一周忌の案内状例文と書き方まとめ!注意点含めわかりやすく解説
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母が亡くなって、早いものでもうすぐ一周忌。
準備をしなきゃと思うのだけど、案内状ってどう書けばいいのかしら?
電話で簡単にすませられないかなぁ?
案内状の準備ね!
任せて、私が案内方法や例文を紹介するわ。

 

今回は、一周忌の案内状について

  • 案内方法
  • 例文
  • 書き方
  • 送り方
  • 切手の種類
  • いつまでに出すのか
  • 印刷費用

など、気になるあれこれを一つひとつ説明したいと思います。

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一周忌の案内

まず、一周忌というのは施主が招待しなければいけません。

電話、もしくは手紙で案内状を出して招待する必要があります。

一周忌の案内

本来は手紙で案内状を出した方が、伝えたい内容を忘れずに伝えることができますし、出欠を確認するのにもスムーズです。

ただ、少人数だったり、ごく近しい親戚にのみ、電話で知らせることもあります。

ここでは、電話の場合について説明しますね。

電話で一周忌の案内をする場合

まず、伝えなければいけない事柄を書き留めた上で電話することをオススメします。

  • 一周忌をやること
  • 故人名
  • 日時
  • 場所
  • 会食の有無

そして、そのことを伝えた上で、出欠確認をしましょう。

その場で返事がもらえない場合は、いつまでに返事をもらいたいと伝えなければいけません。

ただ、この出欠確認がなかなか大変で、忘れられてしないと会食場所や引き出物の注文もできなくなるので、やはりもっとも適した方法は案内状を出すことです。

 

でも、案内状なんてなんと書けばいいかわからないわ。
じゃあ、案内状に書かなければいけない内容を紹介するわね。

案内状に書くことと注意点

まず、伝えなければいけない内容は、先ほどの電話同様

  • 差出人名
  • 故人名(差出人と故人の関係)
  • 一周忌法要を行うこと
  • 日時
  • 場所
  • 会食の有無
  • 差出人の住所

です。

これに、返信用ハガキにて、出欠の確認を取る必要があります。

でも、箇条書きにするわけにはいかないわよね。
挨拶文なんかも必要でしょ?
そうね。
注意点を含め、案内状の書き方や例文を紹介するわ。

一周忌の案内状例文

  • 頭語「拝啓」と結語「敬具」
  • 時候の挨拶
  • 句読点を用いない
  • 縦書きにする

などの注意が必要になります。

拝啓は文の最初に入れ、敬具は最後に入れるということですが、ここで悩むのが時候の挨拶ですよね?

以下のような季語を用い、○○の候・○○の折・○○のみぎりなどとしましょう。

季語

 

内容としては

  • 前文
  • 主文
  • 末文
  • 別記
  • 後付け

という順で書きましょう。

前文

まず、拝啓の後に

 

「益々のご清栄のこと お慶び申し上げます」

「皆様におかれましてはますますご健勝のこと お慶び申し上げます」

 

など、という挨拶を入れます。

 

キリスト教の場合

故〇〇が神様に召されてから 早1年が経とうとしています」

など、神様に召されるというキリスト教独特の言葉を用いてもいいでしょう。

主文

そして本題です。

一周忌法要を行うと伝えます。

「左記日程にて亡義父 ○○○の一周忌法要を営むことになりました」

などと、

  • 日程を記してある
  • 誰の一周忌法要か

ということが伝わる文章にしましょう。

ちなみに、「一周忌法要」をキリスト教の場合は「記念ミサ」「記念集会」、神道の場合「一年祭」といいます。

末文

そして、主文に対し、来ていただきたいことを伝えましょう。

「つきましてはお忙しいところ誠に恐縮ではございますが ご列席賜りますようお願い申し上げます」

申し訳なさを含みつつ、ぜひ来ていただきたいことを伝える必要があるのです。

別記
  • 法要場所
  • 法要日時
  • 会食の有無

を記します。

後付け

最後に、

  • 施主名
  • 施主の住所や連絡先
  • 返信期限

を記しましょう。

実際の文面になると、このような感じです。

上記の内容を含め、以下のような案内状にすると失礼がないでしょう。

一周忌 案内状 例文

そして、ここまでできたら、返信ハガキの準備です。

返信ハガキ

一周忌 返信ハガキ

出席または欠席か、出席される場合は何名出席されるのか(それによって会食の準備もあるため)を記します。

そして、出席される方のお名前、住所を記してもらうようにしましょう。

あとは裏面に、自分の住所と名前を書いたら、案内状の完成です。

 

 

一周忌の案内状!送り方は?

返信用ハガキも必要ってことだったけど、それは封筒に入れて送るの?

  • ハガキの種類
  • 切手
  • 送る時期

に分けて送り方を含め説明するわね。

    ハガキの種類

    • 往復ハガキ
    • 案内文と返信はがきを封筒に入れる

    どちらでもかまいません。

    ハガキの種類

    往復ハガキの場合、受け取った側が返信用ハガキ部分だけ切り離して送ればいいので、ハガキは必要ないでしょう。

    切手

    切手は、

    • 弔事用
    • 普通の切手

    どちらでもかまいません。

    ただ、可愛いイラストや華やかな切手は控えたほうがいいでしょう。

    送る時期

    遅くても、一周忌法要の一ヶ月前までに送る必要があります。

    というのも、一周忌に出席されるか欠席されるかで施主は準備が違い、早めに返信があったほうが動きやすいです。

    遅くとも2週間前までには返信ハガキを受け取りたいので、逆算して余裕のある一ヶ月前までがいいでしょう。

    一周忌の案内状相場は?

    自分で印刷か、業者に依頼した方がいいのか悩むわ。

    費用面で安くつくのは自分で印刷でしょう。
    相場的なものも含め、説明しますね。

    業者に依頼する場合、ハガキの種類によっても変わります。

    基本的に郵便局で買える普通ハガキの料金は、1枚63円です。

    それが真ん中で折られた往復ハガキになると、126円

    そして、封筒の切手代が25gまで84円

    (この料金は、2019年10月1日から改定されました。)

    ハガキの相場

    また、封筒入りかそうでないかでも違い、印刷費用は業者によって異なりますが、

    往復ハガキで印刷代10枚、4,000円前後が相場です。

    では実際にネット注文できる3社の料金を比較してみますね。
    • A社の場合・・・10枚税込6,570円(ハガキ代込み、ハガキ2枚+封筒入り印刷、宛名印刷込み)
    • B社の場合・・・10枚税込7,260円(印刷代6,000円、往復ハガキ代1,260円、宛名印刷なし)
    • C社の場合・・・10枚税込5,250円(印刷代3,990円、往復ハガキ代1,260円、宛名印刷別途、送料+500円)

    など。

     

    チェックすべきは、

    • 切手代は含まれているのか
    • ハガキの種類(往復ハガキまたは、封筒入りハガキか)
    • 宛名印刷の有無
    • 送料の有無

    上記の違いによっても料金に差は出るので、そこをチェックして業者を決めるといいでしょう。

    ただ、家のプリンタを使って印刷した場合、往復ハガキ10枚1,260円+印刷代(インク代)で黒インクしか使わない場合黒インクカートリッジ費用1色1,000円前後。

    そう考えると、手間はかかりますが、自宅印刷が格安でしょう。

    こちらの方は、このような手段を取られています。

     

    最後に

    一周忌の案内状について、ポイントをまとめます。

    • 電話、もしくは手紙で案内状を出して一周忌法要の案内をし、招待する必要があある
    • 電話で案内する場合、一周忌をやること・故人名・日時・場所・会食の有無を伝える

    案内状を出す際の注意点は

    • 頭語「拝啓」と結語「敬具」
    • 時候の挨拶
    • 句読点を用いない
    • 縦書きにする

    書き方として

    • 前文
    • 主文
    • 末文
    • 別記
    • 後付け

    という順で書き、返信ハガキも用意する必要がある。

    • ハガキの種類は、往復ハガキか、シングルハガキ2枚+封筒どちらでもいい
    • 切手は、弔事用か普通の切手を使用
    • 一周忌法要の一ヶ月前までに送る
    • 往復ハガキで印刷代10枚、4,000円前後が相場
    • 印刷代の他に、別途ハガキ代・切手代・宛名印刷費用・送料がかかる

     

    一周忌の場合、とにかく施主はいろいろな準備があります。

    そして費用もかかるもの、少しでも安く・失敗なく・早くできるよう参考になれば幸いです。

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