家族葬でも、親族代表挨拶っているのかしら?
こういう疑問を持たれた方、いらっしゃいますよね?
実際、私も身内の家族葬を経験した際、思いました。
今回は、家族葬の親族代表挨拶について
- 必要か否か
- 注意点
- 文例
に分け、説明したいと思います。
家族葬で親族代表挨拶は必要?
親族代表挨拶は、葬儀において「しなくてはいけない」という決まりはないので、してもしなくてもどちらでもかまいません。
実際、家族葬で親族代表挨拶をやるかどうかは、
- 参列者の人数
- 参列者の関係性
にもよります。
そのため、参列者が少数である家族葬の場合、参列者がどれくらいの人数なのか、どういった関係者が参列するのが関係するのです。
- 喪主である母、自分の兄弟とその家族、孫のみの参列・・・親族代表挨拶は必要ない
- 故人の友人や仕事関係者も参列・・・お礼を伝えるため、親族代表挨拶をしたほうがいい
というような認識でいいでしょう。
友人も1人2人ならば、直接お礼の挨拶を伝えてもいいでしょうし、そこはご自分の考えで決めてもいいでしょう。
実際、やるかどうかはさまざまなんです。
ただ、実際家族葬でもされる方はいらっしゃいます。
明日は義父の葬儀です。
家族葬とは言え親族代表の挨拶があるので今から超汗汗モードです。— tossy (@tkmerco221) February 18, 2011
こちらも。
18日早朝、ついに岳母が亡くなった。仮通夜、本通夜、葬儀と、すべてが終わってひと息ついてるとこ。ごくごく身内だけの家族葬にと、新聞にも告知を出さなかったが、本通夜にはけっこう人が集まり、そこで親族代表の挨拶をさせられるハメにも。はーヤレヤレ。
— 竹本健治 (@takemootoo) January 20, 2015
親族代表挨拶をやる人
- 喪主
- 故人の子供
- 故人の兄弟
- 故人の甥
など、親族ならばどなたでもかまいません。
家族葬で親族代表の挨拶!注意点は?
- 事前に話す内容を自分の中でまとめておく
- 挨拶は通夜が終わる頃か、出棺時になるので、どちらでやるのか葬儀スタッフと打ち合わせを
- 親族以外が残る場合、通夜振る舞いや精進落としの際にも
- 通常葬儀の親族代表挨拶のように、長々とかしこまらず手短に
あまりかしこまりすぎると、少人数の家族葬では相手もかまえてしまいます。
和やかに、感謝といたわりの言葉を、親族以外の方に向けて話すように挨拶するといいでしょう。
- 重ね言葉・・・「ますます」「度々」「わざわざ」など
- 直接的な表現・・・「死」「自殺」「生きている時」など
- 続き言葉・・・「繰り返し」「今一度」「引き続き」など
- 不吉と取られる表現・・・「4」「9」「終わり」など
などは使わないようにしましょう。
家族葬で親族代表挨拶!文例を紹介
でも、やっぱり難しく考えちゃう。
- 故人との関係を説明
- 参列に対するお礼
- これまでの感謝
は必ず入れるようにしましょう。
通夜が終わった時の挨拶例文
本日はお忙しい中、亡き父の通夜に参列いただき、ありがとうございました。
家族葬という小さなお別れの場ではございますが、皆様に見送られ、笑顔でこの光景を見ているのではないかと思われます。
生前賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げます。
明日は○時より、こちらの斎場にて告別式を執り行いますので、よろしければご参列ください。
本日はありがとうございました。
出棺時の挨拶
本日はご多忙の中、亡き父の葬儀に参列くださり、心より感謝申し上げます。
父は生前、明るく家族大好き人間でした。
そのため、家族で笑顔で見送りたいと家族葬にしましたが、生前お世話になった方々にも見送っていただき、父も大変喜んでいることと思います。
○月にガンが見つかり、3ヶ月という家族にとってはあっという間に感じられる期間でしたが、最期は家族が見守る中眠るように旅立つことができたことが救いです。
これからも父の明るい笑顔を脳裏に焼き付け、家族も笑顔を忘れることなく過ごしていきたいと思います。
本日は、本当にありがとうございました。
こちらも合わせてご覧ください。
最後に
ポイントをまとめます。
- 家族葬での親族代表挨拶は、参列する人数や親族以外が参列するかどうかによる
- 親族代表挨拶は、親族ならば誰がやってもいい
- 事前に話す内容を自分の中でまとめておく
- 挨拶は通夜が終わる頃か、出棺時になるので、どちらでやるのか葬儀スタッフと打ち合わせを
- 親族以外が残る場合、通夜振る舞いや精進落としの際にも
- 通常葬儀の親族代表挨拶のように、長々とかしこまらず手短に
- 重ね言葉・直接的な表現・続き言葉・不吉と取られる表現などは使わない
- 故人との関係を説明、参列に対するお礼、これまでの感謝を挨拶に入れる
家族葬といっても、すべての参列を断るか、参列いただけるならと参列は拒否しないかで大きく異なります。
ただ、最後であるがゆえに、お礼と感謝はしっかりしておきたいですね。
親族だけでかしこまった挨拶はしなくても、お礼の言葉は伝えた方がいいでしょう。