そうなると、嫁であるあなたが色々やることも多いから、お布施の渡し方くらいはしっかり把握しておかなくちゃね。
でも、マナーも渡すタイミングや言葉なんか、全然知らなくって。
私がお布施の渡し方を伝授するわ。
お布施を僧侶に渡す機会といえば、葬儀後・初七日・四十九日・初盆・年忌法要など。
とくにお盆は毎年のことだし、年忌法要も定期的。
マナーをわかっておらず、間違った渡し方をしていると、お叱りを受けることも・・・。
法事でお布施の渡し方に義叔母から注意を受けた。。。くそっ!!!
— はなこばこ (@hanakobako) April 29, 2011
そんなことにならぬため、今回はお布施に渡し方について
- マナー
- タイミング
- 言葉
- 菓子折りを添えたい場合
など、知っておきたいあれこれを徹底的にまとめました。
さまざまなシーンで使える完全版として、覚えておいて損はないでしょう。
お布施の渡し方!マナーを解説
- 白い封筒に入れて
- 袱紗に包んで
- お盆に乗せて
というのが丁寧な渡し方になります。
白い封筒に入れて
不祝儀袋をイメージされていた方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には白い封筒がマナーです。
- 「お布施」「御布施」
- 「読経料」
- 「御礼」
などと上半分に書き、下半分には
- 喪主のフルネーム
- 喪家の名前(○○家)
などとし、薄墨ではなく黒墨で、裏面に喪主の住所を書くといいでしょう。
お布施でも金額は書いておいてた方がいいかしら?
袋を二重にするのも、「不幸が重なる」という意味でよくないので注意しましょう。
また、お布施は僧侶の方に名前が向くようにするのがマナーです。
袱紗に包んで
お寺などに出向いてお布施を渡す場合、外の時など、自宅以外でお布施を渡す場合、袱紗に包んだお布施を出して渡すのもマナーでしょう。
というのも、次で説明しますが、自宅では袱紗以外のものを用いてお布施を渡せるからです。
袱紗を用いる際、ただ包めばいいわけではなく、向きなど包み方にもマナーがあります。
こちらの記事でも、包み方等説明していますので、参考にしてください。
ただ、中には袱紗を持っていない方もいらっしゃるでしょう。
今後のことを考えると、一つ用意しておくのがいいですが、急ぎの場合には代用品でまかなうこともできます。
詳しくはこちらでご覧ください。
お盆に包んで
お茶などを乗せて運ぶお盆。
そのお盆を使います。
喪主の手から僧侶に渡すのではなく、お布施をお盆に乗せ、お盆を介してお布施を渡すという方法です。
切手盆(きってぼん)や祝儀盆(しゅうぎぼん)という黒いお盆ですが、なければ家にあるお盆でもかまいません。
袱紗に家紋がついている場合は、家紋が上にくるようたたんでおきます。
お盆は自宅だけでなく、お寺など外で渡す際など、お盆ごと袱紗で包んで持参してもいいでしょう。
その際は、袱紗を結ばず、お盆を包むだけで大丈夫です。
ただ、受付がないこともしばしば。
その場合は、
- 法要が始まる前
- 法要が終わった後
に僧侶へ渡すのがいいでしょう。
ただ、お寺の場合僧侶より前に奥様やお寺関係者が出てくることもしばしば。
その際、素直に「お布施はいつ出したらいいでしょうか?」と質問しても問題ありません。
自宅での法事は、最初・法話前後・帰宅時
自宅の場合は、
- 法要開始前
- 法要終了後で、法話前後
- 僧侶が帰られる際
などというタイミングがあります。
法要開始前であれば、自宅に到着され、仏壇付近に僧侶が座られたタイミング。
法要終了後であれば、お茶やお菓子を出し、一息ついて欲しいタイミングで。
帰られる際というのは、「次の予定もありますので」など、僧侶が帰り支度を始められたタイミングなどがいいでしょう。
お布施の渡し方!言葉は?
何か渡す際にかけるべき言葉があれば知りたいわ。
- 「本日は、○○の三回忌法要をよろしくお願いします。」
- 「お忙しい中ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。」 - 「○○のため、今日は法要を行っていただき、ありがとうございました。」
など、法要のお願い、お礼を述べつつお布施を差し出すといいでしょう。
お布施に菓子折りも添えたい場合は?
菓子折りは袋から出した方がいいのかしら?
菓子折りを添えたい場合でいうと、袋から出した菓子折りの上にお布施を乗せる(菓子折りの上にお盆)という渡し方がベストです。
また、その際菓子折りは掛紙(のし)はなくてもかまいませんが、つけたい場合には
- 一周忌内の場合、黒白の掛紙
- 一周忌以降の年忌法要の場合、黄白・黄黒の掛紙(関西では、黄白)
などが適しており、「志」「粗供養」「粗菓」「御仏供」「御礼」などと書くのが一般的でしょう。
そのため、悩む場合には、何も書かない・掛紙をつけないという選択肢もあるでしょう。
その他、お布施については、こちらの記事も参考にしてください。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 白い封筒に入れて、袱紗に包んで、お盆に乗せてというのがマナー
渡すタイミングは、
- 葬儀では、葬儀社から・葬儀前後
- お寺での法事は、受付があるかないかで異なる
- 自宅での法事は、最初・法話前後・帰宅時
など、お願い・お礼を述べつつ、お布施を渡す。
お菓子を添えたい場合には、
- 袋から出した菓子折りの上にお布施を乗せる
- 掛紙(のし)はなくてもいい
覚えておくと、年齢を重ねても役立つお布施に渡し方。
若くてもこれを知っていると、ちゃんとした常識人と親戚の評価も上がるでしょう。