私、すでに置かれている状態しか見たことないんだけど、あれってペットボトルのお茶やミネラルウォーターでもいいのかしら?
了解、それに関して説明するわ。
急に任せられた仏壇の管理、はじめて仏壇を持つ人も、そういった疑問をお持ちになることあるでしょう。
誰かに聞けたらそれが一番ですが、なかなか聞けない場合、この記事をお役立てください。
今回は、仏壇にお供えするお茶やお水について
- 意味
- お茶の種類
- ペットボトル飲料
- 両方必要なのか?
- 置く場所
- タイミング
など、気になる疑問にすべてお答えしたいと思います。
仏壇にお供えするお茶やお水はなぜ必要なの?意味は?
お茶とお水、どちらにも共通していえることですが、「亡くなられた方(ご先祖様)も喉が乾くから」ということが理由としていわれています。
また、お茶やお水は、「心を洗う」ともいわれているんです。
ただ、仏教の中でも浄土真宗はそんなお茶やお水を必要としません。
浄土真宗では、死後の世界(極楽浄土)では飢えや乾き・暑さ寒さがなく、八功徳水(はっくどくすい)といった癒しの水が湧き出しているから、このお茶や水が必要ないとされているんです。
ちなみに・・・、仏壇にお供えするものは、お茶やお水だけではありません。
五供(ごくう)といって
- 香(線香)
- 花
- 灯燭(ロウソク)
- 浄水(お茶やお水)
- 飲食(主食となる米)
が仏壇にお供えするものの基本になり、お茶やお水はこの中で浄水に当たります。
仏壇にお供えするお茶は緑茶?麦茶そのほかのお茶ではダメ?
私あまり緑茶は飲まないんだけど・・・。
それに関して説明します。
宗派によっても異なりますが、基本的には緑茶がベストといわれているものの、麦茶やそれ以外の飲み物でもかまいません。
ただ、基本的に仏様は味わうのでなく、香りや湯気を楽しむ・・・という考えから、急須で入れた緑茶がベストなんです。
お茶は、急須で入れた緑茶がベストではありますが、
- ペットボトルの麦茶
- ビール
- コーヒー
- ミネラルウォーター
- 水道水
などでもかまいませんし、故人が好きだったものでもいいでしょう。
緑茶ではなくても、ご先祖様、喜ばれていることでしょう。
事務所でちょっと疲れたので、
お茶タイム🌟
自分と仏壇に、中国茶の…
氷山雪菊をいれた。花粉症に良いカナ。痣かな赤茶色が鮮やかで美しいお茶です。
神棚には日本酒🍶。もう一つの西洋の神棚には杏の香りの良いお酒を🥃をあげた。
日曜日は、ちょっとゆったりで良いな〜。 pic.twitter.com/EXufNHSXQU— 照葉桜子 (@TERUHASAKURAKO) 2019年3月10日
仏さん用(仏壇用)のコーヒーカップがあったとはしらなんだ pic.twitter.com/WWd8Y5QScV
— alpesl (@alpesl) 2014年4月4日
仏壇にお供えするお茶やお水は両方必要?
基本的には、お水を毎日あげるのがベストです。
お水ならば、水道をひねるだけで準備できますし、お茶を急須で入れた時に仏壇にも・・・という考えでもかまいません。
毎日自分が口にする飲み物を、仏壇にもお供えとして最初に・・・という感じでもいいですね。
もちろん、両方を毎日という方もおられます。
ただし、透明で綺麗な水は「穢れのない浄土」を示すともいわれていますので、毎日供えるのがいいでしょう。
仏壇にお供えするお茶やお水の位置は?
水だけの場合・・・、仏壇の中央に置きましょう。
お茶とお水両方を置く場合、朝日が昇る東側に準備にお茶・西側にお水を置く、というのがベストではありますが、そこまで細かく位置関係にこだわらなくても問題ありません。
ただ、お菓子のお供えもある場合、お菓子をはさんで両側にお茶とお水を置くようにしましょう。
仏壇にお供えするお茶やお水!いつ出していつさげる?
いつ出したらいいのかしら?
基本的には、朝起きて身支度を整えたら一番にお水をお供えします。
そして、朝食を準備する時、自分たちが食事をとる前にお茶をお供えするのがいいでしょう。
ただ、お水は仏壇に手を合わせるとき、お供えをいただいた時など、1日に何度かえてもかまいません。
毎日変えるのがベストなので、夜寝る時、朝入れ替える時に一旦さげるのがいいでしょう。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 仏壇にお供えするお茶やお水には、「亡くなられた方(ご先祖様)も喉が乾くから」「心を洗う」という意味がある
- 浄土真宗では必要ない
- 基本的には、急須で入れた緑茶がベスト
- 麦茶・コーヒー・お酒・ペットボトル飲料でもかまわない
- お水は毎日あげるのがベスト
- お茶は毎日じゃなくてもいい
- 水だけの場合、仏壇の中央に置く
- 水とお茶両方お供えする場合は、お菓子を挟んで両側に
- お水やお茶は、毎日かえる
お水だけでも毎日かえる。
これだけでも十分です。
負担にならないよう、できることからはじめてみるといいでしょう。