その悩み、わかるわ。
次男・三男の場合、実家のお墓には入れないのか?
長男が独身、長男に子供がいない。
次男三男が独身、家族を持つ身。
色々なパターンがあると思います。
今回は、男兄弟がいる次男にスポットを当て、お墓問題について
- 入れるの?
- 継げるのか?
- 兄弟で入ることは可能?
- 次男の家族
- かかる費用
など、気になるアレコレを一つひとつ解説したいと思います。
お墓は次男の場合は入れないの?
世間一般的な意見でいうと・・・、独立した次男は、長男に家族があり跡継ぎもいる場合、別にお墓を建てるのが基本です。
ただし、これは日本の昔から残る古い考えであり、決まりではないんです。
つ・ま・り、お墓の所有者(永代使用権者)が許可すれば、次男や三男であってもお墓に入ることは可能になります。
またこちらのように住職さんがおっしゃるくらい、このような考えが古くから残っているという訳ですが、少しさみしくは感じますね。
今日はお祖母ちゃんの一周忌。新しくなった本堂で正式な座禅の仕方も教えて貰った。長男が跡を継いだ場合、次男は新しくお墓を持つのが通常、という話を住職さんがしてくれてる時、弟が突然ぽろぽろ泣き出した。「じゃあさ、ハルキだけ違うお墓なの?」って。
— ごま。 (@gomashiho) 2013年6月23日
次男がお墓を継ぐことも可能?
これも先ほどの答えと同様なんですが、家庭ごとの考えによって、次男・三男がお墓を継ぐことも可能です。
これには色々なパターンがあるでしょう。
- 長男には子供がおらず、次男・三男には後継となる子供がいる
- 長男は、嫁側のお墓を継ぐ
- 長男にはお墓を継ぐ意思がなく、別でお墓を建てたいと思っている
- 両親が長男ではなく、次男・三男にお墓を継いで欲しいという意思がある
世間一般常識からいうと、次男や三男がお墓を継ぐのは例外ではあるものの、色々な事情から継ぐことは可能という訳です。
1つのお墓に兄弟で入るには?
お墓の所有者(永代使用権者)と話し合いを持つことです。
そこで許可されると、兄弟で1つのお墓に入ることも可能でしょう。
通常お墓は、直系の家族が入るものです。
- 祖父母
- 両親
- 長男夫婦
- 長男の長男
というように、代々その家の長男が受け継いでいくものですが、上記で説明したように例外もたくさんあり、家族が許せば次男であろうと入れます。
ただ、納骨室の制限もあるため(骨壺がいくつ入るかという問題)、そこの上限は気にした方がいいでしょう。
お墓移したいけど、父親の遺産で建てたすごく立派な墓石を無駄にすることになる。母親は8人兄弟の末っ子だったのに、自分のお兄さんまで一緒にいれてあげるために6体入るデカイお墓にした。同等の物をこっちでなんて無理だ…
— ふふ (@rimo624) 2013年9月17日
次男の家族も一緒にお墓に入れる?
ダメという決まりはないので、お墓の所有者(永代使用権者)が許可すると入れます。
ただ、先ほども述べました通り、納骨室の制限によりますね。
また、亡くなって「入れて欲しい」というのではなく、事前に将来のことを考え、話し合っておいた方がトラブルは少ないでしょう。
次男がお墓に入った場合にかかる費用はある?
継承墓があれば、毎年管理費というものがかかります。
この管理費が1〜10万円と大きく開きがあり、お寺・公営・民営など、それぞれによっても大きく違うんです。
通常この管理費は、お墓を継承する人、長男が払うことになりますが、次男も・・・となれば誰が支払うのかという問題が生じます。
次男も同じお墓に入るならば、そこの話し合いも必要でしょう。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 次男は別にお墓を建てるのが基本(古くからある考えで、決まりではない)
- お墓の所有者(永代使用権者)が許可すれば、次男や三男であってもお墓に入ることは可能
- 次男・三男がお墓を継ぐことも可能
- 1つのお墓に兄弟で入るには、お墓の所有者(永代使用権者)と話し合いを持って決める
- 納骨室の制限(骨壺がいくつ入るかという問題)も気にすべき
- 次男の家族も、お墓の所有者(永代使用権者)が許可すると入れる
- 継承墓があれば、毎年管理費がかかる
- 管理費を誰が払うのか、その話し合いも必要
うちの実家では、まさに毎年10万円の管理費がかかっています。
10年で100万。
かなりの金額です。
次男もお墓に入れてもらいたい場合、所有者に相談し、その際に管理費についても話し合いをし、トラブルはなくすようにしましょう。