親が他界して通夜・葬儀から始まって、役所の手続きなどいろいろしなきゃいけないことがありますよね。
優先順位を考えてしまい、その後の遺品整理は決められた期限がないのでついつい後回しにしてしまいがち。
いつかはしなくちゃいけないけど、どこから始めていいのか、何をすればいいのか分からない人もいると思います。
そこで今回は遺品整理について
- 遺品を捨てられないとどうなる?
- 捨てられない遺品の解決法
- 体験談
などをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
親の遺品を捨てられない人多数!このままだと弊害がある?
遺品を捨てられない人は、実際多くいます。
その原因をまず見ていきましょう。
遺品を捨てられない理由
- 思い出の品・・・・親との大事な思い出がつまったものはなかなか捨てられないですよね。
- 価値がわからない・・・壺や骨董品など高価なものなのかわからないので、処分していいものか判断が難しいことも多々。
- 実家が遠方・・・帰省のさいに片付けることができればいいんですが、遠方だとなかなか一回では片付けられません。
- ものが多すぎる・・・あまりにものが多いとどこから手をつけたらいいのかわからなくなりますよね。
もう五年、まだ五年。未だに、母の遺品を整理できない。
— oko (@okorinbos) 2012年12月24日
まだ、まだ・・・と思っているうちに、時が経ってしまっている・・・わかります。
ただ、遺品といっても、食べ物でなければ腐らないし大丈夫と思っていませんか?
今は大丈夫でも、後々いろんな弊害が出てくる可能性があります。
どんな問題がでてくるか説明するわね。
遺品整理しないとどうなる?
遺品整理をしないと
- 家賃や固定資産税がかかる
- 虫がわく
- 空き巣
- 孫に負担がかかる
という弊害が出てきます。
保管場所場所の家賃や固定資産税がかかる
保管している場所はマンションでも一軒家でも、維持するには費用がかかります。
家賃や固定資産税がかかりますので、費用もバカになりません。
高額な出費なので、遺品整理を先延ばしにしすぎるのも考え物ですよね。
不動産の権利書全部見つかったからとりあえず遺品整理終わりになった。
固定資産税毎年30近く払ってたんさっき知って思わず笑ってしもた— na (@nao_cfc) 2016年8月2日
30年だと・・・・どれくらい払っていたんでしょうか。
虫がわく
食べ物がないのに虫がわく??と思われますが、衣類や本にも害虫はいます。
また、木材などを食べるシロアリなども発生してしまうことも。
そのままにして大発生し、ご近所とのトラブルになる可能性もあります。
紙は遺品整理してたら本当に劣化すごいし虫やべぇから私は生活から紙を排除したいけど、オタクなので紙を排除なんて一生できないからまぁ劣化と虫と戦いますよね…
— 早祈(さき) (@pppksm) 2018年6月29日
紙でも虫が大量にわくとか、恐ろしいですね。
空き巣が入る
もし人の出入りがあまりないことに気づかれると空き巣が入る原因となります。
またその他にもホームレスがこっそり住んでしまう危険性もありますので注意しましょう。
おいちゃんに解体前の古民家に連れてってもらった♡ 解体するん勿体無さすぎる(;ω;) 資金があればリノベしてカフェでもひらきたいがそんな金ない(苦笑) ご遺族さんが遺品整理で散らかした跡が空き巣にはいられた事後状態やったから散乱しててお宝探しできんかった、、残念、、 pic.twitter.com/cscLfn5DVR
— 虫 (@Ayanemushi) 2018年4月1日
思い出の家が空き巣被害に遭うと、悲しいですよね。
自分ができなくなったとき、孫に負担がかかる
いつかは整理しようと思って放置している間に、自分が病気などしてしまい整理できなくなってしまう。
また、どうしても捨てられずに自分の家に持って帰ってしまって、最後は孫が管理しなくてはいけなくなります。
私の部屋には祖母が買った桐のタンスがあり、その中にはおそらく着物が入っていると思う。開けたらカビだらけなのかなあ。タンスは結構立派なものなんだけど処分していいのか。親が祖母の遺品をとっておいて、子供部屋に置かれるという悪循環というか。捨てられない→孫に捨てさせるなというか。
— tamapong (@pcyrin) 2015年7月21日
桐のタンスは処分しづらいかもしれないですけど、孫が管理するのも大変ですよね。
捨てられない親の遺品!解決法をみんなの体験談と合わせて紹介
ぼちぼち整理をしないとね。
でも、どうしても捨てられないものはどうしたらいいの?
遺品整理イコール処分と考えてしまうかもしれません。
でも、遺品整理は処分だけでなくいろんな方法があります。
- 大事なものだけを選定する。
- 形見分け
- 写真や映像に納める
- 業者に頼む
大事なものだけ選定して残す
全部残すのは現実的に厳しいです。
なので、自分が「これだけは!」という大事なものを選定して残していきましょう。
これをはじめにすると、のちのちの作業がスムーズになります。
今日も家の断捨離を実行した。だいぶ処分はしたのだが、それでもまだ親の遺品が残っている。新品同様や保存状態が良い物は、捨てるのが本当に勿体無いのだが、心を鬼にして思い切って処分した。もちろんこれだけは、と云う物は少しではあるが残しておいた。
— カエルピン (@yamabudou10) 2017年3月26日
これだけは・・・というものはありますよね。
形見分け
兄妹、親戚を集めて形見分けをしてもらうことで、捨てられることなく大事に保管してもらえます。
また、量が多いとみんなで分けて保管してもらえると助かりますよね。
2018.10.27
義母の遺品整理をしていたら、手編みの手袋が出てきた。
手編みも機会編みもとても上手な人だったので、私はこれを形見分けにいただく。
糸の選び方が可愛い。 https://t.co/N4j0AAH7YQ pic.twitter.com/tBmSoz2EOv
— komi (@komi_m) 2018年10月27日
手袋の形見、素敵ですね。
写真や映像に収める
あまりにも大きいものや引き取ることができないものは写真などに収めましょう。
たとえば、親が嫁入り道具に持ってきたタンスや鏡台など、持って帰るにも大変だし家に置くスペースがないとどうしようもできないですよね。
でも写真であれば簡単に収めることができます。
業者に任せる
実家が遠方で遺品の処分が思うようにできなかったり、時間が取れないときに業者さんに任せてみましょう。
業者さんの中では資格を持った遺品整理士さんがいる業者へ頼むことをオススメします。
遺品整理士さんは適切に分けてくれて、不要品の回収するだけの業者さんとは違って1つずつ故人の供養の気持ちを込めて整理をしてくれるんです。
また、業者さんに頼むことで気持ちの切り替えがしやすいです。
現に私の場合も遺品整理を自分でするときはすごく時間がかかって、どれも捨てることができませんでした。
その後、気持ちの踏ん切りをつけるために業者さんにたのむと、スムーズに進んでどこかホッとした気持ちになったんです。
整理することで、故人の供養にもなったような気分になりましたよ。
今日も家の断捨離を実行した。だいぶ処分はしたのだが、それでもまだ親の遺品が残っている。新品同様や保存状態が良い物は、捨てるのが本当に勿体無いのだが、心を鬼にして思い切って処分した。もちろんこれだけは、と云う物は少しではあるが残しておいた。
— カエルピン (@yamabudou10) 2017年3月26日
ただ、第三者が遺品の処分しようとする場合、注意が必要です。
注意点をまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
最後に
遺品整理についてまとめました。
- 遺品を捨てられない理由は、思い出品・価値がわからない・遠方の実家・大量の遺品などがあります。
- 遺品整理しないと、家賃や固定資産税がかかる・害虫被害・空き巣の危険・放置しすぎで孫に負担がかかるなどの問題が発生。
- どうしても遺品が処分できないときは、大事なものを選定して残す・形見分け・写真に残す・業者に任せるなどがあります。
いかがでしたか?
遺品整理は難しいとは思いますが、ムリせず少しずつはじめてみませんか?
整理することも供養につながりますよ。