どうしよう!
今日、葬儀なのに袱紗がないことを忘れてたわ!
・・・・え?
なくてもいいの?
すぐに用意できるってことよ!
前もって準備しておくほうがいいけど、突然の事でどうしようもないってときあるでしょ?
そんな時は、いろんな方法があるのよ。
準備はしていたほうがいいと思っていても、忘れがちな袱紗。
ついつい、礼服や香典のほうを先に考えてしまいますよね。
葬儀は、結婚式のように予定が決まっているわけではありません。
なので、いざ!というときのために、用意していたほうが安心です。
でも・・・袱紗を用意するときに、めったに買うものじゃないから
「どんな物を用意すればいいの?」
「どこで買うの?」
などわからない人もいるでしょう。
実際、わたしも社会人になって先輩に教えてもらうまでは、わかっていませんでした。
そこで今回は袱紗について
- 袱紗って?
- なんでいるの?
- 用意できないとき
- 袱紗の代用品
- 購入できるところ
を紹介します。
参考にしてくださいね。
そもそも袱紗はないといけないの?
必要なのは香典だから、袱紗はなくても・・・とか思っちゃう人もいますよね。
何を隠そう私がそうでした。
今思えば失礼ですよね。
香典をむき出しで持っていくのはNG!
袱紗には、ちゃんとした役割や意味があるんです。
袱紗とは
そもそも袱紗は、お葬式や結婚式でお金を包んでる、布のことで、
- 絹
- 縮緬(ちりめん)
などで作られたものが一般的ですが、最近ではお値段の安いポリエステル製のものもあるんです。
金品や大切なものを覆うために使います。
たとえば、葬儀や通夜の時に用意する香典や熨斗袋などで、「ふくさめる」という言葉から袱紗となったといわれているんですよ。
「ふくさめる」とは、「柔らかくものを包む、ふわりと折りたたむ」という意味合いがあります。
どうして必要なの?
袱紗の意味でもあったように「大切なもの」を包む道具です。
なので、受け取る人に失礼がないようにするために、香典などを袱紗で包みます。
また、
- 香典を汚さない
- 折れ目などが付かないようにする
- 先方に対して、悲しみを共にしているという表れ
- 相手に対する礼儀と心遣い
など丁寧に扱うことができて、相手に対して「大切に扱っていますよ。」という意思表示にもなるといわれているんです。
目上の人が多く出席される葬儀やお通夜ならなおのこと。
1度、格式の高い葬儀の受付をしたことがあるのですが、袱紗を持ってこられてるひとが大半だったのを覚えています。
代用できるものがあるのよ。
説明するわね。
袱紗がない時に代用可能なものとは?
突然の不幸ごとで、袱紗を用意する時間がない!
そんな時、袱紗の代わりとして使えるものがあるんです。
- ハンカチ
- 小さな風呂敷
があります。
ハンカチなら家に何枚でもあるわ!
袱紗がないから、この赤のハンカチで・・・・。
赤はやめた方がいいわよ。
代用品と行っても、色には注意しなくちゃいけないの。
詳しく説明するわね
代用品の色
通夜や葬儀に持って行くのに、派手な色の袱紗は見たことないですよね?
それと同じで、代用するハンカチや風呂敷にも色に注意しましょう。
- 白
- 黒
- 無地
- フリルがないもの
が好ましいです。
また、外出中で白や黒のハンカチがないというときは、暗めの色を用意しましょう。
香典の包み方
最近の袱紗は、金封袱紗のようなケースタイプのものが便利ということで、使っている人がおおいです。
私もよく見かけます。
では、ハンカチのように布一枚の時は、どんなふうに包めばいいの?
とわからない人もいますよね。
次は、我が家の袱紗(爪・台付き)で包み方を紹介します。
参考にしてくださいね。
STEP ① ハンカチをひろげる
ハンカチをひしがたに広げて、中央に香典をおきます。
STEP② 右側をたたむ
香典の右面に沿って、ハンカチをたたみましょう。
STEP③ 下をたたむ
次は香典の下面にそって、たたみます。
STEP④ 上をたたむ
次は上面にそって。
STEP⑤ 左をたたむ
最後に左をたたんで、余った生地はくるむようにしましょう。
これを逆にたたんでしまうと、慶事用になってしまうので注意しましょうね!
袱紗はどこで購入できる?
袱紗はそんなに何回も買うものではありません。
なので、どこで購入できるかなど気にする機会が少ないですよね?
いざ買おう!となっても、どこにあるんだろう・・・・と私もなりました。
袱紗は意外と、いろんなところで購入できるんです!
- コンビニ
- スーパー
- ドラッグストア
- ホームセンター
- 100均
などです。
ちなみに、近所のセリアにはこんな袱紗がありました。
他にもネット通販でも販売しています。
これは金封袱紗。
今は、金封袱紗が販売されていることが多く、風呂敷タイプは見かけることが少ないです。
正解!
詳しく説明していくわね。
袱紗を選ぶときは
- 色
- 形状
この2つに気をつけましょう。
色
先ほど、ハンカチの時に説明したように、派手な色は選びません。
色は寒色系にしましょう。
また、紫だけは弔事と慶事の両方で使えます。
形
袱紗は大きく分けて3種類の形に分けられます。
- 金封袱紗
- 爪付き袱紗
- 台付き袱紗
ただ、金封袱紗は多くの金額を包む時、入りにくいです。
その時は、爪付き袱紗や台付きなどの風呂敷タイプのほうが、丁寧に包めるので気をつけましょう。
こちらも参考にしてください。
最後に
袱紗についてまとめました。
- 袱紗は絹や縮緬でつくられた布のこと。
- 袱紗を使うことで、受け取る相手に失礼がないようにする。
- 代用品はハンカチと小さめの風呂敷。
- 色は寒色系にする。
- 袱紗には金封袱紗、爪付き袱紗、台付き袱紗の3種類
- 入れる金額がおおい場合は金封袱紗はさける。
いかがでしたか?
袱紗は故人への礼儀も含まれています。
いざという時に、慌てないように用意しておくのもいいでしょう。