なんでですか?
最近多いって!
流行なんじゃろ?
お義母さん、ちゃんと家族葬のことわかってます?
いいやん、家族だけでするなら金も安上がりやろうもん!
たしかに、近年家族葬が増加しているとは耳にします。
ですがその反面、
「参列を断られ不快な思いだった」
「参列を断ったのに、弔問に来られた」
「結局人数が多くなり、斎場に入りきらないほどになった」
など、色々なトラブルも発生。
そう!
ちゃんと家族葬のことを知った上で決めないと、トラブルの元に。
そこで今回は、家族葬と一般層の違いについて儀さんにお伺いしました!
お任せあれ。
以下の内容をお伝えします。
- 内容
- 費用
- 流れ
- メリット
- デメリット
参考にしていただければ幸いです。
家族葬と一般葬の違いは?
- 人数制限
- 辞退できる
- 費用
流れなどは宗教ごとに違いがある程度で、基本的なことは変わりません。
ですが、上記の点で違いがあるので、それぞれ説明しますね。
人数制限
一般葬の場合、家族・親族・友人・ご近所さん・会社関係など、多くの人が弔問に訪れ見送る葬儀となりますが、家族葬の場合は人数制限があります。
この人数制限は、そのご家庭ごとに決め方があり
- 家族のみ(子供と孫)
- 近しい親族まで(子供・孫・兄弟とその配偶者)
など、10人・20人・30人など、最大数を決めその中で参列者を喪主側が決めるというものです。
辞退できる
家族葬は、少人数というのが基本でもあるため、人数制限を決めたら、それ以外の弔問を辞退することができます。
また、弔問だけでなく、香典・供花・弔電などの辞退も可能。
ただし、角が立たないよううまく辞退する必要があります。
費用
家族葬は、人数制限を設けるがゆえに、費用を抑えることができるといわれているんです。
一般葬の場合、多くの弔問を予想して
- 広い会場
- 返礼品
- 通夜振る舞い
- 精進落とし
などを多く用意する必要がありますが、弔問や香典を辞退できる家族葬では、そこの費用を抑えることが可能になります。
家族葬と一般葬!費用はどれくらい違う?
- 施設費用(式場使用料・火葬代金)
- 祭壇・棺費用
- 飲食費
- 返礼品
- お布施など
上記が葬儀にかかってくる費用になりますが、全国平均は
- 一般葬の場合・・・100万円弱
- 家族葬の場合・・・60万円弱
といわれています。
人数によっても異なりはしますが、3/5ほどの金額におさえることができるんです。
家族葬の流れは?
基本的には、一般葬も家族葬も流れに大きな違いはありません。
【通夜】
- 受付
- 開式
- 読経
- 焼香
- 法話を聞く
- 閉式
- 通夜振る舞い
- お見送り
【告別式】
- 受付
- 開式
- 読経
- 式辞・弔辞・お別れの言葉
- 弔電紹介
- 親族の焼香
- 参列者の焼香
- 僧侶退室
- 喪主の挨拶
- 閉式
- お別れの儀
- 喪主の謝辞
- 棺を霊柩車に運ぶ
- 火葬場へ移動
- 火葬
- 精進落とし
宗教によっても異なりますが、一般的にはこのような流れになり、人数が少ない家族葬では受付を設けない場合も多々あります。
家族葬と一般葬!それぞれのメリット・デメリットは?
メリットとデメリット、分けて説明しますね。
家族葬のメリット
- 煩わしい弔問客の相手をしなくていい
- 家族だけで最期の別れができる
- 時間に余裕が持てる
- 費用を抑えられる
- 香典返しの数が少ない
- 葬儀内容を選べる
一般葬の場合、どうしても喪主は弔問客の対応に追われます。
それが家族葬は近しい親族のみなので、そういった対応の手間を省け、ゆっくりとした最期のお別れができるのです。
また費用面での問題は魅力的で、香典返しの数も制限を設けた場合少量ですみます。
そして、中には自由葬を選択し、故人の思いを通すことも参列親族が納得すればいいことなので、一般葬に比べ容易なんです。
(菩提寺がある場合には、そことの話し合いが必要にはなります。)
家族葬のデメリット
- 辞退したことに関する問い合わせ・トラブル
- 断ったのに弔問客が来て、入りきらなくなる
- 香典額が少ないから、負担額が大きい
など、とくに家族葬経験のない方から理解してもらえず、弔問トラブルが起こることもしばしば。
また、香典から支払いをすませる方も多い中、人数制限を設けたために支払額が足りないということも。
家族葬!生の声は?
ここでいくつか生の声も紹介します。
葬儀(火葬含む)の二カ所での受付仕事を夫婦で請け負う。初っ端からトラブルで対応に少し焦ったがなんとか役目を終えて帰宅する。田舎でする家族葬は定着するにはもっと工夫が必要なのだろうが、まず云おう。家族葬を目指すと多くの女性の負担が減る。すごく減る。
— えーじ (@eijituda) 2019年4月28日
女性の負担が軽くなるメリットは大きいですが、田舎だと昔からの決まりも多く、理解されなければ今後の付き合いにも問題が生じることも・・・。
祖母の葬儀は特段のトラブルもなく厳粛に執り行われました。家族葬だと伝えたにも関わらず、祖母のご友人も沢山集まり悼んでいただけました。共に祖母の人徳の証かと思います。TL上の皆様におかれましても取り乱す私を温かくお見守りくださり誠にありがとうございました。
— 市川遊佐 (@ichikawa_yusa) 2018年6月9日
高齢の方には、なかなか理解されにくいかもしれません・・・。
故人の遺言が家族葬とのことだった
知らせてくれなかった友人は、”他の人への連絡はいいと言われたから”と言っていた。それでも、教えてもらいたかった。
結局の故人の遺志に反して、かなりの人々が告別式に参列されたようだ。
家族葬は、親戚関係や友達関係にまでトラブルを残すことがあるという。— オリちゃん (@myoren7) 2018年5月18日
呼んでもらえなかった側からすると、モヤモヤが一生残ることにも・・・。
昨日のお通夜は家族葬だったのでいろいろ自由だった。いとこ(妹)がバレエ、いとこ(兄)がマジック、弟が芸人のパクリ、僕が演舞をした。みんな足の悪いおじいちゃんに初めて見せた。変だったけど、よかった。
— スマイルのいっちゃん (@Snow_Hedgehog) 2015年5月29日
家族だけだからこそ、楽しく明るく見送る葬儀もいいですね。
誰に向かって勧めてわけではないいが、家族葬は本当によかった。お金かかるかからないじゃなく、親しい人と一緒に最後までいい葬儀ができたので。
— おなかでにむ (@onakahouse) 2017年1月6日
参列できなかった側のモヤモヤは残るという声が多いものの、家族の満足度は高い家族葬。
どちらを選ぶかは、ご家族しだいでしょう。
あんたらのいいようにしなさい。
任せるわ。
最後に
ポイントをまとめますね。
- 人数制限・辞退できる・費用面で、一般葬とは違いがある
- 一般葬に比べ、3/5ほどの金額におさえることができる
また、メリットは
- 煩わしい弔問客の相手をしなくていい
- 家族だけで最期の別れができる
- 時間に余裕が持てる
- 費用を抑えられる
- 香典返しの数が少ない
- 葬儀内容を選べる
デメリットは
- 辞退したことに関する問い合わせ・トラブル
- 断ったのに弔問客が来て、入りきらなくなる
- 香典額が少ないから、負担額が大きい
大変魅力的な家族葬ですが、デメリットもあることを理解した上で、故人・遺族にとって納得できる葬儀になるといいでしょう。