家族葬の服装【女性・男性・子供】身内だけの場合は?
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母の葬儀を家族葬で行うの。
身内だけだし、喪服じゃなくてもいいわよね?
ん〜、家族葬といっても、服装は悩むところよね。

 

お葬式といったら、喪服が常識ですが・・・近年増加している家族葬。

この場合は、どうなんでしょう?

どうせ身内だけだから、黒っぽい服さえ着ていたらいいんじゃない?

そう思ってしまったりもしますよね。

そこで今回は、家族葬の服装について

  • 適した服装
  • 本当に身内だけの場合
  • 喪服の歴史
  • 喪服の種類
  • 髪型
  • メイク
  • 持ち物

などをまとめました。

一つの参考にしていただければと思います。

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家族葬の服装は?女性・男性・子供に分けて解説

とりあえず喪主だけ喪服を着ていたら、あとは普段着でもいいかしら?
喪主だけという基準が、曖昧ではありますが・・・

基本的に、家族葬であっても喪服がベストです。

家族葬といっても、突然の弔問客があった場合、違和感を感じてしまうでしょう。

喪服

  • 女性の場合・・・喪服(ワンピース・アンサンブル・着物など)
  • 男性の場合・・・喪服(喪服の上下で、ネクタイは黒で光沢のないもの)
  • 子供の場合・・・喪服・制服(学校等の制服も可能)・黒やグレーなどの服

といった感じが、通常の葬儀同様、家族葬でも一般的です。

家族葬の服装は身内だけでも喪服?

でも、本当に身内だけの場合は普段着でもいいんじゃないのかしら?
ここは、それぞれ感覚の違いも関係するかもしれません。

身内のみの家族葬で、身内全員が了解していれば、喪服でなくてもかまいません。

じゃあ、なんでもいいわよね?
なんでもいいといえば、家族が了承していればいい・・・となるのですが、やはり家族葬であってもお葬式ということは忘れずに。

喪服には、「喪に服す」ということを表す意味があり、葬儀で喪服を着用するという歴史は、1000年以上昔からあります。

しかし、もともとは清浄・清純な色の象徴として白い喪服が主流で、白は新生や再生の象徴として扱われていたんです。

そして、喪服に黒が用いられるようになったのは、明治維新以降のことになります。

喪服

黒喪服は、大正期に宮中参内での喪服は黒を基調とすると皇室令に記されることになり、その後戦時中多く行われる葬儀において白は汚れやすいことから喪服は黒というのが広まり、現在の喪服は黒というのが一般的に広がっていったんです。

ですが、喪服にもランクがあるというのをご存知ですか?
  • 正喪服
  • 準喪服
  • 略喪服

正喪服

  • 男性・・・黒のモーニングコート・紋付羽織袴など
  • 女性・・・黒で無地のワンピース・黒のアンサンブル・黒スーツ・黒無地の着物

など、喪主やその配偶者、喪主の近親者が身につけるものです。

つまり、本来家族葬では近親者のみが集まる場合でも、このような正喪服がもっとも適していると考えられます。

準喪服

  • 男性・・・ダブルorシングルのブラックスーツ
  • 女性・・・黒無地or目立たない織り柄・光沢や透けすぎていない素材のワンピースやアンサンブル、スーツ

などが一般的です。

一般弔問客が着用する服装ですね。

略喪服

黒・紺・ダークグレーで

  • 男性・・・無地または、柄の目立たないのスーツ
  • 女性・・・ワンピースやアンサンブル、スーツ(無地もしくは、目立たないチェック・ストライプ・水玉などの柄)

が一般的で、これらは「平服で」といわれた場合に適した服装になります。

 

そのため、身内が了承した場合にも、最低限この略喪服である方がいいでしょう。

つまりこういうこと。

家族葬だから、正式な着物までは着なくていいわよってつもりだったってことなのね。

 

家族葬で注意したい髪型・メイク・持ち物は?

やっぱり髪型やメイクなんかも気をつけるべきなのかしら?
基本はそうですね。
髪型・メイク・持ち物に分けて説明します。

髪型

男性・女性ともに派手な髪は葬儀にふさわしくありません。

清潔感を感じられる程度にワックス・ムース等でまとめる、もしくはしばるようにしましょう。

また、装飾品も華美なものは控え、落ち着いたデザインで黒・紺・グレー・茶などであれば問題ありません。

メイク

薄化粧が基本です。

ただし、薄化粧はよくても、すっぴんはよくありません。

アイシャドー・チークなどはつけず、アイラインやマスカラなども控えめに、口紅も控えめな色とし、グロスなどテカリのあるものは控えましょう。

 

また、ネイルも極力しない方がいいものの、ジェルネイルなどで急には落とせない場合などには、グローブ(手袋)で隠すという方法もありますよ。

 

持ち物

基本的に、黒のバックでショルダータイプのものは控え、エナメル・光沢・派手な装飾・金具などのないタイプが適しています。

男性の場合も同様で、革製品・合皮製品のものでもかまいません。

 

また、靴についてもエナメル・光沢・派手な装飾・金具などのついていない黒を選ぶといいでしょう。

そして、数珠は神道の場合必要ありませんが、仏教の場合家族葬であっても一人一つ持つことが基本で、貸し借りは厳禁です。

 

そのほか、ハンカチは白または黒の無地もしくは控えめな柄を選ぶと間違いないでしょう。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 家族葬であっても喪服が基本
  • 身内だけの場合、身内全員の了承がもらえれば、喪服でなくてもいい
  • 本来家族葬であっても、近しい人こそ正喪服が基本
  • 身内の了承がもらえても、略喪服で
  • 髪型・メイクともに華美なものは控え・地味にする

 

家族葬であっても、基本は喪服。

故人を送り出す時には喪服で・・・、この考えは葬儀の形式に関係なく考えられたらいいでしょう。

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