仏壇にダメな花はコレ!オススメから特別な日の仏花も紹介します
◆おすすめ葬儀まとめ記事◆
今度、親戚宅へ弔問に行くんですが・・・
仏壇にダメなお花ってあるのでしょうか?

避けた方がよいとされるお花はあるのよ。
仏壇にお供えする花となれば常識が問われるので、マナーに則したお花を選ぶのは大切なことね。

親戚や知人宅への弔問にあたって、お花をお供えする機会はあると思います。
そんな時、故人が生前好きだったお花にしようと思いつつ、それがマナー違反のお花だったら・・・
と不安になることも。

そこで今回は、仏壇にお供えする花に関して、

  • ダメな花
  • オススメな花
  • 特別な日の仏花

などを紹介します。

◆おすすめ葬儀まとめ記事◆

仏壇にダメな花はコレ!

まずは、仏壇にお供えする仏花として、避けた方がよいとされるお花を紹介しますね。

これを知っていれば、それ以外のお花は大丈夫となりますので、お花を選ぶ際に役立ちますよ!

ちなみに、仏花と供花の違い知ってますか?

  • 仏花(ぶっか)・・・仏壇やお墓やに供えるお花のこと
  • 供花(きょうか・くげ)・・・葬儀・お葬式で霊前に供えるお花

ということで、今回は、仏花に関しての記事となりますよ!

 

仏壇にお供えするのは避けた方がよいとされるお花として、

  • トゲのある花
  • 散りやすい・散るのがはやい花
  • 香りの強い花
  • 毒のある花
  • ツル状の花

があります。

それぞれ詳しく説明しますね。

トゲのある花

仏壇にダメな花 トゲがある花

  • バラ
  • アザミなど

バラやアザミなどトゲのあるお花は、指をケガするリスクもありますし、殺生のイメージにつながるため不向きといわれています。

ただし、どうしてもお供えしたい場合は、トゲを取り除き、香りの控えめなものを選ぶようにしましょう。

散りやすい・散るのがはやい花

仏壇にダメな花 散りやすい・花自体が落ちる 椿

  • 椿
  • サザンカなど

花自体がポロリと落ち、首が落ちるイメージ へつながるので敵さないといわれています。

香りの強い花

仏壇にダメな花 香りの強い花花粉が多い花 ユリ カサブランカ

 

  • ユリ(カサブランカなど)

香りに加え、ユリは花粉が飛び散ることもあって不向きといわれることも。
また、傷みやすいお花でもありますし、アレルギー症状をもたらす可能性もあります。

その他、花粉が多い花は、毎日の掃除が大変になるという理由もあるようですよ。

毒のある花

仏壇にダメな花 毒のある花 シャクナゲ キョウチクトウ 彼岸花など

 

  • シャクナゲ
  • キョウチクトウ
  • ジキタリス
  • 彼岸花
  • トリカブトなど

後々お花を片付ける人に危険が及んでは大変ですし、小さなお子さんやペットが触れてしまう恐れもありますので避けましょう。

ツル状の花

仏壇にダメな花 ツル状の花 朝顔 ジャスミン ノウゼンカズラ

 

  • 朝顔
  • クレマチス
  • ノウゼンカズラ
  • ジャスミンなど

ツル状の植物は水上がりの悪いものが多く、枯れやすいです。
また、からみつくため、昇天できないイメージと結びつき、適していないとされます。

以上のお花は避けた方がよいとされますが・・・

ダメとされているお花は、あくまでも一般的にいわれていることです。
そのため、故人がこれらのお花を好まれたのであれば、まわりへの配慮をし、お供えするのはとくに問題ありません。

オススメなお花教えます!

もしお花選びに迷う場合は、オススメのお花を知っておくといいですよ。

一般的に、菊は仏花として知られていますね。
その中でも、まんまるで可愛い姿のピンポン菊は、かなり長持ちする花とされますよ。

ここでは、季節別にオススメのお花を紹介します。

桜は春を代表するお花ですね。
生前お花見などを楽しみにされていた方も多いと思いますので、喜ばれるお花だと思います。

  • サクラ
  • デルフィニウム
  • キンセンカ
  • アイリス
  • カーネーション

仏壇にオススメの花 春はこれ!

夏場はお花が痛みやすいもの。
そこで、丈夫で長持ちするトルコキキョウがこの季節に人気です。

  • トルコキキョウ
  • ケイトウ
  • グラジオラス

仏壇にオススメの花 夏

敬老の日に贈られることも多い、リンドウ。
お孫さんの立場でしたら、このお花を選ぶのもオススメですよ。

  • リンドウ
  • コスモス
  • ホオズキ
  • ミソハギ

仏壇にオススメの花 秋

 

色も豊富にあり、長持ちするストックは冬のお花としてオススメです。

  • ストック
  • 梅の花

仏壇にオススメな花 冬

お花の本数に関しての注意点もありますから紹介しますね。

お花の色

仏壇に供える花の色は?

仏壇に供えるべき花の色は、3色あるいは5色といわれています。

  • 3色の場合・・・白・黄・紫
  • 5色の場合・・・白・黄・紫・ピンク・赤

色の組みあわせは、お花の本数によって変わってきますが、3本の場合は、白・黄色・紫で花束を作ることが多いです。
ただし、四十九日までは白、もしくは淡い色のお花を飾りますので、注意しましょう。

お花の本数

花の本数は、奇数である3本・5本・7本が一般的です。

お花屋さんでアレンジメントを作ってもらう場合、かすみ草など数えるのが困難なお花を使用されることも。
その場合、メインとなる花の本数のみ奇数にしてもらいましょう。

また、お仏壇には、左右それぞれに仏花を飾るため、同じ花束を2つ(1対)用意してくださいね。

弔問時や特別な日の仏花

ここでは、弔問時に加え、特別な日として、

  • 四十九日
  • お彼岸
  • お盆
  • 法事
  • 命日

にわけて、それぞれ詳しく説明します。

弔問時

弔問する時のお供えの花はどうする?

仏花でもよいですが、アレンジなどでも問題はありません。

本来、仏花は仏壇まで持参するのが正式です。
しかし、玄関先でご遺族の方から「お預かりしましょう」などとといわれた際には、「御仏前(御霊前)にお供えください」といい、仏花を渡すようにしましょう。

ちなみに、御仏前御霊前の違いを簡単に説明すると・・・

  • 御霊前・・・四十九日まで
  • 御仏前・・・四十九日以降

となります。
ただ、 浄土真宗では、通夜や葬儀であっても「御霊前」ではなく、「御仏前」を用いますから注意が必要です。

仏壇まで仏花を持参する場合、花のほうを仏壇に向け、座布団の隣に静かにおきます。
その際、畳が汚れないように配慮することもお忘れなく。

四十九日

四十九日までは、白や緑を基調とした花が一般的です。

しかし、白を基調にしていれば、白とアレンジしやすい薄い色の紫や青、淡いピンクなども使われることがあります。
淡く優しい色のお花や、故人がお好きだった花を取り入れるのもよいでしょう。
ただ、宗教などがわからない時などは、白を選んだほうが無難です。

ちなみに、四十九日が過ぎてからは、お花には淡い色をとりいれても問題ありません。

たしかに、色のあるお花も使われていますね。

お彼岸

一般的には淡い色を贈りますが、明確な決まりごとはありません。

故人のお好きだった花を選ぶとよいでしょう。

このように、お彼岸用の仏花として売られているのですね。

お盆

基本的に白でまとめられた花を使いますが、淡い紫色や黄色などの花を使うこともあります。

ただし、新盆は丁寧な法要を行うため、白のみを使用することが多いです。

お盆のお供え花 として、キキョウやおみなえし、なでしこなど特定の花が「盆花」と呼ばれることも。
また、仏前にほおずきを飾る地域もあります。

以上のように、地域によって使われる花がある程度決まっている場合もありますので、事前に確認されるのがよいでしょう。

ちなみに、花をお供えする時期は地域によって異なり、一般的に、

  • 関東地域・・・7月13~16日
  • それ以外・・・8月13~16日

となります。

お花を発送する場合は、相手の在宅を確認し、準備へ間にあうようにしましょう。

お盆の仏花にはほおずきが取り入れられることも多いようですね。

法事

一周忌になると故人を偲ぶためのお花となりますから、淡い色の花を使ったアレンジメントでも問題ありません。

色があると失礼にあたるということもありませんので、ご遺族の心が和むような淡く優しい色の花、故人がお好きだった花を選ぶとよいでしょう。

ただし・・・
三回忌が終わるまでは、めでたい印象のある真っ赤な花や鮮やかな色などは避けるようにし、淡い色の花を選ぶのがマナーです。

アレンジされる方のセンスが反映されやすそうですね。

 

ところで・・・
胡蝶蘭って大丈夫なのでしょうか?
胡蝶蘭は法要などで贈る花としては問題ないのですが、その色に注意する必要があります。

赤や紅白の胡蝶蘭などは、一周忌といった法要に贈る花としては適していません。
一般的に、紅白の胡蝶蘭は慶事に使われることが多い花ですから、故人を偲ぶ場に贈るのはマナー違反です。

もし、胡蝶蘭を贈りたい場合は、白い胡蝶蘭のアレンジメントやブーケなどにした方が無難でしょう。
ちなみに、鉢植えですと宗教によってはタブーとされることもあるため、避けた方が安心だと思います。

命日

命日にお供えする花に特別な決まりはありません。

故人のお好きだった花をお供えするのがよいといわれています。
ただ、特別な日でもありますから、華やかさを意識される方も多いようです。

お花はかならず生花でないといけないのでしょうか?
賛否両論ありますが、とくに決まりはありません。

ただ・・・
予算的なことを考えて、法要やお盆、お彼岸などの特別な日に限り生花にし、普段は造花などを利用する方も多いようです。

しかし、「生花は難しいけど、造花に抵抗がある」という方は、プリザーブドフラワーをお供えするのもいいかもしれません。

プリザーブドフラワーとは、生花を加工し、色鮮やかに保つ処理を施工した花のことです。
環境や保存状態によって持ちはかわり、色があせたりはしますが、腐ってしまうことはありません。
また、お水がえの心配もなく、香りもないため利用されている方も増えているようです。

こんな感じなら造花のような安っぽさもなくステキですね。

まとめ

今回のポイントをまとめます!

【仏壇にお供えするのは避けた方がよいとされるお花】

  • トゲのある花
  • 散りやすい・散るのがはやい花
  • 香りの強い花
  • 毒のある花
  • ツル状の花

【仏花としてオススメのお花】

  • 春・・・サクラ・デルフィニウム・キンセンカ・アイリスカー・ネーションなど
  • ・・・トルコキキョウ・ケイトウ・グラジオラスなど
  • ・・・リンドウ・コスモス・ホオズキ・ミソハギなど
  • ・・・ストック・梅の花など

【その他のポイント】

  • 仏壇に供えるべき花の色は、3色あるいは5色といわれる
  • 花の本数は、奇数である3本・5本・7本が一般的
  • 四十九日までは、白や緑を基調をした花を選ぶのが一般的
  • お彼岸は、一般的には淡い色の花を贈るが、明確な決まりごとはない
  • お盆は、基本的に白でまとめられた花を使うが、淡い紫色や黄色などの花を使うことも
    ただし、新盆は丁寧な法要を行うため、白のみを使用することが多い
  • 一周忌になると故人を偲ぶためのお花となるため、淡い色を使ったアレンジメントでも問題ない
  • 命日にお供えする花に特別な決まりはない
  • 予算的な理由から、法要やお盆、お彼岸などの特別な日に限り生花とし、普段は造花やプリザーブドフラワーを利用する方も多い

お花の種類や色についてはわかっても、花束、アレンジメントのどちらにするかで迷うかもしれません。

個人的な意見ですが、私はアレンジメントをオススメします。
その理由は、仏壇にはすでにお花が飾られていることも多いですから、花束ですと花瓶が足りずに困られるかもしれません。
また、お水をかえるのが意外と大変だったり、お相手に負担をかける場合もあるからです。
一方、アレンジメントですと、そのままお供えできますし、お手入れもラクだと思います。

 

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