永代供養とは?意味や相場・知っているようで知らないあれこれを解説

先日父の四十九日法要が終わったのですが、母が最近「永代供養」という言葉を口にするようになりました。

今後の法要やお墓の管理について心配して永代供養を考えているようですが、「永代供養」っていったい何なんですか??

永代(えいたい)なんて聞きなれない言葉が含まれていて、意味がわかりにくいわよね。

簡単にいうと、お墓の管理や新たにお墓を建てるのが負担な方のための供養方法。

これから、その永代供養について詳しく解説していくわね。

 

永代供養という言葉、よく耳にするものの、実際よくわかっていない方多いと思います。

でも、今さら「それって何だっけ?」というのも聞きにくかったり・・・。

 

ここでは、永代供養について

  • 意味
  • 相場は?
  • 気をつけることは?

という疑問を解決していきますね。

「永代供養」と似ている言葉「永代使用」との違いも明確になりますよ!


永代供養とは?

永代供養が何なのか教えてください!
では、永代供養のついてわかりやすく説明していくわね。

永代供養とは、遺族や子孫に変わって、霊園や寺院が遺骨の管理・供養を行うことです。

永代供養とは 

通常、故人の遺骨はお墓に納骨されますね。

そのお墓の管理や節目の法要は遺族や子孫の役目となります。

しかし、少子化や経済的な理由から、お墓の管理や供養、または新たにお墓を建てるのが難しいという場合も。

そういった場合に、霊園や寺院が変わりに遺骨の管理や供養を行ってくれるシステムを、永代供養といいます。

子供がいない人にとっては、お墓の管理をどうするかは切実な問題なのよ。

永代供養をやる意味は?メリット・デメリットについて

うちの場合、子供は私一人だししかも遠方に住んでいるため、母が亡くなった後のお墓の管理をする自信がありません…。

そういった場合に、永代供養をすれば安心っていうわけですね。

たしかに、永代供養をしていればお墓や年忌法要の心配をする必要がなく安心です。

でも、メリットだけでなく、デメリットがあることもしっかり理解した上で選択ください。

 

メリットは?

永代供養のメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

永代供養とは 意味 相場 メリット

  • 無縁墓になるのを防げる
  • 場所を選べる
  • 費用が安くすむ
どういうことか、それぞれ説明していくわよ。
無縁墓になるのを防げる

お墓の管理や供養を行う縁故者がいなくなった墓は無縁墓と呼ばれ、いずれは撤去されることになります。

故人の遺骨をお墓に納めたらおしまい、ではありません。

納骨後は定期的にお墓の掃除をしたり、七回忌・十三回忌などの年忌法要を行う必要があります。

「子供がいない」「子供はいるけど遠方に住んでいるのでお墓の管理や法要を行うのが難しい」といった場合でも、永代供養をしていることで寺院や霊園がお墓の管理や供養を行ってくれるため、無縁墓になるのを防ぐことができるのです。

 

「跡継ぎがいない」

「子供にお墓のことで負担をかけたくない」

という方も、永代供養を選ばれます。

 

場所を選べる

永代供養は、宗派や宗旨を問わず受け入れてもらえる場合が多く、家の近くや交通の便がよい場所など、好きな寺院や霊園を選ぶことができます。

永代供養はするけれど、

「私が元気な間はお参りに行きたい」

「お墓を建てる余裕はないけれど、お参りはしたい」

という場合には、場所を選べるのは大きなメリットとなりますね。

費用が安くすむ

永代供養にすると、新たにお墓を建てる必要がありません。

ということは、お墓を建てる際に必要になる費用がいらないということ。

お墓を建てる場合、墓石代の他にもお墓を建てる土地代、そして毎年寺院や霊園に支払う管理費が必要になります。

墓石代の全国平均が150万円前後、土地代は60~80万円となるので、新たにお墓を建てる場合は200万円近い費用を用意しなければならないのです。

永代供養にかかる費用はどれくらいなんですか?
のちほど、永代供養の相場を紹介しますよ。

デメリットは?

安いうえに後々の心配がない永代供養は、メリットばかりのような気がしますが、

永代供養とは 意味 相場 デメリット

  • 他人の遺骨と混ざる
  • 高額になることも

というデメリットがあることも理解しておきましょう。

他人の遺骨と混ざる

お墓を建てる必要の永代供養は、遺骨を骨壷から出して他の人のものと一緒にして祀る場合があります。

一度他人の遺骨と混ざると、後から遺骨を返してもらうことは不可能です。

高額になることも

「永代供養」と一言でいってもさまざまなタイプがあり、金額にも大きな差が生まれます。

「予算を抑えたいから永代供養にしよう」と思っていても、選択次第では思わぬ高額になる可能性もありますよ。

 

高額なのは困ります!

どうすれば費用を抑えられますか?

それでは、永代供養の相場について解説していくわね。

永代供養の相場は?

永代供養の相場はなんと5~200万円。

どうしてそんなに差があるんですか?
永代供養のタイプによって、内容と金額が大きく変わってくるのよ。
  • 合祀タイプ…5~30万円
  • 個別タイプ…10~80万円
  • 墓石タイプ…70~200万円
これから、タイプ別に詳細を紹介していくわよ。

合祀タイプ…5~30万円

骨壷から遺骨を取り出し、他の遺骨と一緒にして祀るタイプです。

合祀された遺骨は、合祀墓に納められるのが一般的となっています。

個別タイプや墓石タイプのように新たに場所を確保する必要がなく、費用はもっとも安くなります。

 

こちらは、合祀タイプの一例になります。

 

個別タイプ…10~80万円

新たにお墓を建てるのは難しいけれど、遺骨が他人のものと混ざるのは抵抗がある人も多いです。

そういった場合、骨壷のまま遺骨を安置するタイプが安心。

個別に場所を必要とするため、合祀タイプに比べると費用は高くなります。

 

 

こちらは、個別タイプ。

室内なので、お参りの際に天候を心配しなくていいわね。

 

 

墓石タイプ…70~200万円

「お墓は建てたいけれど、後々管理をしてくれる人がいない」という方には、墓石タイプの永代供養もあります。

墓石代などが必要になるため費用は高くなりますが、無縁墓になることを防げます。

 

こちらは墓石のないガーデン墓地で、永代供養も可能。

予算と相談しながらタイプを選ぶといいわよ。

永代供養と永代使用の違いは?

そういえば、母が「永代使用」という時もあるんですが、「永代供養」と同じ意味ですか?

どちらも「永代」がつくためまぎらわしいのですが、この2つの言葉はそれぞれ違うことを表すのよ。

2つの意味を比べて、違いをはっきりさせましょう。

  • 永代供養…遺族や子孫に変わって霊園や寺院が遺骨の管理や供養を行うこと
  • 永代使用…墓地の使用権を表す

お墓を建てる場合、墓石代とは別に土地代が必要になってくるのですが、その土地代が「永代使用料」となります。

「永代」とはいっても永久に土地が使えるわけではなく、「お墓の承継者がいる限り」という条件つきとなります。

永代供養には注意点も

うちのように、そのうち無縁墓になる可能性がある場合は永代供養にしておくとよさそうですね。

さきほどのデメリットは理解しましたが、その他にも注意点があれば教えてください。

永代供養を考える場合、次のようなことにも注意しておく必要があるのよ。

永代供養とは 意味 相場 注意

  • 遺族の意向を確認
  • 個別安置の期間を確認
  • 人数が増えると費用が高くなる
それでは、詳しく解説していきます。

親族の意向を確認

永代供養をする場合、家族の考えだけで決めず、親族の意向も確認しておきましょう。

他人の遺骨と混ざったり、違う宗派の寺院で供養されることに抵抗がある方がいるのも事実。

とくに合祀の場合は、後々親族間でトラブルになっても遺骨を返してもらうことが不可能なので注意が必要です。

個別安置の期間を確認

個別タイプを選んでも、一定の期間をすぎると合祀される場合がほとんどとなります。

寺院や霊園によって合祀のタイミングはバラバラなので、あらかじめ確認しておきましょう。

人数か増えると費用が高くなる

永代供養にかかる費用は、1人当たりの価格となります。

一方、お墓は1つ建ててしまえば何人でも納骨が可能です。

たとえば、両親と子供1人の永代供養を考えている場合、1人当たり50万円だとすると3人で150万円。

「お墓を建てるお金がない!」と思って永代供養を選んでも、人数が増えるとお墓を建てた時と変わらないくらいの費用が必要になってくるのです。

まとめ

最後に、永代供養についてまとめておきます!

  • 永代供養とは…遺族や子孫に変わって、霊園や寺院が遺骨の管理・供養を行うこと
  • メリット
  • 無縁墓になるのを防げる
  • 場所を選べる
  • 費用が安くすむ
  • デメリット
  • 他人の遺骨と混ざる
  • 高額になることも
  • 相場
  • 合祀タイプ…5~30万円
  • 個別タイプ…10~80万円
  • 墓石タイプ…70~200万円
  • 注意点
  • 親族の意向を確認
  • 個別安置の期間を確認
  • 人数が増えると費用が高くなる

 

私の実家でも、私も跡継ぎの弟も遠方に住んでいてなかなか帰省できない現状となっているため、お墓問題は深刻です。

父はすでに他界しているため、母が亡くなった後は一体誰が墓守をするのか…。

この機会に、永代供養も選択肢にいれようと思います!