四十九日法要の準備は色々あって大変ですよね?
そんな準備品のひとつに、引き出物があります。
四十九日法要の引き出物について、私が色々解説いたします。
四十九日法要の引き出物について
- 意味
- 選び方のポイントとマナー
- 相場
- のし
- オススメ
など気になるあれこれを、総まとめでお伝えしますので、参考にしてください。
四十九日法要の引き出物とは?
- 引き出物は、法要に来られた方にお渡しするお礼の品
- 香典返しは、いただいた香典に対しお返しする品
というように、違いがあります。
香典返しは、いただいた香典額に応じてお返しする品なので、基本的には後日お礼状とともに郵送しますが、引き出物は四十九日法要後にお渡しするものです。
ただし、親戚間で暗黙の了解として包む香典額が事前に分かっている場合などは、当日引き出物と一緒にお渡しすることも可能ですが、本来のマナーは香典返し=後日と覚えておくといいでしょう。
次で、選び方やマナーについて説明しますね。
四十九日法要の引き出物!選び方のポイントとマナーを解説
引き出物には
- 消耗品
- 食品
- 実用品
などが向いていて、とくに不祝儀が残らないよう消えてなくなるものを選ぶといいでしょう。
- お菓子(和菓子・洋菓子)
- 乾物・缶詰・乾麺
- 洗剤や石鹸等
- 食用油・調味料
- コーヒー・紅茶・ジュース・お茶などの飲料品
- ハンカチ・タオル・足拭きマット・シーツなどの布もの
- カタログギフト
などがあります。
ただし・・・
- 参列者の年齢層
- 交通手段
に応じて選ぶのもポイントで、お年寄りや歩きや公共機関で参列した人に対して重いものを送るのは持ち帰る際の大変さを考え、避けたほうがいいでしょう。
叔母の四十九日。初めて傘餅を見た。 pic.twitter.com/4VDqwBtEbX
— 玉置泰紀 KADOKAWA2021年室 (@tamatama2) 2016年11月19日
日曜日に無事
親父の四十九日法要が終わりました
これで、まず一つ
ひと段落
お飾りと傘餅です pic.twitter.com/HzomTWyb6Q— 創佳菓匠 招喜(まねき) (@smaneki) 2014年10月14日
本日父の四十九日法要でした。
初めて傘餅をカット→おいしくいただきました。
私は顔の部分を♪
自分ちの宗派とはいえ、おもしろいなぁ。興味深い!
お坊さんの袈裟がカッコ良すぎて
そっちに気が取られたよ‥‥💧
(オトンごめん🙇) pic.twitter.com/svVEp8VcQW— ひねこ (@hine69) 2017年12月9日
地域の風習等も把握しておくといいですね。
中には、2個ずつ引き出物と一緒にお渡しするというところもあるようです。
引き出物に向かないもの
- 肉や魚類
- 昆布やお酒類
「四足生臭物」といわれる肉や魚は引き出物にNGです。
また、「よろこんぶ(昆布)」やお酒類はお祝い事に多く用いられますが、四十九日の引き出物としてはオススメできません。
四十九日法要の引き出物相場は?
引き出物は、3,000円〜5,000円程度のものを送るのが一般的です。
というのも、参列される方には引き出物の他にも、会食代・飲み物代などが必要となりますが、それらを含め一人につき10,000円程度かけると考えておくといいでしょう。
ただし、引き出物は1家族につき1つで大丈夫ですが、親子別で香典をいただいた場合などには一つずつ用意するのがマナーです。
四十九日法要の引き出物!のしについて
黒と白の結び切り、または黄白結び切りで、絵柄のついたのしも可能で、
- 「志」
- 「粗供養」
- 「満中陰志」
- 「忌明志」
などありとくに「志」が多いものの、神式では「偲び草」と書き、地域や宗派によっても異なるため、お寺・年配者(親戚)・ギフトショップに聞くのがベストです。
そして、その下には施主の苗字またはフルネームを書きましょう。
四十九日法要の引き出物!オススメ3選を紹介
缶詰セット
見るからに美味しそうで、自分で買わなくても、もらうと嬉しくなっちゃいそうです。
海苔とお茶漬けのセット
軽いため、持ち帰りの負担軽減にもなりますね。
煎餅詰め合わせ
煎餅だと軽い上に、甘いものは食べない、糖分を控えめにしているという方にも向いているでしょう。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 引き出物と香典返しは別物
- 引き出物は、法要に来られた方にお渡しするお礼の品
- 香典返しは、いただいた香典に対しお返しする品
- 消耗品・食料品・日用品など、不祝儀が残らないよう消えてなくなるものがいい
- 参列者の年齢層や交通手段に応じて、好みや重さを考える
- 肉や魚類、昆布やお酒類は向かない
- 3,000円〜5,000円程度が相場
- 引き出物は1家族に1つだが、香典が別な親子等は引き出物も別に渡す
- 黒と白の結び切り、または黄白結び切りが一般的
- 「志」と書くことが多い
一度四十九日法要の引き出物に、高級ドライフルーツセットをいただいたことがありますが、あまり買わないものだけに嬉しかった思い出があります。
また、法事の多い高齢者では「また素麺だけど、置いておいたら虫がつくのよね」などという声も多く、いくつあっても困らないものなどもいいでしょう。