骨葬とは?流れやマナーをわかりやすく解説
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娘である母の元に呼び寄せて介護していた祖父が亡くなったの。
でも、葬儀はやっぱり地元でと思うものの、母と私だけで何かと大変だし、こっちで火葬を済ませることをすすめられたんだけど。
骨葬ね。
そう、骨葬。
でも、その骨葬が私や母も経験がないことだから、ピンとこなくて。
それなら、骨葬について、どんなものか流れやマナーなんかも知っておいたほうがいいわね。

 

今回は、骨葬について

  • どんなものなのか
  • 流れ
  • マナー

をお伝えします。

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骨葬とは?

まず、骨葬について説明するわね。

骨葬とは、葬儀前に火葬をすませてから葬儀を行うことで、ご遺体ではなく火葬された骨壺に入った遺骨を前に行われる葬儀です。

骨葬は、「骨葬儀」「前火葬」とも呼ばれます。

そのため、最後に死に顔を一目見たいというのは叶いません。

どんな場合に行われるの?
決まりはないのですが・・・

骨葬が行われるのはどんな時?

  • ご遺体の腐敗が激しい時
  • ご遺体の輸送が困難な場合
  • 地域の習慣
  • 感染症で亡くなった
  • 密葬・火葬・本葬と行われる場合

などが主となります。

中には、葬儀前に火葬を行うのが当たり前となっている地域もあるんです。

 

 

骨葬はどんな流れで行われる?

火葬が先というのはわかるんだけど、普通告別式の後に出棺・お見送りがあって火葬じゃない?
骨葬の場合、告別式後はどうなるの?
骨葬といっても、いくつかのパターンがあるから、そのパターンを流れとともに説明するわね。
  • 通夜と告別式の間
  • 通夜よりも前
  • 通夜はせず、告別式前

通夜と告別式の間に火葬を行う

  1. 臨終
  2. 安置
  3. 打ち合わせ
  4. 納棺
  5. 通夜
  6. 出棺
  7. 火葬
  8. 告別式
  9. 精進落とし

通夜の後に、告別式後に行われる出棺が行われ、火葬場へと移動します。

通夜よりも前に火葬を行う

  1. 臨終
  2. 安置
  3. 納棺
  4. 火葬
  5. 通夜
  6. 告別式
  7. 精進落とし

ご遺体をすでに火葬してあることで、通夜前の寝ずの番などは必要なく、本来仮通夜が行われる通夜の前日に火葬を行われることが多いです。

通夜はせず、告別式前に火葬を行う

  1. 臨終
  2. 安置
  3. 納棺
  4. 火葬
  5. 告別式
  6. 精進落とし

通常の葬儀とは違い、火葬を告別式と別な日に分けることができ、時間の余裕もできるでしょう。

また、ご遺体の保管が必要なければ、葬儀の場所も選択肢が広がります。

 

骨葬のマナーは?

気をつけることってあるのかしら?
喪主側・参列する側と分け、マナーを説明するわね。

喪主側

  • お坊さんの了解を事前に得る
  • 火葬場に行くのは、基本的に親族のみ(親しい友人が来ることも)
  • 火葬場では、軽食や茶菓子を用意しておく

基本的に、骨葬でもお布施金額は一般の葬儀と変わりません

ただ、お坊さんの中には供養の対象が火葬後のご遺骨であることに、抵抗を示される方もいらっしゃいます。

そのため、事前に了解を得ておいたほうがいいでしょう。

参列者側

  • 死因を聞かない
  • なぜ火葬を先にしたのかを聞かない

遺族の心情を考えるのがマナーです。

香典は、骨葬であろうと一般葬と差をつける必要はありません。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 火葬された骨壺に入った遺骨を前に行われる葬儀

骨葬が行われるのは

  • ご遺体の腐敗が激しい時
  • ご遺体の輸送が困難な場合
  • 地域の習慣
  • 感染症で亡くなった
  • 密葬・火葬・本葬と行われる場合

など。

火葬を行うのは、

  • 通夜と告別式の間
  • 通夜よりも前
  • 通夜はせず、告別式前

マナーとして

  • お坊さんの了解を事前に得る
  • 火葬場に行くのは、基本的に親族のみ
  • 火葬場では、軽食や茶菓子を用意しておく
  • 死因を聞かない
  • なぜ火葬を先にしたのかを聞かない
  • お布施も香典も、一般葬と一緒でいい

 

骨葬というと、変な勘繰りをしてしまわれがちですが、近年コロナ感染症で亡くなる場合や、火葬場の人数制限等も関係し骨葬も増えています。

 

 

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