仏壇にお供えするお菓子の選び方は?置き方も含めて徹底解説
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父が亡くなり実家に仏壇を設置したんだけど、母が「お父さんこれ好きだったから」と飴玉なんか封を開けてお供えするもんだから、この間なんかアリがたかっちゃって大変で。
え?
どうして、飴の封を開けて置いたの?
それが・・・
「封を開けて置いておかなきゃ、お父さん食べられないじゃない。」って、朝から晩まで置いていて・・・
あ〜・・・
ちょっと、仏壇にお供えするお菓子について、色々知って置いた方がよさそうね。

 

故人の好きだったものを、仏壇のお供えとして・・・。

気持ちはわかりますし、それはすごくいいことだと思います。

ただ、置くもの・お菓子の種類・置く時間によって、あとが大変なことになる場合も・・・。

また、マナーも知っておきたいですよね?

そこで今回は、仏壇にお供えするお菓子について

  • どんなものがいいのか
  • 置き方
  • ひいたあと
  • 持参するお供え

などを、わかりやすく解説したいと思います。

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仏壇にお供えするお菓子はどんなのがいい?

そもそも、どんなお菓子がお供えには適しているとかあるのかしら?
基本的には故人の好きだったものなど、なんでもいいんです。
ただ、より適しているものなどありますので、説明しますね。
  • 常温で置いていても大丈夫
  • 個別包装された

そんなお菓子がいいでしょう。

仏壇にお供えするお菓子

たとえば・・・

  • 落雁
  • ゼリー
  • 水羊羹
  • お饅頭
  • 最中
  • 焼き菓子

などがオススメですが、スナック菓子や駄菓子をお供えしてはいけないという決まりもありません。

故人が好きだったもの、家族がいつも食べているお菓子でもいいでしょう。

逆に、お供えするのに向かないお菓子もあるのかしら?
禁止というものはないものの、オススメしないものはあります。

オススメしないお菓子

  • 冷やしたもの
  • 封を開けたお菓子
  • 生もの・溶けるもの

などは、短時間ならOKですが、長時間お供えするのはオススメしません。

仏壇にお供えするお菓子

ゼリーや水羊羹は冷やした方が美味しいといっても、仏壇に冷やしたものを置くと水滴がついてしまうので、常温のものがいいでしょう。

じゃあ、母が封を開けて置いていたのは間違いだったのね。
ちょっとそれについて説明します。

封を開けて故人が食べやすく・・・と思われる方もいらっしゃいますが、お供えは故人が食べられるわけではありません。

御仏飯などは、香り・湯気を届けるという思いで炊きたてが基本ですが、お供えはそもそも故人を思い、日々の感謝をして手を合わせるもの。

故人に食べてもらいたくてお供えしているわけではないんです。

お供えは、私たちとのつながり、気持ちの問題なので、必ずしも封を開ける必要はありません。

ただし、封を開けて短時間だけ置いて、その後すぐさげるならば問題もありません。

長く置いておくことで問題が生じる(虫がたかる、腐る)ことがないようにというわけです。

仏壇にお供えするお菓子の置き方!奇数・偶数は気にすべき?

置き方のマナーなんかもあるのかしら?
置き方・数・時間に分けて説明するわね。

お供えの置き方

通常、仏壇は上・中・下の三段階に分かれています。

お供えのお菓子は、その中段に置くといいでしょう。

仏壇のお菓子

お菓子の数は?

数に決まりはありません。

そのため、偶数でも奇数でもかまわないのです。

また、4個や9個という数字は不吉に思われるかもしれませんが、この場合は深く考えずお供えしていいでしょう。

 

お菓子をお供えする時間は?

時間に決まりもありません。

朝起きてお供えし、夜さげてもいいですし、自分のおやつタイムにちょっとだけお供えしてからというのもアリです。

また、賞味期限が長いお菓子を長期間置いても問題ありません。

みんなのお供えお菓子

ではここで、実際みなさんどんなお菓子をお供えしているのか紹介しますね。

賑やかなお仏壇!

いつも食べていたお菓子をというのもいいですね。

見た目にも可愛いお菓子は、仏壇にお供えするのも嬉しくなります。

季節のお菓子をお供えするのもいいですね。

仏壇にお供えするお菓子はひいたあと食べてもいい?

ある程度お供えしたら、ひいて食べてもいいのかしら?
もちろん。

お供えした後のお菓子(お下がり)をいただくことも、一つの供養です。

ただ、賞味期限は気にした方がいいですし、長期間置いていると品質に変化が生じている場合も。

その際は、処分することも考えたほうがいいでしょう。

処分したからといって、罰当たりなわけでもありません。

 

こちらは、お下がりを人にあげるということを考えられ、あげる相手が喜ぶお菓子を選んでいるのかもしれませんね。

仏壇のお供え用にお菓子を持参する際はどんなものがいい?

じゃあ、自分で用意するお菓子はなんとなくわかったけど、よそに持参する際はどんなものがいいのかしら?
それについても説明するわね。

お供え用ならば、日持ちするお菓子がいいでしょう。

  • 落雁
  • クッキー
  • 煎餅
  • お饅頭
  • ゼリー
  • 最中

など、箱入りのお菓子がオススメです。

 

こちらで詳しく持参するお供えについて述べていますので、ご覧ください。
関連記事)四十九日法要のお供えはどんなものがいい?相場・渡し方も紹介

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 常温で置いていても大丈夫、個別包装されたお菓子を選ぶ
  • 故人が好きだったもの、家族がいつも食べているお菓子でもいい
  • 冷やしたもの・封を開けたお菓子・生ものなどは、短時間ならOKだが、長時間お供えするのはオススメしない
  • お供えはそもそも故人を思い、日々の感謝をして手を合わせるもの
  • お供えのお菓子は、故人に食べてもらうために置いているわけではない
  • 仏壇にお供えするお菓子は、仏壇の中段に置く
  • 数に決まりはなく、置く時間も自由
  • お供えした後のお菓子(お下がり)をいただくことも、一つの供養
  • 持参するならば、日持ちする箱入りのお菓子がオススメ

 

我が家では、親戚からお菓子が毎月送られてきます。

そのお菓子は、仏壇にお供えしたお菓子のお下がり。

スナック菓子から洋菓子、和菓子までさまざまで、最近ではうちの子が好きなお菓子を選んで購入し、仏壇にお供えした後まとめて送ってくれています。

気持ちの問題なので、故人のこと、引いた後のことを考えて選ぶといいですね。

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