家族葬での香典は孫も必要?関係が近いからこそ気になるお金の疑問
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義祖父が亡くなって家族葬をすることになったんだけど、参列するのは親や父の兄弟とその家族、孫である主人、そして私や子供の本当に身内のみの10人くらいなの。
最近家族葬も増え、それくらい少人数でやることも多いわよね。
でも、ここで困るのが香典。
主人は直前まで仕事だから、私がすべて準備しなきゃいけないんだけど、孫って香典は家族葬でも必要なのかしら?
家計を任せられている身としては、非常に悩む問題よね。
任せて!
いろんな方向から説明するわ。

 

ごくごく近しい身内のみで行うこともある家族葬。

ただ、その中で悩んでしまうのが香典。

一般葬だと、受付も設けられため、周りと同じように受付で香典を出すことがほとんど。

ただ、家族葬ではどうしたらいいのか?

そもそも必要なのかという問題も。

そこで今回は、家族葬で孫の香典について

  • 必要?
  • 相場
  • 受付がない場合
  • 出さない場合

などにわけ、一つひとつお話ししたいと思います。

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家族葬での香典は孫でも出す必要がある?

家族葬だと、もう身内だけだし孫は香典を出さなくてもいいって感じにはならないのかしら?
基本なことをお話しすると・・・。

結論から言うと、家族葬でも香典を用意しておいた方が無難です。

これは、喪主が誰かにもよりますが、実親が喪主の場合いらないと言われることもあるでしょう。

ですが、祖父母のどちらかや、親戚が喪主の場合は出すのが基本です。

というのも、家族葬は、参列者が少なければそれだけ喪主の経済的負担も大きいもの。

また、孫でも自分が参列すれば通夜振る舞いや精進落としなど、食事の用意も。

そういう経済的負担を軽くする意味も兼ね、一般葬よりも少し多く出すくらいのつもりでいた方がいいでしょう。

 

このように、出したことで孫の成長を感じ、気持ちの面で喜ばれることも。

 

ただし、以下のような孫の場合、出さないことも。

出さない場合

  • 学生
  • 収入がない
  • 祖父母と同居していた(独身)

基本的に収入を得ていない、未成年で扶養されている身であれば香典は包まなくていいでしょう。

また、孫でも同居していた家族だから喪主側と同じ感覚で出さないという場合も。

それ以外にも、喪主から断られたら出さなくても問題ありません。

 

しかし、同居していたとしても、配偶者や子供など家族がいたり30代などある程度の年齢ならば、経済力はあるとして喪主の助けとなるよう出した方がいいでしょう。

 

家族葬で孫の香典相場

やっぱり家族葬でも包んだ方が良さそうね。
でも、いくらくらいがいいのかしら?
基本的な相場を含めてお伝えするわね。

これは年代によって違います。

基本的には、20〜30代の場合、1〜3万円が相場です。

年齢が上がれば相場も上がりますが、30代〜40代でも家族がいれば3〜5万円が相場となります。

開きが結構あるのはどうして?
基本的に香典は、偶数(割り切れる数)を避けるからです。

また、家族葬だからこそ参列者が少ない分、助けとなるよう1万ほど上乗せして包むことも多くあります。

それ以外にも、家族葬でも「孫一同」として供花を出すこともあり、その分をプラスして包むことも。

うちの場合、他の孫に事前相談して、金額を合わせたわよ。

家族葬で受付がない場合

でも、家族葬だと受付を設けない場合もあるんじゃない?
そしたら、出しにくく感じるんだけど。
これもケースバイケースよね。

家族葬で受付に人を立てなくても、記帳台のみ設けることはあります。

その場合、記帳してそこに出す、もしくは喪主に香典を渡せばいいでしょう。

ただ、記帳台もない場合には、直接喪主に渡すしかありません。

ちなみにうちの場合ですが、喪主である祖母が平常心ではなかったので、他の孫と香典を数個まとめ、通夜の後喪主を支えていた親に渡しました。

誰が喪主をフォローしているのか、というのも重要ですね。

家族葬で孫は香典を出さない!そう決めてもできる心遣い

もう、喪主から「いらない」って言われたら、香典を出さなくてもいいわよね?
そうね。
ただ、身内だからこそできる心遣い・気配りもあります。
  • 供花を出す
  • お供えを持っていく(菓子折りなど)
  • 千羽鶴を折る

など。

家族葬でも葬儀場で行う場合、寝ずの番をする家族がいれば、そこで食べられる朝食を用意する、お菓子を持っていくなどもできるでしょう。

 

こちらの方は、色々されてますね。

こういう心遣いは、家族葬だからこそ改めて家族の温かみを感じ、ありがたく助かるものかもしれませんね。

 

実際、私も朝食用におにぎりや簡単なおかずを作っていったところ、喜ばれましたよ。

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 家族葬で孫も香典を包むのが基本
  • 家族葬だからこそ、他からの参列・香典を断ることも多いため、金銭面を支える
  • 一般葬よりも多めに香典を包むことも
  • 未成年・扶養家族の場合香典を包まない
  • 1〜5万円が相場
  • 受付がない場合、喪主や喪主を支える家族に香典を直接渡す
  • 香典を包まない場合も、できる心遣いがある

 

家族葬だからこそ求められる気遣い。

香典でその気持ちを上乗せしたり、香典は包まなくてもできる心遣い。

言われなくても、気持ちで示すことができたらいいですね。

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