葬儀後の自宅祭壇!お供え物や配置など知っておきたいあれこれまとめ
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この前、親戚の葬儀に行ってきたんだけど、葬儀費用だけでも高いのに、自宅祭壇も高かったって言ってたのよね。

え!?そんなに高いの?

じゃあ、親の時は自分でできることなら、自分でしたいわ。

でも、自分でって大丈夫なの?

・・・そうよね。

細かい決まりとかありそうだけど、どんなことがあるかわからないわ。

 

葬儀終了後、落ち着く間もなく自宅祭壇の設置が始まります。

私は親の葬儀後、自宅に帰り着くと同時に斎場の方が来て、準備を始めていたのを覚えています。

疲れていた私は、ぼーっとしている間にすぐ完成していました。

後日、請求書を見て・・・・予想以上の金額にビックリ

「これくらいの金額するんだったら、自分たちでした方がいいんじゃない?」

とか思う人もいるはず。

 

そこで今回は自宅祭壇について

  • 設置するときの費用
  • お供え物
  • 配置場所
  • 期間

などを紹介していきますので、参考にしてください。

葬儀後の自宅祭壇!依頼した場合と自分でした場合の費用は?

そもそも、自宅祭壇って何なの?
詳しく説明するわね。
自宅祭壇
葬儀後、成仏するまでの間、遺骨や位牌などを安置する祭壇のことです。
別の言われ方で「後祭り」や「後祭り祭壇」、また関西方面では「中陰壇」などとも呼ばれています。

 

自分でするとは言ってみたものの、依頼したらどれくらいするんだろう?

斎場で頼んだ場合、自分でした場合、どれくらい金額が違うのか見ていきましょう。

斎場に頼んだ際の相場

葬儀は突然の事なので、もちろん祭壇の準備など大変だと思います。

その時に、斎場に依頼すればスムーズに用意をしてくれるというのは、助かりますよね。

でも、気になるのは費用。

実際に何社か調べてみると・・・・

  • A社:50,000円のみ
  • B社:50,000円、100,000円、150,000円の3種類
  • C社:7,000円(段ボール製)、50,000円(通常の白木製)

となりました。

 

おおくは「葬儀費用のオプション」として入っていることが多いです。

また、互助会や会員になっていると割引ができる葬儀場もありました。

自分でした際の相場

自分で材料を準備する手間がかかるので、いざという時のために用意しておくといいですね。

組み立て方は簡単なので、誰でも作ることはできます。

 

安い物で3,000円からありました!

探してみるとあるもんですね。
そうなのよ!

他にも11,000円ほどの物も。

また、21,600円で自宅祭壇のレンタルというのもあります。

こうやってみると、葬儀場に依頼するよりも、「自分たちでする方がかなり安く仕上げれる」のがわかりますよね。

 

50,000円全額を後飾りに費やすより、自分で用意して立派な位牌を用意したいという人もいます。

祭壇は自分たちでも用意できるのがわかったわ。

あとお供え物、どうしたらいいかしら?

それは宗派によって違うのよ。

葬儀後自宅祭壇!お供え物は何が必要?

祭壇の準備が終わったところで、次に用意する物は「お供え物」

お供え物も宗派によって違います。

  • 仏式
  • 神式
  • キリスト教式
この3つについて用意する物を紹介しますね。
仏式

神式やキリスト教式に比べると、お供え物の量は多いです。

  • ご飯
  • お水
  • お茶
  • 焼き菓子
  • 果物
  • お膳
  • 生花

などです。

神式

仏式に比べると、とてもシンプルで

  • お水
  • 洗米
  • 御神酒

などお供えします。

その他に果物などお供えすることもあります。

現に、私の親は果物が大好きだったので、メロンをお供えしていました。

また、花がすごく好きだったこともあり、大輪の花束を父が用意していたのを覚えています。

キリスト教式

キリスト教式には、仏式や神式のように細かい決まりはありません。

お供え物には

  • 洋花
  • パン
  • 聖書

などがあります。

 

どの宗派にも、故人が好きだった物などお供えしてもいいとも言われていますよ。

ただ、お供えしてはいけないものがあるの。

お供えしてはいけないもの

  • ニンニク
  • バラ

など。

それは肉」や「魚」など、殺生を連想させてしまうものです。

あと、ニンニクなど香りの強いものや生花でもトゲのあるようなものは、さけましょう。

葬儀後の自宅祭壇!配置ルールは?

そろえたお供え物とか、自由に置いていいの?

いいえ。

ちゃんと決められた場所があるのよ。

祭壇の組み立てはできたけど、どこに置いていいのか・・・。

いざとなるとわかりませんよね。

私も葬儀場の方にすべて用意してもらったから、わかりませんでした。

宗派によって並べ方や配置などは違うので、図を見て参考にしてください。

それぞれ宗派の配置図を見ていきましょう。

仏式

仏式は祭壇の物が一番おおいです。

このようになります。

  • 2段または3段の台
  • 上段左に遺影、右にご遺骨
  • 中段真ん中に位牌
  • 下段中央に香炉
  • その他は下段の空いているところ

というふうに置いていきます。

神式

神式は仏式に比べてシンプルです。

  • 上段は仏式と同じ。
  • 中段に霊璽(れいじ)、その左右に榊。
  • 下段はろうそく、御神酒など。

キリスト教式

細かい決まりはありません。

  • 上段に十字架
  • 中段に遺影、骨壺
  • 下段にろうそく、花、聖書など

有名な方ではこのような自宅祭壇でした。

宗派によって、こんなにも違うんです。

 

また、葬儀場に依頼する時は、ランクなども金額によって違ってきます。

自分で設置するときは、購入する前に葬儀場など、その宗派に詳しい方に聞くのもいいですね。

葬儀後の自宅祭壇はいつまで?

自宅祭壇って、ずっと設置するわけにはいかないわよね?

そうよ!

いつまでって決められているのよ。

これも宗派によって違うの?
もちろんそうよ。

故人が成仏するまで設置する自宅祭壇。

これは決められた期間があります。

仏式

一般的には四十九日法要後に処分しましょう。

または、ご遺骨の埋葬日、納骨日でも問題ないともいわれているんです。

神式

五十日祭までの期間、後飾りをまつってあります。

神式は十日ごとに十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭があって、そして最後が五十日祭。

この五十日祭は仏式でいう四十九日のようなものです。

キリスト教式

仏式、神式と違って本来は土葬なので「いつまで」という決まりはありません。

ただ、火葬をされた方は目安として、

「7日後の追悼ミサ」もしくは「1ヶ月後の昇天記念日」

の埋葬日までと考える人が多いです。

自宅祭壇のその後は?

後飾りの処分ってどうしたらいいの?
私は葬儀屋にお願いしたわよ。

後飾りの処分ですが、お住まいの自治体ルールにそって一般ゴミとして処分しても問題ないです。

でも、一般ゴミとして捨てるのはちょっと・・・と思う人が大半だとおもいます。

そんな方は、葬儀場に相談したりお坊さん、神主さん、牧師さんに聞いてみるのもいいでしょう

また、仮位牌の処分はお坊さんに供養をお願いしてください。

こちらも参考にしてください。

 

最後に

自宅祭壇についてまとめてみました。

  • 葬儀後、遺骨や位牌などを安置する祭壇のことです。
  • 自宅祭壇は自分で用意した方が安い。
  • 葬儀場に頼むと平均50,000円、自分ですると10,000円。
  • お供え物、配置は宗派で違います。
  • 自宅祭壇のかざる期間:仏式四十九日・神式五十日祭・キリスト教式7日後の追悼ミサもしくは1ヶ月後の昇天記念日
  • 処分は一般ゴミでも大丈夫でも、抵抗ある人は葬儀場やお坊さん・神主・牧師に相談してもいいです。

いかがでしたか?

自宅祭壇に扱うことがあるとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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