【香典袋】お金の入れ方・書き方・渡し方!注意点のまとめ
◆おすすめ葬儀まとめ記事◆

自分で香典を包むのがはじめてなんだけど、どうしたらいいのかわからなくて・・・

金額や渡し方が知りたいんだけど、わからないことだらけで困ったわ。

香典袋はお金を入れるだけじゃなくて、いろいろマナーはあるのよ。

 

通夜・葬儀など参列する際に用意するご香典。

いざ自分で用意するとなったら

「書き方や渡し方は?」

「相場は?」

逆に香典をいただく立場の人は

「空の香典袋をどうしたらいいの?」

などわからないことが多いと思います。

そこで今回は香典袋について

  • お金の入れ方
  • 書き方
  • 金額の相場
  • 渡し方
  • いただいた時の処分方法

について紹介しますね。

◆おすすめ葬儀まとめ記事◆

香典袋のお金の入れ方

お金はそろえて入れればいいわよね!
ただそろえるだけじゃ不十分ですよ。

お金の入れ方には

  • 入れる向きをそろえる
  • 新札をいれない
  • くしゃくしゃのお札は使わない
  • 中袋の利用

など注意する必要があります。

それぞれについて、写真とともに説明していきますね。

入れる向きをそろえる

  • お札は向きをそろえる
  • 肖像画が描かれてないほうを表
  • 肖像画があるほうを下にする

などに注意して入れましょう。

お札の入れかたに明確な決まりはないといわれていますが、バラバラで入れないように注意が必要です。

また、香典袋に入れたとき裏側を折る順番に気をつけましょう。

  • 袋を開いてお札をおく
  • 左・右の順に折る
  • 下から上の順に折る
  • 水引をつける

の順に包んでいきます。

順番に説明していきますね。
STEP1 袋を開いてお札をおく

お札の向きに気をつけて置きましょう。

袋をひらいた時、裏表逆の状態になります。

 

STEP2 左・右の順に折る

まずは左から、次に右を折りたたみましょう。

STEP3 下から上の順に折る

裏返して下を先におります。

この順序が逆だと慶事用になってしまうので、注意しましょう。

STEP4 水引をつける。

最後に水引をつけたら完了です。

新札を入れない

お通夜や葬儀の場合、新札は入れません。

理由として

  • 突然の訃報で用意してなかった
  • 遺族に新たな不幸が来ないように

などあります。

もし新札しかない場合は、一回でもいいので折り目をつけても大丈夫です

くしゃくしゃのお札を使わない

ただ、あまりにもボロボロすぎるお札はやめましょう。

旧札を香典には入れますが、あまりにもボロボロすぎるのは失礼に値します。

中袋の利用

中袋は外袋と同じ向きでお札を入れて、最後に外袋へ。

中袋は香典袋にセットでついていて、現金を入れる袋。

封筒タイプ奉書紙タイプがあります。

封筒タイプは文字通り白い無地の封筒。

奉書紙タイプは和紙でお札を包むときに使います。

 

香典袋に中袋がついているものが大半ですが、中袋にいれなくても問題ありません。

袋がふたつになるので不幸が重なるという考えから、中袋を使わない地域もあります。

 

また、香典袋にはいくつか種類があります。

金額によって香典袋の種類を変えましょう。

  • 封筒に印字されているもの・・・1万円以下
  • 黒白・・・1~3万円
  • 双銀・・・5万以上

香典袋の書き方

表に名前とご霊前って書いておけば大丈夫なのかしら?

もっといろいろ注意することがあるわ。

  • 外袋
  • 中袋
  • 文字の濃さ

について説明するわね。

 

外袋

名前はフルネームで書きましょう。

宗教別で書き方が変わります。

  • 仏教・・・ご霊前・ご香典
  • 神道・・・御玉串料・御榊料
  • キリスト教・・・献花料・お花料

中袋

表面には金額で、裏面には住所と氏名を記入します。

金額は、旧漢字を使ったほうが書き直される心配がないといわれています。

文字の濃さ

通夜や葬儀の香典袋には薄墨を用意しましょう。

薄墨には、急いで駆けつけた・悲しみに涙が落ちて墨が薄くなったなどの意味があります。

中袋や受付の際は見やすくするために薄墨は使用しません。

また、各種法要は前もって日程がわかるので墨を用意できるということで、薄墨でなくて大丈夫です。

他にも香典の書き方に関する記事はこちら

 

香典金額の決め方

義理の祖父って、大体いくら包めばいいのかしら?
自分との関係性で金額も変わってくるわ。

香典の金額は故人との関係性や年齢で変わってきます。

法事の香典相場 関係性別 年齢別一覧表

これは相場です。

どうしても不安であれば親戚内で相談したり、会社関係であれば同じ会社の人と相談してもいいですね。

また、「4」と「9」の数字はさけましょう。

苦や死を連想させてしまうからです。

香典の金額についての記事はこちら

家族葬の場合

家族葬の場合は、ごく近しい人や喪主が許可をしてくれれば参列し、その時に渡しましょう。

なかには香典を受け取らないという場合もあります。

ですので、参列や香典は必ず確認をしてからにしましょうね。

家族葬の香典についてはこちら

 

 

香典の渡し方

香典って受付で渡せばいいのよね?
渡し方にもマナーがあって、袱紗を使います。

袱紗とは香典袋はじめ金品を包む布のことです。

袱紗に包んで相手側に失礼がないよう丁寧に扱っていますという意味がこめられています。

 

 

 

 

片手では渡さずに、両手で渡します。

片手だと失礼になってしまうので、両手で丁寧に渡しましょう。

詳しい袱紗に関する記事はこちら

 

香典の送り方

もし、直接渡せないときはどうしたらいいの?
その場合の説明するわね。

香典は郵便局の現金書留で送ることができます。

通夜や葬儀に参列できなくて、香典を渡せない場合は郵送をしましょう。

現金書留にする場合、

  • 宛名
  • 金額
  • お悔やみ状
  • タイミング

を確認します。

現金書留用の袋を購入しますが、直接現金を入れるのではなく香典袋に入れましょう。

宛名

宛名は喪主宛てで、喪主のご自宅におくります。

葬儀に間に合いそうだからといって、葬祭場に送るのはNG。

もし送り先が不明な場合は親しい親戚などに聞いてみましょう。

金額

香典の金額はそのままの金額を入れます。

また、人に香典を預ける場合も香典金額は同じにしましょう。

一周忌などの法要は食事代など考えて香典を包みますが、通夜・葬儀は食事代など考えて金額を差し引きません。

香典を人に預ける記事はこちら

お悔やみ状

香典のほかにお悔やみ状を入れておきましょう。

参列できなかったのに、現金だけで一言もないのは少し寂しく感じますよね。

手紙があると気持ちが伝わって、ご遺族に対して礼儀にもなります。

お悔やみ状に関する記事はこちら

タイミング

葬儀の2~3日後から一週間以内に送りましょう。

葬儀直後だとまだご遺族はバタバタして受け取りができない可能性があります。

また遅すぎても失礼にあたります。

49日以降だったり遅くなりすぎると、ご遺族が香典返しを準備するのに2度手間になってしまうことも・・・。

香典を郵送する記事は他にもあります。

 

香典袋の処分方法

香典袋ってその後どうなってるのかしら?
受け取る側の処分に関して説明するわね。

香典袋は燃えるごみとして処分することができます。

香典袋に「穢れ」はないで、お清めなどしてもらう必要などありません。

ですが、処分する前に「香典の記録」を残しておきましょう。

誰からいくら頂いたか記録を残すことで、今後の参考になります。

記録を残したら処分しても大丈夫でしょう。

ただし、香典には個人情報が入っていますのでシュレッダーにかけることをオススメします。

また、特別な保管期限はありません。

私の場合、10年前の香典袋をいまでも保存しています。

 

最後に

まとめると・・・

お金の入れ方には

  • 入れる向きをそろえる
  • 新札をいれない
  • くしゃくしゃのお札は使わない
  • 中袋の利用

があります。

  • 外袋・中袋にフルネームや金額と住所を記入し、文字の濃さは薄墨を使いましょう。
  • 香典の金額は故人との関係性や年齢で変わってきます。
  • 渡すときは袱紗を使いましょう。
  • 香典は現金書留で送ることができます。
  • 香典いただいた場合、空の香典袋は燃えるごみとして処分できますが、誰からいくらもらったのか記録を残しましょう。

 

いかがでしたか?

香典といってもいろんなマナーがあります。

もし、書き方やマナーを間違えて恥ずかしい思いをしないためにも気をつけてみましょうね。

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