四十九日法要の流れ自体がピンときてないから、どうするか悩むところだわ。
葬儀がごく近しい身内のみの家族葬だと、「四十九日も少数の身内のみで」という場合、もしくは「お別れの会も兼ねて場所を貸し切って葬儀に呼べなかった方も呼んで」という場合があると思います。
ただ、流れをきちんと頭に入れておかなきゃ当日スムーズにいかないことも。
また、その上で出す案内状や当日挨拶も考えておかなくてはいけません。
そこで今回は、家族葬後の四十九日法要について
- 葬儀後の流れ
- 当日の流れ
- 案内状
- 挨拶
- 服装
などを一つひとつ説明したいと思います。
家族葬から四十九日法要までの流れは?
基本的には、家族葬であろうと普通葬後の四十九日法要と変わりません。
ポイントは、家族葬同様身内のみでやるか、葬儀には呼ばなかった方も声をかけるかどうかでしょう。
実際家族葬にしたから、四十九日法要もごく少数の身内のみでという方もいれば、葬儀は辞退したぶんお別れ会も兼ねて生前親交のあった方をお招きして・・・というパターンのうち、四十九日も身内だけでというのが多いのは事実です。
ただ、まず決めるべきこととして、
- 四十九日法要に誰を呼ぶか
- 法要日程(僧侶とも相談の上)
- どこでやるか(場所)
身内のみであれば、引き出物や会食の準備も必要なく、法要の準備のみになります。
(会食を行う、法要は自宅またはお寺で、などは自由。)
ですが、人を招く場合、以下の準備が必要です。
- 案内状を出す
- 出欠確認
- 返礼品の用意
- 本位牌の手配
- 会食の予約
- お布施の準備
案内状を早めに出して人数確認をしなければ、返礼品や会食の手配などの準備もできません。
本位牌も注文してすぐ届くものではないため、葬儀後すぐに準備をはじめるのがいいでしょう。
また、納骨式も同じ日に行う場合は、そちらの準備も必要です。
四十九日法要の準備については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
家族葬の四十九日法要!当日の流れは?
- 弔問客が来る
- 香典を受け付ける
- 僧侶が来る
- 席に着く
- はじめの挨拶
- 読経
- 焼香
- 納骨式の案内、お墓(納骨堂)に移動
- 読経
- 納骨
- 焼香
- 僧侶のお話(法話)
- 終わりの挨拶と会食の案内
- 僧侶へお布施等を渡しお礼を述べる
- 会食場へ移動
- 挨拶
- 会食開始
- 〆の挨拶
- 引き出物を渡す
- 解散・お見送り
- 支払い
法要後に会食をするかどうかで後半の流れは変わってきますが、基本的にはこのような流れになります。
(ただし、先にお布施を渡す場合もありますし、僧侶が会食に参加するかどうかで、その順番も変わって来るでしょう。)
また、もちろん家族のみで四十九日法要を行うこともできますが、その際は
- 僧侶を迎える
- 読経
- 焼香
- お開き
のみで終わることもあります。
家族葬後の四十九日法要!案内状は?
身内のみで行う場合、案内状を出すまでもなく、口頭で伝えてもかまいません。
ですが家族葬で、葬儀に参列していない人を呼ぶ場合、注意が必要です。
- 家族葬後に死亡通知書を送り、案内状はまた別に送る
- 死亡通知書も兼ねた案内状にする
この2パターンがあります。
つまり、本来なら「皆様のおかげで無事葬儀を執り行うことができました」というようなお礼を述べ、四十九日法要の案内をすればいいのですが・・・
まず、死亡通知書として
- 何月何日(葬儀日程)
- 家族葬にて葬儀を行ったこと
- 家族葬にて葬儀を行ったことのお詫び
を入れる必要があります。
長らく闘病中だった場合は、そのことを入れてもかまいません。
また、同日に納骨式も行う場合は、そのことも明記しましょう。
家族葬の四十九日!服装は?
身内のみの場合、平服でもかまいません。
ですが、より丁寧なのはやはり喪服です。
また、家族葬に来れなかった方を呼ぶ場合、通常参列者は喪服で来られるので、喪主や身内は喪服でお招きするのがマナーでしょう。
最後に
ポイントをまとめます。
- 家族葬同様身内のみでやるか、葬儀には呼ばなかった方も声をかけるかどうかで四十九日法要の準備が違う
- 身内のみで四十九日をやる場合、案内状はなく口頭の案内でかまわない
- 家族葬で参列を断った方も呼ぶ場合、死亡通知書も兼ねて案内状を出すことも
- 喪服が基本だが、身内のみだと平服も可能
家族葬だったから四十九日も身内だけで。
家族葬では参列を辞退したから、四十九日は葬儀に呼べなかった人もお別れ会も兼ねて・・・。
色々な考えがあると思います。
ただ、そこを決めるのは喪主や遺族です。
葬儀後から四十九日まであまり時間がありませんが、早め早めに決めて動くのがいいでしょう。