一周忌を欠席する場合も香典は必要?連絡はどうしたらいい?
祖母の一周忌案内を受けたのですが、その日は子供のピアノ発表会と重なり、行けそうになくて・・・
欠席してもよいのか悩んでいます。
また、香典はどうするべきでしょうか?
悩むわよね。
同じ様に、「孫」の立場だと悩む人も多いもの。
それでは、実際どうなのか、また香典などに関しても説明するわね。

一周忌を欠席する場合・・・
「そもそも欠席してもよいのか?」
「香典はどうすべき?」
など疑問が多いのではないでしょうか?

実際、私も孫の立場で一周忌への出席が出来なくて悩んだ経験があります。
私の場合、遠方に住んでおり、家族や親戚の理解もあり問題はありませんでしたが、そう簡単にいかないご家庭もあるようです。

そこで今回は、一周忌を欠席することに関して、

  • マナー違反になるのか
  • 香典は必要
  • 連絡の仕方

などを紹介しますので、参考にしてくださいね。


そもそも一周忌を欠席するのはマナー違反?

そもそも一周忌を欠席するのはマナー違反なのでしょうか?
結論からいうと・・・

 

基本的には、出来る限り参列するのがマナーとされます。

ただし、やむ得ない事情などで欠席する場合もあるでしょうから、その点に関してものちほど紹介しますね。

 

それでは、どうして出来る限り出席すべきなのか?
その理由として、まず「一周忌の意味」を知っておく必要があるので説明します。

一周忌の意味
一周忌とは、故人が亡くなってからちょうど1年目となる、祥月命日(故人が亡くなった日と同じ月日)に行う法要です。

 

ちなみに・・・
本来一周忌は、亡くなった日と同じ月日に行うとされ、平日に行うこともあります。
しかし、近年は、会社や学校の休日などにあわせ、前倒しの土日に行う人が増えているようです。
ただ、お寺との兼ねあいもあり、うまく予定が組めない場合は、1ヶ月ほどはやまることもよくありますよ。

一周忌

この一周忌は、年忌法要の中でもっとも重要とされており、一周忌を終えると喪の期間も終わり「喪が明ける」ことになります。

また、一周忌は親族やごく親しい友人、知人が招かれることが多いです。
そのため、とくに近しい血縁関係者は、一周忌に参列するものと考えられます。

一周忌に関しての詳しい記事も参考にしてください。
一周忌には何するの?法要の流れや時間をわかりやすく解説

 

そうなんですね。
私の場合、「孫」という立場になるので、かならず出席すべきでしょうか?

難しい問題だけど・・・

 

「絶対に出席すべき」といった、決まりなどはありません。

さきに述べたとおり、「出来る限り参列するのがマナー」ですが、やむ得ない理由などがあるのなら仕方ないでしょう。

その理由として、以下のものが挙げられます。

欠席する理由の一例

  • 病気
  • 遠方に住んでいる
  • 試験・受験
  • 学校行事(修学旅行・運動会など)
  • 仕事の都合

など、やむえない理由がある場合は仕方ないでしょう。

酷い風邪やインフルエンザなど感染の恐れがある場合、周囲への迷惑も考えて欠席すべきでしょうね。


正当な理由にはならないかもしれませんが、家族の承諾もあり、故人を偲ぶ気持ちがあればムリに出席することもないかもしれません。

 

ただし、その家によって考えはさまざまです。
たとえば、孫の出席は不要という考えの家もあれば、孫も出席すべきという考えの家もあります。

また、試験勉強などの理由は通らない場合も。
そのため、ご家族や年長者に前もって相談することをオススメします。

なるほど。
仕方ない理由があれば納得してもらえそうですが、事前に両親へ相談してみます。
「孫」の立場でお悩みの方は、こちらの記事もどうぞ!
法事を孫が欠席するのは非常識?上手な伝え方と対処法を解説

一周忌を欠席する場合の連絡方法は?

一周忌を欠席する場合の連絡はどのようにすべきでしょうか?
その点について説明すると・・・

 

まず、やむを得ない理由で一周忌を欠席する場合、案内状が届いたら早急に出欠席の返事を連絡するのが大切。

その理由は、施主は法事当日に必要な引き出物や会食などの準備があるため、連絡をすぐにしないのはマナーに反するからです。

それでは、欠席することを伝える連絡方法として、

  • 電話
  • 返信ハガキ

がありますので、それぞれ紹介しますね。

一周忌の断り

電話

一周忌の連絡が電話であった場合や、お詫びの手紙を書く時間がない場合、直接電話で欠席する事情を説明してお詫びを入れます。

この際、後日お参りに伺う予定ならその旨も伝えるとよいでしょう。

もし欠席の理由が病気によるものなら、具体的な内容を話すのは控え、施主やご遺族に心配をかけない気配りも忘れないようにしてください。

電話でのお詫びの入れ方も紹介しますので、参考にしてくださいね。
みなさんお元気でしょうか?
この度は一周忌のご案内を頂きありがとうございました。
大変申し訳ありませんが、あいにく当日は仕事の都合でやむをえず欠席させていただきます。
近いうちに是非お参りさせていただきたいと思います。

返信ハガ

欠席する場合の返信ハガキは、出席時よりも早目に出しましょう。

返信ハガキで欠席することと、後日香典、もしくはお供え物などを送る旨も伝えます。
ハガキと香典を同封する方法もありますが、別便で送る方が丁寧です。

また、香典やお供え物などと一緒に手紙を同封する、ハガキで欠席を伝えるだけでなく、お詫びの手紙を送ることでより誠意のある対応になります。

それでは、返信ハガキの書き方も説明しますね。
返信ハガキの書き方

返信ハガキは「出席」か「欠席」に〇をつけるようになっていますが、この際に気をつける点があります。

まず、〇だけつけ、そのまま返信しないよう注意してください。

返信ハガキには、表面・裏面とあり、それぞれ注意する点がありますので説明します。

返信ハガキ表面(宛名面)での注意点

施主の住所・氏名が記載されている部分、「○○行」や「〇〇宛」となっている箇所
→「行」や「宛」を二重線で消して「様」と記入する

返信ハガキ

返信ハガキ裏面(通信面)での注意点
  1. 欠席となるため、「御出席」の箇所は二重線で消す
  2. 「御欠席」の箇所は、「御」だけを二重線で消し、「欠席」に〇をつける
    この時、欠席のうしろには「させていただきます」とつけ加えるのを忘れないように
  3. 「御住所」の「御」を同じく二重線で消し、「御芳名」の「御芳」も二重線で消す

ここまで行なってから投函しますが、可能ならハガキ裏面に一周忌案内へのお礼と簡単な欠席理由、お詫びを記載するようにしましょう。

返信ハガキ

その文例も紹介するので、参考にしてくださいね。

 

御連絡いただき誠にありがとうございます。
この度お参りさせていただく予定でしたが、仕事の都合でやむをえず欠席させていただきます。
大変申し訳ございません。
法要には伺えませんが、後日あらためて、お伺いさせていただきたいと思っております。

 

一周忌のご通知ありがとうございました。
誠に申し訳ありませんが、当日やむをえない理由があり欠席させていただきます。

 

上記のように返信用ハガキに記載する簡単なお詫びではなく、あらためてお詫びの手紙を書く場合に気をつけることも次に紹介しますね。

お詫びの手紙を書く際の注意点!文例も紹介

さきに述べましたが、一周忌は遺族にとって大切な行事です。
そのため、招待されたのに出席できない場合、お詫びの旨を手紙で送るのはマナーとなります。

その際、欠席する理由も記載すべきでしょうか?
間柄などにもよりますが・・・

 

欠席する理由を簡潔でも記載することはマナーです。

ただし、欠席の詳細な理由を伝える必要はなく、「やむを得ない理由で欠席いたします」など、簡潔に述べるのみでかまいません。

また、お詫びと欠席理由を書くだけでなく、一言添え書きをするのも大切です。

それでは、文例も紹介しますね。

 

一周忌法要にお招きいただき心からお礼を申し上げます。

本来であればお伺いすべきですが、やむを得ぬ理由により欠席させていただくことをお許しください。

当日にお参り出来ないこと大変残念に思いますが、○○様のご冥福をお祈りさせていただきます。
また、後日改めてお伺いさせていただきたいと思っております。

故人の冥福と、ご家族皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

この度は亡き○○様の一周忌法要にお招きいただきありがとうございます。

当日どうしても都合がつかず欠席させていただくことをお許しください。
大変申し訳ございません。

心ばかりのものを送らせていただきましたので、御仏前にお供えくださいますようお願い申し上げます。

法要当日はお参りできませんが、○○様のご冥福をお祈りさせていただきます。
また、後日改めてお伺いし、お参りさせていただきたいと思っております。

時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。

 

手紙の詳しい書き方や文例、用意する紙などに関してはこちらを参考にしてくださいね。
香典を郵送する際は手紙も添えて!相手別文例を徹底まとめ

 

欠席の連絡を終えたら別送で、お香典やお供え物を送るのが礼儀です。

それでは、その香典やお供え物に関して次に詳しく説明しますね。

一周忌を欠席する場合も香典は必要?相場も紹介!

一周忌を欠席する場合も香典は必要なのでしょうか?
結論からいうと・・・

 

香典は送るのがマナーです。

その場合の香典は、出席する場合と同額とします。

香典

そうなのですね。
ではどのくらい包めばよいのでしょうか?

それでは、故人との関係性別・年代別に相場を紹介しますね。

一周忌の香典相場

まず、香典とは、お線香やお花の代わりに、故人の霊前に供える金品のことです。

香典額は故人との関係性や年齢などで違いがあるため、その点をふまえて香典の相場を大まかにでも覚えておくといいでしょう。

故人が両親の場合
  • 20代・・・10,000〜50,000円
  • 30代・・・10,000〜50,000円
  • 40代以上・・・10,000〜100,000円
故人が祖父母の場合
  • 20代・・・3,000~10,000円
  • 30代・・・3,000〜30,000円
  • 40代以上・・・3,000〜30,000円
故人が兄弟姉妹の場合
  • 20代・・・10,000〜30,000
  • 30代・・・10,000〜30,000
  • 40代以上・・・10,000〜50,000
故人が叔父・叔母の場合
  • 20代・・・3,000〜10,000円
  • 30代・・・3,000〜20,000円
  • 40代以上・・・3,000〜30,000円
故人が親戚の場合
  • 20代・・・3,000〜10,000円
  • 30代・・・5,000〜10,000円
  • 40代以上・・・5,000〜10,000円
故人が友人・知人の場合
  • 20代・・・2,000〜5,000円
  • 30代・・・3,000〜10,000円
  • 40代以上・・・3,000〜10,000円
故人が隣近所の場合
  • 20代・・・2,000〜5,000円
  • 30代・・・2,000〜5,000円
  • 40代以上・・・2,000〜10,000円

香典を送る場合は、上記の相場を参考にして、会食も欠席することになるため、控えめにお包みしてもいいでしょう。

 

もし欠席する場合には、香典のほか、お供物やお花を送ることができます。
どちらを選んでも問題ありません。
地域によっては両方を準備する場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

お供物やお花を送る場合、気をつけることはありますか?
いくつかあるので次に詳しく紹介するわね。

お供物やお花を送る場合の注意点!相場は?

お供物やお花を送る場合に気をつける点として、

  • 送る時期
  • お供え物の選び方

などがあるので、それぞれ詳しく説明しますね。

お供物やお花を送る時期

お供え物は早目に送るのがマナーとされます。

ご遺族が御仏前に飾ることを考え、一周忌前日の午後に届くようにするのがベストです。

くれぐれも、一周忌が終わったあとに送らないよう注意しましょう。

お供え物の選び方

お供え物を選ぶポイントとして、お相手の手間や都合を考えることは大切です。

基本的には、食べ物やお花が望ましいとされています。
ただし、食べ物であってもお肉やお魚などの生ものは選ばないようにしてください。
また、発送することも考え、賞味期限が短いものは選ばないようにしましょう。

ちなみに、ロウソクやお線香も適しています。

お供え物に関する記事も参考にどうぞ!
葬儀後に訪問する際の服装は?お供えや挨拶などのマナーを解説

 

相場はどれくらいでしょうか?
参考までに・・・

 

一般的な相場は、3,000〜10,000円ほどです。

あまり高価なものを用意してしまうと、ご遺族の負担にもなるので、適度な金額にも配慮しましょう。

 

食べ物やお花の場合、具体的にどのようなものがよいでしょうか?
それでは、具体例で紹介するわね。
食べ物の場合

食べ物の場合、日持ちがし、常温保存ができるものを選ぶとよいでしょう。
また、故人のお好きだった物を選ぶのもよいですね。

お菓子

個別包装されているものが好ましく、シンプルで落ち着きあるデザインのものが喜ばれます。

  • 和菓子・・・おかき・おせんべい・水ようかん
  • 洋菓子・・・クッキー・パウンドケーキ・ゼリー

包装も落ち着きがあり、高級感も感じられ、受ける側にも喜んでもらえそうですね。

果物

参列者にわける場合もあるため、かごに盛られたものや詰めあわせになっているものが喜ばれますよ。

リンゴ・ナシ・メロン・オレンジ・キウイなどの盛りあわせがオススメです。
ちなみに、バナナやイチゴなどは傷みがはやいので選ばないようにしてください。

ドライフルーツなら日持ちもし安心、そして簡単に食べられるのでよいかもしれませんね。

お花の場合

お花の場合、色は白でなくても問題ありません。
ただし、
できるだけ落ち着いた色のお花にするのがよいでしょう。

また、お花の大きさは会場の広さにマッチするように考えるのも大切です。

自宅で行なわれる場合

そのまま飾れるフラワーアレンジンメントや鉢物が好まれます。
花束は花瓶が必要となり、お忙しいご遺族には手間となりますし、花瓶が不足している場合もあるので避けた方がよいでしょう。

優しい色あいでアレンジされ、法要にふさわしいですね。

お寺や会場で行われる場合

ご遺族の方が持ち帰られることを考慮し、重い鉢物などは避けます。
また、会場などによってはスタンド花を並べることもあるので、会場へ事前に確認をとっておくとよいでしょう。

 まとめ

今回のポイントをまとめます。

  • 一周忌は、基本的に、出来る限り参列するのがマナーとされる
  • 一周忌は「絶対に出席すべき」といった決まりはなく、正当な理由などがあるのなら欠席でも仕方ない
  • 欠席することを伝える連絡方法として、電話・返信ハガキなどがある
  • 香典やお供え物などには一緒に手紙を同封する
  • ハガキで欠席を伝えるだけでなく、お詫びの手紙を送ることでより誠意のある対応になる
  • 欠席する理由を簡潔でも記載することはマナー
  • 一周忌を欠席する場合でも香典は送るのがマナーであり、その額は出席する場合と同じ
  • 香典額は故人との関係性や年齢などで違いがある
  • 欠席する場合には、香典のほか、お供物やお花を送ることができる
  • お供物やお花の一般的な相場は、3,000〜10,000円ほど

 

法事となると故人や家族、そして親戚などとの関係性が強く感じられるもの。

すべての方が良好な人間関係を保っているとは限りませんし、欠席の理由が「親戚と会いたくないから」も多いと思われます。

ただ、理由はどうあれ、故人を偲ぶ気持ち、お詫びの手紙や香典などのマナーは忘れないようにしたいものですね。