結構お値段する真珠って、そうつける機会ないのに、本当にいるものなのかしら?
結構高い割に、使用頻度は少ないし、悩むのはわかるけど・・・。
そもそも、葬式に真珠って必ずいるものなのかって疑問もあるわ。
こんな疑問をお持ちの方、かおりさんだけじゃないはず。
そこで今回は、葬式で真珠は必要なのかという問題について
- 必要性
- 意味
- イミテーション
- ピアス・ヘアアクセサリー・指輪
など、気になるであろうあれこれを解説したいと思います。
葬式に真珠をつけないといけないの?
基本的なことをお伝えすると、お葬式にアクセサリーはNGです。(結婚指輪は対象外)
そういうマナーがあるため、真珠といえども、つけない=非常識にはなりません。
ただし、女性の喪服で真珠もセットという認識が浸透しているのも事実です。
真珠のネックレスを葬式でつけ出したのは、そう昔のことではないんです。
始まりは・・・イギリスのエリザベス女王が、チャーチル元首相の葬儀に参列する際に、真珠を身につけていたことといわれています。
つまり、海外に影響され、それが日本にも伝わって浸透したというわけです。
これは、日本人の服装が和装から様相が主流となったのも関係するかもしれませんね。
そのため、真珠はアクセサリーの例外として、喪の装飾ともいわれています。
しかし、これはあくまでも洋装の場合。
葬式で和装をすることもありますが、その場合は真珠といえどもネックレスはつけません。
どうして葬式には真珠なの?
真珠には、いくつか意味があり、以下のような理由から真珠が選ばれるようになったといわれてるんです。
- 涙の象徴
- 男性のネクタイがわり
- 数珠のような意味合い
涙の象徴
真珠は、涙にたとえられています。
「月の涙」「涙の象徴」「清い涙」などと称されることも。
そのため、お悔やみの気持ち・悲しみを表す象徴ともいわれているんです。
男性のネクタイがわり
男性の場合、ネクタイをつけるのがマナーですが、そのネクタイがわりとして、女性は真珠のネックレスをつけるのがマナーのような意味を持つようになったといわれています。
ノーネクタイは、マナー違反になりますよね?
それと同様に、真珠をつけるのも女性としてのマナーであり、叔母さんがいうようにつけないと非常識ととらえる考えも生まれたんでしょう。
数珠のような意味合い
数珠は、お守りのような意味合いがありますよね?
また、石の種類によって意味合いがあるように、実は真珠にも意味があります。
真珠の意味は
- 健康
- 無垢
- 長寿
- 富
- 純潔
- 円満
- 完成
など。
こういった意味を考えても、葬式や祝い事(結婚式)にふさわしい装飾品だといわれているんです。
葬式につける真珠は偽物でもいい?
本物の真珠がベストです。
というのも、見る人が見れば偽物かどうかわかります。
ただし、偽物はダメという決まりもありません。
そのため、偽物を購入する人も多いものの、今後年齢を重ねるごとに増えてくるであろうお葬式。
一つ本物を持っていると一生ものになります。
ただ、偽物の中でも明らかにファッション性を基準としたテカリの強いものや、コットンパールなどは真珠というくくりでなくなるため、控えたほうがいいでしょう。
葬式につけるアクセサリーは真珠以外は絶対ダメ?
- ジェット
- オニキス
- 黒珊瑚
などが真珠同様、喪の装飾にあたりますので、それぞれ説明しますね。
ジェット
ジェットは木の化石であり、
- 忘却
- 動揺の沈静化
などの意味があり、魔除けとしての意味合いももつんです。
こちらも真珠同様イギリスで、ビクトリア女王がアルバート公の喪に服した際、身につけていたことから広まったとされています。
オニキス
邪念や邪気を祓うとされ、魔除けとして用いられることも多いオニキスは、ジェット同様葬式でも着用を許可された装飾品です。
黒珊瑚に該当するのは、
- ウミカラマツ
- サビカラマツ
- ネジリカラマツ
だけ。
こちらも魔除けの効果があり、喪の装飾品としても適しているんです。
真珠のピアスやヘアアクセサリー・指輪もOK?
最初にお話しした通り、葬式でのアクセサリーは基本NGです。
そのため、真珠でもネックレスだけというのが一般的でしょう。
ただ、どうしてもつけたい場合でも、ピアス(イヤリング)くらいに留めておきましょう。
しかし、ピアス(イヤリング)でも、揺れるデザイン・装飾がついたもの・金などはNGです。
耳にピタッとつく、シンプルなスタッドピアスにするのがいいでしょう。
喪服・メイク・髪に関するマナーはこちらをご覧ください。
最後に
ポイントをまとめますね。
- お葬式にアクセサリーはNG
- 真珠は喪の装飾
- 真珠は、涙の象徴であり、男性のネクタイがわり、数珠のような意味合いがある
- イミテーションではなく、本物の真珠がベストだが、偽物はダメという決まりもない
- ジェット・オニキス・黒珊瑚も、喪の装飾
- 真珠でもネックレスだけというのが一般的
- どうしてもピアス(イヤリング)をつけたい場合は、揺れないものを選ぶ
私は、成人の記念に祖母から本真珠をもらいましたし、義妹は結納がわりにうちの両親から本真珠を送りました。
このように、記念としていただいたり贈ったりすることもある真珠。
一ついいものを持っていると一生もので、年をとっても使えるためもつことをオススメします。