父が亡くなり、明日がお通夜です。
今夜は、自宅で最後の家族水入らずとなるわけだけど、どう過ごしたらいいのかしら?
そうなの。
でも、亡くなったショックで頭が回らなくて。
私の場合は祖母でしたが、祖母の子供である母と叔父、そして孫である私やその子供(ひ孫)と最後の夜を自宅で過ごしました。
翌日にはもう通夜。
通夜当日や葬式前日は、遺体はすでに葬儀場に運ばれているため、この日がお骨になる前の祖母と最後に自宅で一緒にいられるチャンス。
でも、悲しみに浸っていると、あっという間にその貴重な時間は終わってしまいます。
そこで今回は、通夜前日の
- 過ごし方
- やっておきたいこと
- 服装
などについて、解説しますので、参考にしてください。
通夜前日の過ごし方は?
このままだと、ただ時間だけが過ぎてしまいそう。
どう過ごしたらいいのかしら?
- 故人に寄り添う
- 写真を見る
- 家族で話す
形ある故人と過ごすことのできる時間は、残りわずかです。
故人に寄り添い、故人に触れ、故人を目に焼き付け、最後の時を大切に過ごしましょう。
故人の写真を見ながら、遺影を探しつつ、家族で思い出話に花を咲かせるのもいいでしょう。
通夜前日、耐えきれなく吞みにでるが、帰ると1人亡くなった祖父の隣に今日も自分の布団。
喜んで今宵も祖父と過ごします。
最後に2人で入れる時間を今は大切にします。— ロマンス (@sk_romance) 2014年8月20日
最後に、布団を並べて寝るというのもいいですね。
ちなみに私は、母や親戚たちと、アルバムを見ながら祖母の枕元で思い出話に花を咲かせました。
「この時ああだったね。」
「こんな写真が出て来たよ。」
などと話しながら、その時出て来た写真は遺影だけでなく、葬儀場のモニターに映す映像としても使いました。
忌引きというのがあり、これは故人を偲び喪に服す期間でもあります。
祖父母の場合でいうと、3日間ですね。
通夜前日は、この忌引き期間にあたるので、習い事を休むというのも選択肢の一つでしょう。
他人の目には、忌引き中なのに出て来ている・・・というあまりよくない印象にもとられかねませんからね。
通夜前日までにやっておきたいことは?
- 親戚や友人、関係者に連絡
- 遺影を探しておく
- お金をおろす
- 市役所に死亡届と提出
- 市役所に火葬許可証・埋葬許可書をもらう
- 新聞のお悔やみ欄の掲載依頼
- 香典返しの準備
- 通夜振る舞いで出す料理の手配
- お供え・供花の手配
- お茶菓子の準備
- 家の片付け
基本的には、葬儀会社と相談の上ことをすすめますので、わからないことは葬儀会社に聞くと教えてくれるでしょう。
また、これをすべて喪主だけが行うのではなく、親族で分担して準備してもいいですしね。
ただ、細々した費用(葬儀場以外の宿泊代・待合室で出すお茶菓子など現金払いするもの)がかかります。
故人の通帳が凍結されたらおろせなくなりますし、葬儀の規模によっても異なりますが、数十万〜百万程度おろしておくと困りません。
そのほか、葬式が終われば、自宅に祭壇が組まれます。
そのため、どこに祭壇を置くのかある程度場所を決めておき、早めに家の中も整理しておくと葬儀が済んで慌てずにすむでしょう。
また、通夜前日に湯灌の儀などを行うこともあります。
【湯灌の儀】立会いの服装は?実際に見て感じた「必要か否か」
最後のお化粧を、家族が行うのもいいでしょう。
死化粧のやり方は?化粧品は故人のを使ってもいい?
通夜前日の服装は?
通夜前日にも弔問客が来たりするのかしら?
やっぱり喪服じゃないといけないの?
通夜前日なので、喪服という決まりはありません。
喪服は、通夜や葬式でずっと着用しておかなければならないので、3日続けて着るよりも、この日は普段着の方がいいでしょう。
通夜前日なので、基本的にはどんな服装でもかまいませんが、色々やることがあるので動きやすい服装をオススメします。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 通夜前日は、故人と自宅で過ごす最後の日なため、故人に寄り添い、写真を見たり家族で思い出話をしつつ過ごすといい
喪主・通夜や葬式日程などは決まっていても、
- 親戚や友人、関係者に連絡
- 遺影を探しておく
- お金をおろす
- 市役所に死亡届と提出
- 市役所に火葬許可証・埋葬許可書をもらう
- 新聞のお悔やみ欄の掲載依頼
- 香典返しの準備
- 通夜振る舞いで出す料理の手配
- お供え・供花の手配
- お茶菓子の準備
- 家の片付け
など、やることはたくさんある。
- 通夜前日は、喪服でなくていい
通夜当日の夜は、弔問客も多い上に、葬儀場に宿泊する親戚などもいてゆっくりする暇はありません。
通夜前日のうちに、故人と最後の時を過ごし、別れをしっかりしておくことをオススメします。