
この場合、別に会社から誰か参列して欲しいわけではないし、連絡はしなくてもいいかしら?
そうねぇ、私個人的にはやっぱり連絡したほうがいいと思っちゃったものの、連絡をしない場合のメリットもあるのよね。。
静かに家族だけで母を送り出したいんだけど・・・。
ちょっと私が説明できる限りのことを話すわね。
家族葬の場合、あまり多くの人に参列して欲しくない。
家族だけで最後の時を過ごし、静かに送り出したい。
そんな気持ちをお持ちの方が、多くいらっしゃるでしょう。
そこで困るのが、報告してしまうとおおごとになりそうな会社関係。
今回は、家族葬の場合、会社への連絡について
- 必要か否か
- 伝え方
- 断り方
- 香典の受け方
など、気になるあれこれをお話ししたいと思います。
家族葬の場合!会社への連絡は必要?
連絡するメリットとデメリットを説明するわね。
会社へ家族葬の連絡をするメリット
単純に、会社へ家族葬の連絡をしなければ
- 下手に気を使わせない
- プライベートを知られずにすむ
- 弔問に来て欲しくないので、伝えないと断る手間が省ける
などのメリットはあるかもしれません。
会社へ家族葬の連絡をするデメリット
- 慶弔休暇がとれない
- 慶弔金を受け取ることができない
- あとでバレた時に気まずい
などがあります。
会社には福利厚生で社員の親族が亡くなった際、忌引きとして休める日数やいくら香典が出されるなど規定があるため、それをしっかり受けとる権利が、社員にはあるんです。
ただし、上記で説明したような伝えないメリットもあるので、ここは個人個人の考えで決めるといいでしょう。
会社へ家族葬の伝え方は?
じゃあ、もし連絡する場合には、どう伝えたらいいのかしら?
会社へ家族葬の連絡をする場合
- 亡くなった人
- 故人との関係
- 家族葬で行うこと(葬儀形態)
- 参列の範囲
- 斎場
- 休む日数
- 休日の連絡先
などを伝えましょう。
通常の葬儀と異なるのは、葬儀形態と参列の範囲です。
通常の葬儀だと、手伝いの有無なども確認することも多くありますが、家族葬の場合そういった手伝いは必要としませんよね。
また、大勢で来られたら困る場合、参列の範囲もあらかじめ指定しておいた方がいいでしょう。
家族葬なので弔問を断りたい!どう伝えたらいい?
弔問を断りたいから、やっぱり連絡じたいしない方がいいんじゃないかと思ってきたわ。
伝え方を説明するわね。
「家族葬=弔問は辞退してもらう」という考えを理解していない方、結構多くいらっしゃいます。
そのため、家族葬を伝えた際に、弔問についてもしっかり確認しておいた方がいいでしょう。
- 「家族葬のため、弔問はご遠慮ください。」
- 「故人の希望により、葬儀は家族葬で行うことになりました。
家族だけで最後の時を過ごそうと思っていますので、弔問は辞退申し上げます。」 - 「家族のみで故人を見送ることになりました。
そのため、弔問はご遠慮いたします。」
ハッキリと弔問は断る!
そこをしっかり伝えないと、会社側も弔問の判断に困ります。
中には、辞退しているのに行ってしまう方も・・・。
家族葬で、事前・事後弔問、参列、香典を辞退されているのに、故人、家族の意志を完全無視して、強引に行おうとする、葬儀好きな上司連中。貴方方は、故人の家族なのでしょうか?
— ナベ75 / nabe75 (@kennabe75) 2015年9月8日
このようなことになりそうな場合、連絡をしないという方法も一つの選択肢に考えてしまいますよね・・・。
弔問は断ったものの香典の申し出が!断ることはできる?
会社からの香典は福利厚生で決まっているわけで、お返しも必要としないから、受け取っても問題ないと思います。
ただし、個人的に香典を受け取ってしまうと、普通の葬儀と変わらなくなってしまいますよね。
「個人的な弔問を断る=香典も辞退する」
そう考え、弔問を断る際に、同時に香典も辞退しておいた方がいいでしょう。
香典を受け取ってしまうと、香典返しなど、通常葬儀のような手間もまた増えてしまいます。
そのため
「故人の希望で家族葬にすることになりました。
そのため、弔電並びに故人的な香典は、辞退いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いします。」
と連絡を入れた際に伝えておくといいでしょう。
最後に
ポイントをまとめます。
- 会社へ家族葬の連絡をしないと、弔問を断る手間が省ける等のメリットはある
- 会社へ家族葬を伝えないと、慶弔休暇や慶弔金をもらえないというデメリットが
会社へ連絡する際は、
- 亡くなった人
- 故人との関係
- 家族葬で行うこと(葬儀形態)
- 参列の範囲
- 斎場
- 休む日数
- 休日の連絡先
などを伝える。
- 弔問や香典は、連絡を入れた際にしっかり断っておかないと、家族葬でも普通に来る人は多い
家族葬と伝えているんだから、弔問は遠慮してくれるだろうという考えは非常に危険です。
家族葬が増加しているとはいえ、年配者など経験のない方も多くいらっしゃいますし、会社側も非常に判断に迷うところ。
そのため、しっかり断っておかないと斎場に入りきらず普通の葬儀以上に大変になったという話も耳にします。
これは会社の雰囲気によっても異なるかもしれませんが、連絡の有無はそういったことも含め検討されるといいでしょう。