初七日は、葬儀・火葬後にやることもあるわよ。
でも、葬儀でも香典包んで、初七日でまた香典出さなきゃいけないのかしら?
任しとき〜。
私が説明するわ。
葬儀でも香典包んで、また初七日でも?
そういう思いを持たれる方も多いでしょう。
そこで今回は、初七日の香典について
- 葬儀後に行う場合
- 香典相場
- 表書き
- 渡し方
など、気になるあれこれを一つひとつ説明したいと思います。
初七日の香典!葬儀後に行う場合も必要?
葬儀の香典と、初七日の香典はまた別もの。
つまり、初七日が葬儀後であれ、別な日であろうと、香典は必要というわけです。
葬儀の際、受付へ出す香典とは別に初七日用香典を用意する必要があるんです。
初七日の香典相場は?
葬儀時に包んだ香典の半額が目安となります。
つまり、1万円を葬儀で包んだら、初七日では5千円。
5千円だと、2千5百円ってこと?
注意点
- 偶数で割り切れる数
- 4や9は死・苦を連想する
- 小銭は用いない
という点に注意しなければいけません。
つまり、1万5千円だと、1万円札一枚と5千円札一枚ではお札2枚になってしまうのでNG。
2千5百円だと、2という偶数もよくない上に5百円という小銭を用いるのは非常識。
そこで、1万5千円を包むのであれば、5千円札3枚を用いるか1万円にしてしまう。
2千5百円は避け、3千円にするなどして対応しましょう。
ただ、香典は多く包めばいいというものではありません。
香典が多い=その分お返しも多く、となりますからね。
また、初七日が別日で金額に悩まれた際、初七日後に食事があるかないかで考慮したり、配偶者や子供がいる場合等はさらに上乗せすることもあります。
初七日の香典!表書きは?
火葬後は「御仏前」と勘違いされる方がよくいらっしゃいますが、四十九日までは「御霊前」と書きます。
(ただ、浄土真宗の場合は「御仏前」。)
しかし、初七日が葬儀後に行われる場合、「御霊前」として葬儀の際に香典を出してしまっていますよね?
同日の場合、2つの香典を用意し、中身がわからなくなってしまうことも。
そうならぬよう、初七日用の香典には、「初七日 御霊前」と書くといいでしょう。
初七日の香典!渡し方は?
葬儀後に初七日がある場合
葬儀の受付に初七日の香典を出せる場合や、初七日専用の受付が設けられる場合があります。
最初から同日に初七日を行うことがわかっている場合、葬儀の香典を出す際に受付で初七日分も一緒に出しても問題ありません。
また、葬儀時に初七日の香典を出していない・初七日に受付がない場合などは、喪主に聞いても問題ないでしょう。
別日に初七日がある場合
受付が設けられることがほとんどです。
そのため、受付で出すといいでしょう。
ただ、少人数で受付が設けられていない場合には、喪主にお悔やみの言葉「心ばかりですが御霊前にお供えください。」などをかけて渡しても問題ありません。
ただ、基本的には、初七日法要の始まる前がベストです。
最後に
ポイントをまとめます。
- 初七日が葬儀後であれ、別な日であろうと、香典は必要
- 初七日分も上乗せして葬儀の際に包むのではなく、初七日用香典を別に用意する
- 初七日の香典相場は、葬儀時に包んだ香典の半額が目安
- 香典金額では、偶数で割り切れる数・4や9、小銭は用いない
- 四十九日までは「御霊前」と書くが、浄土真宗では「御仏前」
- 葬儀と同日に初七日が行われる場合、「初七日 御霊前」としてもいい
- 葬儀の受付に初七日の香典を出せる場合や、初七日専用の受付が設けられる場合がある
ちなみに、私の経験上でいえば、葬儀・火葬が終わった同日に初七日も行われたことが多く、その際は斎場スタッフが受付に立っていらっしゃいました。
また、近しい親戚のほとんどは、葬儀の香典を出す際に初七日用香典も出していましたよ。
目安としては、上記で説明した通りで問題ありませんが、皆どうしているのか聞いても失礼には当たらないので、まわりに聞いてみるのもいいですね。