エンゼルメイクとは?意味や手順をわかりやすく解説

亡くなった後も、美しくあの世へ旅立ちたい・・・、誰しも願うことですよね?

 

私の祖母は、最期は入院生活が長く、昏睡状態。

もちろんお化粧どころか、お風呂にも長く入れぬまま亡くなってしまいました。

でも、そんな祖母を少しでもキレイにしてあげ送り出したい。

そう思っている時、「エンゼルメイク」を知りました。

 

今回は、このエンゼルメイクについて

  • どういうもの?
  • 意味
  • 手順
  • 化粧品

など、気になることをわかりやすく説明したいと思います。


エンゼルメイクとは?どんな意味があるの?

エンゼルメイクって、どういうものでどういう意味があるの?
イメージしやすいようわかりやすく説明しますね。

エンゼルメイクは、英語表記でAngel Makeup」と表記するので、エンジェルメイクとも呼ばれます。

以前は死化粧というのが一般的でしたが、ただ肌の色を悪く見せないために、ファンデーションと口紅を塗っただけ。

そういう認識の方、多いのではないでしょうか?

ですが、エンゼルメイクは死化粧とはちょっと意味が違います。

生前の安らかな表情を作り出す化粧、これをエンゼルメイクというんです。

エンゼルメイク

これは、衛生面・故人の尊厳・遺族のケアにも配慮して行うという意味合いがあります。

ただ顔色をよく見せるだけじゃない、生前を皆が思い出せるようなお化粧のことなのね。

でも、これって誰がやるものなの?

これは、いくつかのパターンがあります。

エンゼルメイクを行う人

  • 入院先(故人が最期を過ごした病院)の看護師
  • 斎場が用意した専属スタッフ

などが行うことがほとんどです。

 

白衣の天使とも呼ばれる看護師が行ったり、亡くなり天使となった故人をキレイしてに送り出す・・・と考えがちですが、これはあまり関係ないようです。

また、生前の故人をよく知る遺族が手伝う場合もあります。

ちなみに私は、祖母の時にネイルだけ選んで塗らせてもらいました。

エンゼルメイクの手順は?

ちょっと、どういう手順で行われるのか気になるわ。

普通のメイクとは違うの?

自分の死後、どのようにメイクされるかどうか・・・というのは気になるところですよね。

故人は長く闘病してきた方、急なハプニングで亡くなられた方、不慮の事故に巻き込まれた方などさまざま。

そのため、亡くなった時点でメイクがすぐにできるコンディションかどうかも、その時々で異なります。

じゃあ、それぞれ手順は異なるってこと?

そうですね。

なのでここでは、一般的に行われる手順を説明しますが、中には少し異なった方法をとる場合もあるということを踏まえ、ご覧ください。

基本的には、肌を整える→顔色を整える→表情を整えるという流れになります。

エンゼルメイク

詳しい手順は以下の通りです。

  1. クレンジングをする
  2. 剃毛(お顔の産毛をキレイに剃る)
  3. 保湿クリーム(化粧水・乳液)を塗る
  4. 少し明るめのファンデーションを塗っていく
  5. チークを塗る(血色よく見せるため)
  6. 眉毛を整え、眉毛を描く(眠った状態なので、少し上げ気味で)
  7. アイメイクをする(アイシャドウ・アイライン・ビューラー・マスカラ)
  8. 口紅を塗る

ただし、怪我などがある際は、カバーリングワックスや粘着包帯を用いたりもします。

 

この時、生前の写真を見せると、より近い雰囲気でメイクしてもらえるので、周りが黙っているよりも口を出したほうがいいでしょう。

また、闘病生活で痩せこけてしまった方などには、口腔内に綿を詰めるなどしてお顔を整えてからメイクを施すこともあります。

こちらの方は、勉強された際、すごく詳しく記録してありますね。

エンゼルメイクの中で、1番といっていいほど難しいのが、顔色を整えること

このように、苦労されていること、知っておいていただきたいポイントです。

顔色の変化を考えておかないと、葬儀の最中にはおかしな顔色になっていることもありますからね。

エンゼルメイクで使う化粧品は特別なもの?

何か特別な化粧品を使っているのかしら?
気になる部分ですよね。

エンゼルキットといって、

  • 鼻に詰める棉
  • ヘアバンド
  • カミソリ
  • 口腔ケアスポンジ

などがセットになったものが、医療機関用に販売されていますが、その中に各色整ったファンデーション・チーク・口紅などもあります。

ただ、これは万人に対応できるためのものであって、特別なものではありません。

エンゼルメイク

そのため、一般的な化粧品と一緒です。

ですが、中には通常よりも保湿力が高く、抗菌作用もあるファンデーションも販売されています。

ただ、このような悩みをお持ちの看護師さんもいらっしゃるようです。

亡くなられた方の顔色が悪いというのはよくあることで、生前元気な時に使っていた化粧品では合わないこともしばしばあるんですよね。

ただ、先ほども申しましたように、顔色が変化しているので、生前の化粧品なら大丈夫というものではありません。

口紅などでしたら比較的故人のものを用いることができますが、ファンデーションの場合は厳しい場合もあるでしょう。

参考書籍)1冊で安心! 葬儀・法要・相続がよくわかる本 P3

最後に

ポイントをまとめます。

  • 生前の安らかな表情を作り出す化粧がエンゼルメイク
  • 衛生面・故人の尊厳・遺族のケアにも配慮して行うという意味合いがある
  • エンゼルメイクは、看護師や専属スタッフが行うが、遺族が手伝う場合も多い
  • 肌を整える→顔色を整える→表情を整えるという手順で行われる
  • 顔色が異なるので、生前のファンデーションでは合わないこともある

 

うちの祖母の場合、湯灌を行なった後に、斎場で親族が見守る中エンゼルメイクをしてもらいました。

 

ただ、私は祖母のエンゼルメイクで後悔があります。

メイクに口を出していいかわからず、いつもの祖母とは別人のように仕上がってしまったからです。

スタッフの方が「こちらでよろしいですか?」という時に、どうして私の口紅だけでも差し出さなかったのか・・・。

もっとこうしてほしい・・・、そういえばよかったと。

なので、このような後悔が残らないよう、エンゼルメイクには故人をよく知る遺族が口を出すこと、オススメします。