告別式に出席するんですが、どうしてもはずせない用事があって。
最後までいられないのですが、それでも出席した方がいいんでしょうか。
不幸の知らせは突然届くもの。
急なことで、都合がつかないことも。
でも、最期のお別れだから少しだけでも出席できたら・・・。
そこで今回は、告別式での
- 途中退席
- 焼香や香典だけでもいい?
- 一時退席
- 途中参加やお見送りだけってどう?
について解説してきます。
告別式で途中退席は失礼になる?
仕事や用事などで最後まで告別式にでられない場合、遺族や親族以外であれば告別式を途中退席しても問題ありません。
ただ、お通夜と違い告別式は人の出入りが少ないのでどんなに静かに退席しても目立ってしまいます。
- 後ろの席に座る
- 退席は焼香後に
- 会場の人に途中退席することを伝える
- 事前に喪主、遺族に途中退席することを連絡しておく
- マナーや身だしなみにはとくに注意
後ろの席に座る
前の席に座ってしまうと、退席するときに他の出席者の目に触れてしまいます。
後方の席に座り、静かに退席しましょう。
退席は焼香後に
退席をするタイミングは焼香後です。
自分の番が回ってきたら焼香を行い、遺族に一礼をして出口に向かいます。
くれぐれも、読経中に退席することのないように。
会場の人に途中退席することを伝える
受付を済ませたら、係の人に途中退席する旨を伝えましょう。
退席しやすい席を案内してくれます。
事前に喪主、遺族に途中退席することを連絡しておく
喪主や遺族に事前に連絡ができるようであれば、途中退席させてもらうことを話しておくとよいですね。
喪主、遺族の方は忙しいので、当日お話するのは控えましょう。
マナーや身だしなみにはとくに注意する
途中退席をするということはほかの人と違う動きをするわけですから、どんなに気を付けていても他の人から見られてしまうもの。
マナーや身だしなみがなっていないと悪目立ちしてしまいます。
いつも以上にマナーや身だしなみには注意を払いましょう。
お焼香だけや香典だけ渡して失礼するのは?
そんな時はどうしたらいいですか?
上でも述べたように、読経中の退席は失礼にあたります。
読経の時間は開式後30分くらいが一般的なので、その時間までいられないなら・・・。
あえて出席をしないという選択をすることも大切です。
出席を見合わせる時は、
- 告別式の前に時間がとれるなら、開式15~30分前に焼香をさせてもらう
- 受付で記帳と香典を渡してすぐ退場する
- 出席できる人に香典を預ける
などの対応をとりましょう。
2.3の場合は、日をあらためて自宅へ伺いお参りするとよいですね。
一旦退席したあとまた戻るのはいい?
基本的に、一時退席はやめましょう。
告別式の出席者は開式前には着席し終わるまで着座しているもの。
そんな時、何度も出入りをしている人がいたらどうでしょうか。
遺族や親族、出席者の故人を偲ぶ気持ちに水をさすかもしれません。
最期のお別れだし少しの時間でも出席したいという気持ちもあるかもしれませんが、バタバタと出入りをして遺族や出席者を不快にさせてしまっては元も子もありません。
もし、戻ってくるのであれば見送りのタイミングまで待つなど配慮が必要です。
途中参加やお見送りだけの場合は?
告別式は、お通夜と違い原則遅刻厳禁。
なぜかというと、通夜と異なりタイムスケジュール通りに行われるから。
事前に予定がわかっているから遅刻はダメという考え方なんです。
ただ、仕事などで開始時間には間に合わないけど、焼香の時間には間に合う場合もありますよね。
そんな時は、告別式に途中参加するのではなく、告別式後のお見送りに立ち会うようにしましょう。
※交通事情などでやむを得ず遅刻してしまう場合は対応が異なりますので、式場に一報をいれ係の人の指示にしたがいましょう。
また、告別式に出られなくてもお見送りに立ち会えるようであれば、見送りにだけでも出席し最期のお別れをするとよいですね。
さいごに
今回のまとめはこちらです。
- 告別式の途中退席は、遺族や親族以外であれば問題ありません。
- 後ろの席に座る
- 退席は焼香後に
- 会場の人に途中退席することを伝える
- 事前に喪主、遺族に途中退席することを連絡しておく
- マナーや身だしなみにはとくに注意
- 焼香の時間までいられないようであればムリに出席せず、開式前に焼香をさせてもらうか、後日自宅へ伺いお参りさせてもらいましょう。
- 一時退席は遺族や出席者を不快にさせる可能性があるのでやめましょう。
もし戻ってくるのであれば見送りのタイミングまで待つなど配慮が必要です。
- 告別式の遅刻は厳禁。途中参加はやめ、見送りのタイミングにあわせて出席しましょう。
- 交通事情によりやむを得ず遅刻してしまうときは会場に一報をいれ、係の人の指示にしたがいましょう。
- 見送りにだけ出席することも問題ありませんので、最期のお別れに立ち会えるようでれば出席しましょう。
大切な人、お世話になった人との最期の別れ。
できれば立ち合いたいと思うもの。
やむを得ず途中退席などをしなければいけないときは、自分の思いだけで行動せず遺族や親族の人に配慮したふるまいを行うことが大切ですね。