ましてや、誰も来ないとなると、何を最低限用意しないといけないのかっていうのも気になるところ・・・分かるわ。
2年目以降のお盆に焦点を当て、考えてみる必要があるわね。
今回は、2年目以降のお盆のお供えについて
- 家族だけでもお供えは必要?
- 最低限必要なもの
- お供えをもらったら
といったことを、お話ししたいと思います。
お盆のお供えは家族だけでも必要?
お盆は・・・あの世(浄土)からこの世(現世)に戻ってくる期間のことで、亡くなった家族が魂になって帰ってくるため、それを気持ちよく迎え、ゆっくり過ごしてまたあの世での冥福を祈るためのものと言われています。
お坊さんを呼ぶかどうかは、そのご家庭や宗派によっても違うでしょう。
ですがお坊さんを呼ばない場合でも、全くお供えがなしというよりも、故人のことを思うのならば、最低限のお供えはあった方がいいかもしれません。
中には、初盆もしないというご家庭もありますが、起こりうる問題もあるので、併せてご覧ください。
2年目以降のお盆に最低限必要なお供えは?
- 迎え火
- 送り火
- 故人が好きだったもの
- 花
これはあくまでも最低限必要なもので、故人を我が家に迎えるための「迎え火」。
そして、またあの世へと送り冥福を祈るための「送り火」。
これは、最低限あった方がいいでしょう。
そして、帰って来た故人の魂が喜んでくれるよう、故人が生前好きだった食べ物を用意し、仏壇を花で飾る。
これだけでも十分供養にはなるでしょう。
ただ、お盆の意味から考え、基本的なものを用意すると捉えるならば、五供
- 香・・・(線香)
- 花・・・(仏花)
- 燈燭・・・(ろうそく)
- 浄水・・・(清浄水)
- 飲食・・・(食べ物)
が基本です。
もし、初盆で買った提灯があれば、それを出すだけでもいいかもしれませんが、なくても問題はありません。
お盆のお供えをもらったら?
お供えは、故人のために用意されたもの。
つまり、生きている家族のためではなく、生前故人にお世話になった方が持って来られるものなので、基本的にお返しは必要ありません。
ですが、親戚関係などであれば、お供えを持って来られた相手側の仏様にも、お供えを送った方がいいでしょう。
もちろん、「うちは亡くなってもう何年も経ってるんだから、気にしないで。」と言われる場合もあるでしょうが、お返しとして物を渡すよりも、相手の仏様にもお供えを・・・とした方がスムーズでしょう。
最後に
亡くなって2年目以降のお盆についてまとめると・・・
- 故人のことを思うのならば、最低限のお供えはあった方がいい
- 迎え火・送り火・故人が好きだったもの・花など、最低限用意
- お盆の意味から考えると、用意するお供えは、香・花・燈燭・浄水・飲食
- お供えは遺族ではなく、故人への贈り物なので、お返しは必要ないが、相手の仏様へ送るのも礼儀
ちなみに、我が家の場合ですが、3年目まではお坊さんや親戚を呼んでお盆をしていました。
ですが、それ以降は家族だけでも、迎え火・お供え(故人の好きだったお菓子やお酒や精霊牛・精霊馬)・花・提灯を用意しています。
ただ、提灯も年々古くなり、10年過ぎたあたりから出すことはなくなりましたが、最低限のお供えはするようにしていますよ。