四十九日法要の準備!何をしたらいい?気になるあれこれを徹底解説
◆おすすめ葬儀まとめ記事◆
あ〜、葬儀が終わったと思ったら、四十九日がすぐ来るわ。
そうよ。
早め早めに準備はしておくべきよ!
え?
準備って?

 

葬儀が終わってやっと一息。

でも、すぐに四十九日法要がやって来るので、その準備も大切。

四十九日の準備は、早めにやっておかないと、後になって困ることも多々出て来るんです。

そこで今回は、四十九日法要の準備について

  • やること
  • 必要なもの
  • 流れ

をわかりやすく解説したいと思います。

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四十九日法要のために準備することとは?

準備って、何をすればいいの?
先ずはやるべきことを説明するわね。
  • 法要の予約
  • 会場の予約
  • 案内状の用意
  • 会食の手配
  • 位牌の用意
  • お墓の彫刻
  • 卒塔婆の用意
  • 引き出物(返礼品)の準備
  • 香典返しの用意
ざっと挙げてこれだけの準備が必要です。
え・・・こんなに?
そう。
四十九日の準備は大変なのよ。

それぞれについて説明するわね。

法要の予約

まずは、法要を行ってもらうため、お寺に連絡して僧侶の予約をしなくてはいけません。

お盆時期などと重なった場合、この予約がなかなか取れず困ることも。

そのため、葬儀後すぐにでも予約をしておく必要があります。

 

こういうことになったら大変なので、僧侶にとっても早めの予約が助かるでしょう。

お寺に関する手続き・変更も、予約時にお願いしておくといいですね。

会場の予約

どこで四十九日法要をするのか、ここも考えておかなければなりません。

  • 自宅
  • お寺
  • 斎場

など。

お寺や斎場では細かなことを教えてもらいながら準備をすることができますが、自宅でやる場合は人を招き入れるため、家の片付けも必要となるでしょう。

 

美味しそうですね。

ホテル・料亭だけでなく、料理自慢の個室があるお店もいいでしょう。

案内状の用意

日程と場所が決まったら、参列者へ案内状を出す必要があります。

四十九日の案内状

  • 季節の挨拶
  • 葬儀のお礼
  • 四十九日の案内
  • 四十九日の日時
  • 法要の場所
  • 連絡先
  • 返信期限

などをお知らせする必要がありますが、同時に会食の有無を記載してもいいでしょう。

また、縦書きにし、句読点を使わないというマナーがあるので注意ください。

会食の手配

四十九日では、法要後に参列者と会食をすることがほとんど。

そのため、場所と料理の確保をする必要があります。

案内状の返信が揃ったら(揃う前に大体の人数で仮予約)、手配しましょう。

 

それを忘れてしまい、こんなことになったら大変です。

位牌の用意

葬儀で使用した白木の位牌から、本位牌を用意する必要があります。

ただ、注文して翌日に・・・というわけにはいかず、1・2週間かかることもあるので、早めに仏壇店へ依頼しましょう。

その際、

  • 戒名
  • 俗名
  • 命日
  • 享年
  • サイズ(他の位牌や仏壇とのバランス)

などを控えて、仏壇店へ伝える必要があります。

お墓の彫刻

四十九日にお墓へ納骨するところがほとんど。

そのため、それまでに石材店へ

  • 戒名
  • 俗名
  • 命日
  • 忘年

を伝え依頼する必要があります。

また、四十九日法要後に納骨をする際には、お墓を動かす作業などもありますので、立ち会う職人さんへの寸志(5,000円弱)も用意しておきましょう。

石材店に頼まずお墓を動かすというのはムリがあるので、依頼したほうが賢明です。

このように、墓読へお墓に入っている人が記載されますよ。

卒塔婆の用意

供養のために用いる細長い板、卒塔婆は追善供養を目的として立てられます。

卒塔婆

宗派によっても異なりますが

  • 戒名
  • 没年月日(命日)
  • 経文
  • 梵字
  • 施主
  • 供養年月日

などが書き込まれますので、お寺へ依頼しましょう。

ただ、浄土真宗など宗派によっては卒塔婆が必要ない場合もあるので、お寺へ確認するのがいいですね。

引き出物・香典返しの用意

引き出物は来てくださった方に渡すもので、あらかじめ用意しておきましょう。

そして香典返しは、香典に対してお返しするものとなります。

そのため、香典返しはいただいた金額によって品物の値段を変える必要があるため、後日郵送することがほとんどです。

ただ、中には「いつもこの人はこれくらいだから」と親戚間で暗黙の了解がある場合は、引き出物と一緒にお渡しすることもあります。

解散前に渡すことになりますので、移動等がある場合には、それを考え事前に用意しておく必要があるでしょう。

 

四十九日法要までに準備するものとは?

色々あるわね。
でも、上記さえしておいたらいいのね?
いや、まだ準備しておきたいものはあるわよ。
  • 僧侶へのお布施
  • 遺影
  • 埋葬許可書
  • 位牌
  • 数珠
  • 引き出物・香典返し
  • お供え
  • 供花

などのほか、自宅でやる場合にはスリッパ・座布団・お湯飲み・お茶菓子・仏壇用の花やお供えなどの用意も必要になります。

先ほど説明した位牌や引き出物・香典返し以外について説明するわね。

僧侶へのお布施

お願いするお寺や地域によっても異なりますが、お布施の相場は3万〜5万といわれています。

わからない場合、参考までにお願いするお寺に尋ねてもいいでしょう。

また、それとは別にお寺以外の場所で法要を行う際にはお車代を、会食をされずに帰られる場合は御膳料5千円〜1万円ほど渡します。

渡すタイミングは法要が始まる前、もしくは終わった後(帰られる前)がいいでしょう。

遺影

必ずしもというわけではありませんが、葬儀の際に用意した遺影でもいいので、法要や会食の場に遺影を持っていくことをオススメします。

というのも、顔が見えるとその場に故人がいるような感覚がし、心から冥福を祈りやすいということもありますからね。

 

 

埋葬許可書

納骨式を同時に行う際には、埋葬許可書が必要です。

埋葬許可書は火葬した際にもらえるもので、分骨する場合などには、必要数分用意しておく必要があります。

 

中には、手元供養を考えられている方もいるでしょう。
こちらを参考にしてください。
関連記事)手元供養とは?方法や仏壇の必要性〜メリット・デメリットまで

 

数珠は、法要の際に必要なので、喪服・数珠はセットで考えておいたほうがいいですね。

お供え

お菓子・果物・故人が好きだったものを用意し、お墓や仏壇にお供えします。

参列者が持って来られることもあるでしょうが、事前にいくつか用意しておくといいでしょう。

その際、肉や魚など殺生につながるものは避けるのが鉄則です。

 

傘餅ははじめて見ました。

こんな風習があるところも・・・。

供花

仏壇やお墓に供える供花。

棘のある花や香りが強いものはオススメしませんが、花屋で花粉をとったユリや菊などを依頼してもいいでしょう。

 

品があってきれいですね。

これはまた違い、華やかな雰囲気になるでしょう。

葬儀後〜四十九日法要までの流れとは?

わ〜・・・、色々ありすぎて、何か忘れちゃいそう。
では、時系列で法要までに必要な準備や流れを説明するわね。
  1. 葬儀終了(もしくは初七日終了後)
  2. 法要の依頼
  3. 会場の手配
  4. 本位牌の注文
  5. お墓の彫刻・納骨式を依頼
  6. 案内状の発送
  7. 卒塔婆の発注
  8. 参列者の把握
  9. 会食の予約
  10. 引き出物・香典返しの準備
  11. その他準備
  12. 四十九日法要

ただ、香典返しは金額の多かった方へ後日別なものを郵送するという場合もあるでしょう。

 

つまり・・・、

  • お寺には、法要・卒塔婆・会場として借りられるか・納骨式の予約
  • 仏壇屋には、本位牌の依頼
  • 石材店に、彫刻と納骨式の依頼
  • お寺で法要・会食を行わない場合には、葬儀場・ホテルなど食事処へ依頼

などの準備が必要というわけです。

 

最後に

ポイントをまとめますね。

  • 法要の予約
  • 会場の予約
  • 案内状の用意
  • 会食の手配
  • 本位牌
  • お墓の彫刻
  • 卒塔婆
  • 引き出物(返礼品)
  • 香典返し僧侶へのお布施
  • 遺影
  • 埋葬許可書
  • 数珠
  • お供え
  • 供花

などの準備が必要になるということでした。

 

 

中には参列の返事が遅い人も。

その場合は、電話で葬儀参列のお礼を述べるとともに参列の有無を聞いてもいいでしょう。

 

そして、会食時には故人のご飯も忘れずに。

喪主の料理を先に遺影前に置いて故人へそなえてから・・・という方法もあり、喪主がお酌をしている間そうしておくことでもう一食用意する費用も節約できるでしょう。

(もちろん、別に故人用は用意してもいいですけどね。)

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