生前葬に香典は必要?表書きは?気になるあれこれを徹底解説
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うちの会社の会長が生前葬を行うことになって、社員も参列することになったんだけど、生前葬なんてはじめてで・・・。
たしかに、生前葬という名前は知っていても、参列した経験のある人はまだまだ少ないからわからないことも多いわよね。
そうなの。
中でも、葬式といったら香典だけど、まだ亡くなってないのに香典って必要なのかしら?
たしかにそこは悩むポイントよね。

 

TVでは家族葬というのを見たことあっても、実際に参列した経験がある方は少ない現状。

そして、香典までは映し出されないため、誰にも聞けずモヤモヤとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、家族葬の香典について

  • 必要か否か
  • 相場
  • 表書き
  • 亡くなってからもまた必要になるのか?

など、気になる疑問をまとめましたので、参考にしてください。

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生前葬に香典は必要?

まだ生きているといっても、お葬式と名のつくものだから、香典は必要なのかしら?
実はこれ、それぞれ両極端の答えがあるんです。
  • 香典は必要ない
  • 香典は必要

2つの答えをそれぞれ説明します。

家族葬の香典

香典は必要ない

生前葬は生きている間に行うお葬式ですが、これはあくまでも本人主催。

なので、お葬式というよりも、イベントの一つと捉えると香典は必要ないという考えです。

しかし、香典が必要ない場合は、必ず「香典は不要」という説明があるでしょう。

生前葬の案内を確認し、主催者の意図を読み取ることが必要というわけです。

なので、香典は不要という案内があった時は、香典が必要ないということになります。

香典は必要

案内に香典の記載がなければ、包むのが基本です。

 

ただ、もっとも多いのが、香典ではなく「会費」として費用が決まっていること。

会費だったら費用は一律いくらと決まっているの?
そうね。
3,000〜10,000円くらいの会費となることが多いわよ。
でも、そういった記載がない場合、相場的なものも気になるわよね?

生前葬の香典相場は?

案内状に

  • 香典不要
  • 会費

の記載がない場合、香典を包む方が無難です。

その場合10,000円〜20,000円が香典相場となります。

とくに、会食などが催される場合、少し多めに包む方が多いようです。

家族葬の香典

ただ、香典について問い合わせをしても、生前葬の場合経験がある人の方が少ない状況であるため失礼にはなりませんので、

「香典はどうしたらいいでしょう?」

「生前葬の経験がなく、香典について教えていただけますでしょうか?」

などと、主催者または関係者に確認してもいいでしょう。

 

生前葬についてまだあまりピンとこられていない方は、こちらをご覧ください。
関連記事)生前葬とは?やり方やメリット・デメリットを紹介!実際にやった人は?

 

生前葬の香典!表書きは何と書けばいい?

じゃあ、香典を包む場合は何て書けばいいのかしら?
表書きについて説明するわね。
  • 会費制の場合
  • 香典として包む場合

それぞれのパターンがありますので、分けて説明します。

会費制の場合

受付で直接会費を支払う場合、封筒は必要ありません。

ただ、会場に行ってみなければわからないことでもあるため、念のため白い封筒に会費を入れておくのがベストです。

表書きは何もなくてもいいですし、会費と書いてもいいでしょう。

ただ、記帳台が設けてあるかどうかもそれぞれ異なるため、裏面に名前と住所の記載をオススメします。

香典として包む場合

まだ亡くなっていないので、不祝儀袋・祝儀袋・白無地どれでもかまいません。

ただし、それぞれ案内から

  • 死後のお葬式はしない・・・不祝儀袋
  • 生前葬をお祝い事と考えている・・・祝儀袋
  • 主催者の意図がわからない場合・・・白無地

など、主催者がどういう思いで生前葬を行のかという意図を読み取ることも必要です。

家族葬の香典

不祝儀袋

生前葬を完全なるお葬式と捉え、亡くなった後の葬儀は考えていないような場合には、不祝儀袋に

  • 「御花料」
  • 「御香料」
  • 「御香典」

と記載することをオススメします。

ただし、生前葬を長寿のお祝いと考えておられる場合、不祝儀袋だと失礼にあたるので注意が必要です。

祝儀袋

長寿のお祝いとして、これからももっと長生きしてもらうための生前葬という意図がうかがえる場合、生前葬はおめでたいこととなります。

その場合は、

  • 「御礼」
  • 「寸志」
  • 「御長命御祝」

などと記載し、祝儀袋でともに祝う気持ちを伝えることが重要です。

ここで判断を誤り、不幸ごとに用いられる不祝儀袋を用いてしまうと、早く死ねという意味なのか?と失礼になってしまいますからね。

白無地

お祝い事か、本当の葬儀代わりか、判断しかねる場合には白無地がいいでしょう。

この場合、無難に「お招きいただきありがとうございます」という気持ちを込め

  • 「御礼」

と記載するのをオススメします。

生前葬で香典を包んで葬儀でもまた香典は必要?

生前葬をして、亡くなってからまた葬儀をする場合もあるわよね?
その場合は、二度香典を包むことになるのかしら?
実際、これがもっとも悩む問題ですよね。

実はこれに関して、明確な答えはありません。

ですが、2度3度と結婚する(再婚)人にその都度ご祝儀を包むように、また香典を包む方が失礼になることはないでしょう。

会社関係や親戚間ならば、同じようにどちらも参列する方がいらっしゃるでしょうし、周りと合わせるというのも一つの方法です。

香典には必ず引き出物や香典返しというものがありますし、これもお世話になった方へ最後のお礼(気持ち)と考えてわりきるのが無難かもしれませんね。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 香典は不要という案内があった時は、香典が必要ない
  • 案内に香典の記載がなければ、包む
  • 会費を取ることも多い
  • 10,000円〜20,000円が香典相場
  • 主催者または関係者に、香典の確認しても失礼には当たらない
  • 会費として受付で直接会費を支払う場合、封筒は必要ない
  • 会費をどう支払うかわからない場合、念のため白い封筒に会費を入れておくのがいい
  • 死後のお葬式はしない・・・不祝儀袋
  • 生前葬をお祝い事と考えている・・・祝儀袋
  • 主催者の意図がわからない場合・・・白無地
  • 不祝儀袋の場合、「御花料」「御香料」「御香典」
  • 祝儀袋の場合、「御礼」「寸志」御長命御祝」
  • 白無地の場合、「御礼」
  • 生前葬をして、亡くなった後にも葬儀がある場合、また香典を包む・周りと合わせるのがいい

 

 

経験者が少ないがために、なかなか聞けない生前葬の香典。

色々なパターンがあるため、一概にはいえませんが、素直に「わからないので教えてください」と聞いても失礼にはなりません。

迷った際には、主催者や関係者に尋ねるというのもいいでしょう。

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