もう疲れたわ。
あっという間に一周忌が来るんだから。
でも一周忌って随分先に感じるけど、いつした方がいいとかあるのかしら?
色々説明するから、頭に入れておいてね。
一周忌のことを考えた時、亡くなって1年の命日より先にやっていいのか、それとも1年を少しすぎてやってもいいのかという問題。
今回は、そんな疑問にお答えすべく、一周忌につついて
- いつするのがいいのか?
- 法要開始時間
- 準備開始時期
- お布施を渡すタイミング
- お返しを渡す時期
など、施主にとって気になるあれこれをまとめましたので、参考にしてください。
一周忌はいつするのがいい?
もっともいいのは、亡くなってからちょうど一年目にあたる祥月命日(命日当日)です。
ただ、その日が平日だったりし、施主や来られる方の仕事で都合がつかないことも多々あるでしょう。
そのため、土日や祝日の休日に合わせて行われることが多いものの、ここで注意しなくてはいけないのが、
命日よりも遅くなってはいけないということ!
つまり、命日が何月何日というのはわかっているので、命日よりも前の土日祝日が最近では一般的です。
ただ、その前倒し日程でも、命日に近いほどよいとされますが、それが1か月も前倒しになってしまうのは前倒しが過ぎるとオススメできません。
一周忌法要では、
- 喪中期間が終わる節目
- 故人が極楽浄土へ行けるよう冥福を祈る
- 故人へ感謝の気持ちを示す
- 遺族の心を癒す
- 家族や親族の結束を再確認する
などの意味が込められていて、遅くなるのは故人をないがしろにしているということもあり、罰当たり的な考えがあるんです。
一周忌は何時からがいい?
日付が決まったら次は時間。
これも色々考えなくちゃいけないことがあるのよ。
答えとしては、午前中開始の場合10〜11時から、午後開始の場合15〜16時開始のことが多いようです。
というのも、
- 僧侶の予定
- 親族の予定
- 会食の時間
- お開きの時間
などを考え、時間を決めます。
まず第一に、僧侶の予定を聞かなくてはいけません。
これは、時期によって法事が一日に数件重なることもあるからです。
僧侶の空いている日程・時間から、次に親族の予定を考慮します。
そして、法要後に行う会食を昼食か夕食の時間に合わせて行う必要があるため、開始時間も調整されるんです。
午前中10〜11時開始の場合、読経・焼香・法話や移動を考え、会食がちょうど昼頃に。
午後15〜16時開始の場合、同様に法要が終わった後、17時くらいの夕食時間にちょうどよくなりますからね。
また、あまりにも時間が遅くなってしまうと、お開きが夜になってしまい参列者の帰宅も困るため、それらの時間が考慮され時間は決まります。
ただ、早過ぎると当日準備も大変ですし、来られる方も大変。
遅過ぎると、帰宅時間も遅くなり大変ですからね。
ちなみに、かかる時間はこちらで詳しく説明していますので、参考にしてください。
一周忌の準備はいつから始める?
- 僧侶の手配・・・一周忌の2か月〜1か前
- 法要場所の手配・・・一周忌の2か月〜1か前
- 案内状・・・一周忌の1か月前
- お供え・・・一周忌当日に間に合うよう
- お斎・引き出物・・案内状の返信が揃って人数が把握できたら
- お布施・・・一周忌当日に間に合うよう
いつ一周忌法要をやるのかが決まったら、まずやるのが案内状作成・発送。
これをやっておかないと、次に行うお斎の準備や引き出物準備などができず、予定が立ちませんからね。
一周忌のお布施を渡すのはいつがいい?
お布施は、僧侶から要求することもできないし、忘れるわけにもいかない問題よ。
お布施を渡すタイミングは、
- 法要開始前
- 法要終了後
- 帰られる際
など、いくつかタイミングがあります。
法要開始前
「本日はお願いします」という言葉とともに、僧侶の準備が整った際、お渡しします。
ただ、僧侶の到着がおしてしまったり、弔問客が来たタイミングとかぶってしまったら、渡せぬまま法要がはじまることも。
法要終了後
「本日はありがとうございました」という言葉とともに、法話前後にお渡しします。
その際、お茶やお手拭き、お菓子を一緒に出してもいいでしょう。
また、会食に僧侶も参加される場合には、その時案内を同時にするのもいいタイミングです。
帰られる際
上記のタイミング以外では、帰られる際「ありがとうございました」とお渡ししてもいいでしょう。
その際、一緒に御車代やお膳料(会食に参加されなかった場合)などを渡すというのもありです。
一周忌のお返しはいつまでにしたらいい?
一周忌法要で香典をいただくわけだから、このお返しもいるわよね?
これはいつまで?
一周忌法要当日に、引き出物としてお渡しすることです。
そうすると、余計な送料もかかりません。
半返し・1/3返しが基本ですが、会食のある・なしでも相場は異なりますが、持ち帰る際の負担にならない(重すぎ・大きすぎはNG)2〜3千円程度のものを用意し
- 法要終了後
- 会食終了後
- 会食の席に置いておく
なのタイミングで渡すのがいいでしょう。
ただ、あまりに多くの香典(会食費用等を引いても半返し・1/3返しにならない)をいただいた場合、後日郵送するという方法もあります。
その際は、法要終了後1カ月以内のなるべく早くに郵送するのがオススメです。
最後に
ポイントをまとめます。
一周忌法要は
- 亡くなってからちょうど一年目にあたる祥月命日(命日当日)にやるのがベスト
- 命日よりも遅く一周忌法要をやるのはNG
- 命日前の土日にやるのがいい
- 前倒しが過ぎるのもNG
一周忌開始時間は、
- 午前中開始の場合10〜11時から、午後開始の場合15〜16時開始が多い
- 僧侶の予定・親族の予定・会食の時間・お開きの時間などを考慮して決める
一周忌の準備は、
- 僧侶の手配・・・一周忌の2か月〜1か前
- 法要場所の手配・・・一周忌の2か月〜1か前
- 案内状・・・一周忌の1か月前
- お供え・・・一周忌当日に間に合うよう
- お斎・引き出物・・案内状の返信が揃って人数が把握できたら
- お布施・・・一周忌当日に間に合うよう
お布施を渡すのは、
- 法要開始前
- 法要終了後
- 帰られる際
お返しは、一周忌法要当日に、引き出物としてお渡しするのがベスト
以上、一周忌法要の「いつ」についてまとめました。
参考にしていただければ幸いです。