昨日伯父が亡くなったのですが、遠方で葬儀のため参列ができません。
せめて香典を送りたいと思うのですが、どうやって送ったらいいのかわかりません!
失礼にならない送り方を教えてください!
通夜や葬儀に参列できないから香典を送る、という方はけっこういらっしゃいますよ。
しかし、マナーを守らなければ、遺族に迷惑がかかってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
葬儀に参列できればそれが一番ですが、どうしても都合がつかない場合もありますね。
私も、幼馴染のお父さんが亡くなった際に葬儀に参列することができなかった経験があります。
小さい頃に遊んでもらったりしてお世話になっていたので、とりあえず弔電を送り、後日香典を送ることにしました。
でも、葬儀の受付で渡すのとは違い、香典を送るとなるとわからないことだらけ!
ここでは、香典を送る場合の
- いつ?
- どこに?
- どうやって?
- 金額は?
といった疑問を徹底的に解決していきますよ!
香典を郵送するタイミングは?遅すぎても失礼にあたるの?
葬儀は明日です。
香典は、なるべく早く送ったほうがいいですよね。
香典は、葬儀の2~3日後から1週間以内に送るのがベスト。
葬儀当日や翌日は、遺族もバタバタしていて郵便を受け取ることが不可能な場合も。
少し落ち着いたころに届くよう、配慮するといいですね。
また、遺族は四十九日の法要までに香典返しの手配を行います。
あまり遅くに香典を送ってしまうとお返しの手配が二度手間になってしまうので、1ヶ月以内には届くようにしましょう。
オカンの貯金の解約もあって昨日の書留郵便の受け取りに行って来た。
貯金の解約ゆうても残金は1510円。
保険料金の引き落とし分の残りだけや。
書留郵便は1通やと思ったら2通。
今日新たに1通届いてたらしい。オカンの香典や。またお返し考えんならん。— MASUTOMI_JOH (@f1a781cd99e24a3) 2018年12月17日
訃報を知ったのが遅いなどの理由で、香典を送る時期が四十九日をすぎる場合は、表書きに注意しましょう。
香典袋の表書きは?
香典を渡す時期によって、表書きが変わります。
- 四十九日まで…「御霊前」「御香典」
- 四十九日以降…「御仏前」「御香典」
浄土真宗では、「亡くなったら即日浄土に召されて仏になる」と考えられているため、四十九日前でも「御仏前」と書きます。
宗派や亡くなった日時が正確にわからない場合は、「御香典」とするのが無難ですね。
香典を郵送する場合の宛名は?
香典を送る場合、宛名は喪主になり、住所も喪主の自宅にします。
葬儀に間に合いそうだからといって、葬儀会場に送るのはNG!
香典は現金のため葬儀会場では受け取ってもらえなかったり、葬儀が終わって遺族が帰ってから届くといった可能性もありますよ。
送り先が不明な場合は?
親しい遺族に、送付先を聞くのが一番。
故人としか面識がない場合は、まず葬儀会場に問い合わせることをオススメします。
「香典を送りたい」ということを伝えると、喪主の氏名や住所を教えてもらえる可能性があります。
しかし、個人情報の関係で教えてもらえないことも。
そういった場合には、自分の連絡先や故人との関係を葬儀会場から喪主へ伝えてもらい、喪主から連絡をもらう方法もあります。
抑えておきたいマナーの基本についてご紹介します。お葬式や通夜に駆けつけられない際、香典は何処に送ったらいいか悩まれるかもしれません。マナーとしては、葬儀場に弔電を送り、香典は現金書留で喪主の自宅に送りましょう。
— 生活の知恵・節約術・雑学@暮らしの情報 (@rmks7164) 2015年9月4日
香典を送る方法は?
香典は、郵便局の現金書留で送ります。
郵便局で、現金書留用の封筒を購入しますが、お札を直接封筒に入れるのはNG!
必ず現金を香典袋に入れてから、封筒に入れるようにしましょう。
また、香典だけを送るのではなく、手紙でお悔やみの言葉を添えることも忘れずに。
香典は葬儀に参列しない場合少なめでもいい?
結婚のお祝いでは、結婚式に参列する場合にくらべて郵送する場合のご祝儀は少なめですよね。
香典の場合はどうなるのか、解説しますね。
香典を郵送する場合、葬儀に参列する時と同じ金額を送ります。
金額は、故人との関係や自分の年齢によって変わるので、次の表を参考にしてください。
結婚式のご祝儀と違い、香典には食事代が含まれていないため、参列する場合でも郵送する場合でも基本的に金額は変わりません。
私の父のときは、香典(5000円〜お世話になったお気持ちがあれば1万円)の現金書留が一番ありがたかったです。お花は、宗派や会場によってお断りする場合もあるので送る前に確認した方がよいかも。1万以上だと先方に香典返しのお手間が増えるので、返礼不要の旨を伝えておくとよろしいかと!
— Maria (@soilmaria) 2019年1月22日
まとめ
それでは、香典の郵送についてまとめますね。
- 香典を郵送する時期…葬儀の2~3日後から1週間以内がベスト・遅くても1ヶ月以内に!
- 香典の表書きに注意
- 四十九日前…「御霊前」「御香典」※浄土真宗は四十九日前でも「御仏前」
- 四十九日以降…「御仏前」「御香典」
- 香典の宛先
- 住所…喪主の自宅
- 宛名…喪主
- 送り先がわからない場合
- 親しい遺族に確認
- 葬儀会場に問い合わせ
- 香典を送る方法
- 郵便局の現金書留で送付
- 香典袋に現金を入れて書留の封筒へ入れる
- お悔やみの手紙も添える
- 香典を郵送する場合の金額…葬儀に参列する場合と同じ金額でよい
幼馴染のお父さんが亡くなった時、喪主がお兄さんだったため、香典の送り先や宛名を幼馴染に確認しましたよ。
また、お兄さんが「知らない人から香典が届いた」とあわてないよう、事前に私から香典が届くことを伝えてもらいました。
お悔やみの気持ちを表す香典ですが、遺族の負担になるような送り方をしないよう、気をつける必要がありますね!