髪型
  • 表情
  • 衣服
  • 向き
  • 白黒写真をカラーに
  • 若返り
  • 老け見え

などを編集で変えることができます。

遺影写真がない

つまり、80歳のおじいちゃんが結婚した頃の20歳の写真を使って、髪型・シミ・しわ・表情を変化させ、亡くなった頃に近い状態に編集して遺影にすることも可能なんです。

(ただ、若い頃の写真をそのまま使うのもありですよ。)

 

ちなみに、この写真編集費用をとる葬儀社とらない葬儀社、さまざまですが、ほとんどの葬儀社では無料サービスとして行なっているところが多いでしょう。

 

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 遺影を用意しないという選択肢もあり

写真がない場合、以下のような方法もある。

  • 証明書(免許証など)の写真を使う
  • 最近の写真でなくてもいい
  • 大勢で写った集合写真もOK
  • 肖像画を描いてもらう

写真編集技術は、

  • 背景
  • 髪型
  • 表情
  • 衣服
  • 向き
  • 若返り
  • 老け見え

など、無限大。

 

 

どうしても肖像画作成にはお金も時間もかかってしまうため、免許証など証明書の写真・集合写真・若い頃の写真などもない場合、遺影を用意しないという方法もありかもしれませんね。

ただ、それはあくまでも、どうしてもない場合。

そうならないように、終活がメジャーになってきた今、できるだけ生きている間にきれいな写真を残しておきたいですね。