私その叔母夫婦が苦手で、いい思い出がないから、もしものことがあっても葬式に行きたくないのよね。
そんな親戚の葬式って、行きたくないからと断ることはできるのかしら?
遠い親戚や仕事関係者の場合、都合がつかないと葬式を断ること、あると思います。
でも、近しい親族の場合どうなのでしょう・・・。
来るのが当たり前と、もう親族一同の頭数に入れられてることも多いと思います。
今後も縁の切れない間柄だからこそ、下手な断り方はできないので、悩みますよね。
そこで今回は、親戚の葬式に行きたくないという問題について
- 行きたくてもいいのか
- 断り方
- やるべきこと
など、なかなか人に聞けないお悩みを解決すべく、色々お話しした色思います。
親戚の葬式に行きたくない!それって許される?
そもそも葬式は、絶対に行かなくてはいけないものではありません。
親戚だけでなく、親の葬儀であっても、必ず行かなければいけないという強制力はないのです。
また、親戚の葬式に行かなくても、法的に問題が生じるものでもありません。
ただ、行きたくないから行かないというのは、今後の付き合いにもヒビが入る可能性大です。
そこで、うまく断るのが大切でしょう。
親戚の葬式に行きたくない!角が立たない断り方は?
そこで、注意点を踏まえ、いく通りかの断り方を紹介しましょう。
- 馬鹿正直に言わない
- 口裏を合わせておく
- 後からバレて困る嘘はつかない
- 詳しく述べない
なんでも馬鹿正直に言えばいいというものではありません。
基本的には、行けないことを伝えればいいだけ。
ただ、「どうして?」と問われた時、上記に注意し理由を述べるのがオススメです。
相手を不快にさせたりすることは避けつつ、他からバレぬよう口裏を合わせつつ、後からバレて困るようなことは避けましょう。
そのほか、詳しく話しすぎるとボロが出ます。
相手も忙しい最中なので、「行きたかったけど行けない」と軽く言い訳を述べる程度にとどめましょう。
- 「仕事の都合がつかないので、申し訳ありませんが、後日お参りさせてください。」
- 「咳が止まらず、感染の恐れがあるので、参列を控えたいと思います。」
- 「熱が高く、倒れて迷惑をかけてしまいそうなので、参列は辞退させてください。」
- 「行くつもりで準備していたものの、昨夜からお腹を壊してひっきりなしにトイレにこもっているので、すみませんが葬儀参列は辞退します。」
- 「友人の結婚式と重なってしまい、向こうにはだいぶ前から出席の返事を出してしまっているので、申し訳ありませんが後日お参りさせてください。」
仕事を理由にしてしまうと、「少しだけでも顔を出せるんじゃないか」という望みが残るでしょう。
そのため、ドタキャンも可能な体調不良がもっとも角が立たない断り方といえます。
高齢者が多く集まる葬式では、体調不良をおして参列すると、逆に迷惑になるため、断る理由としてはもっとも有効でしょう。
ただ、体調不良で断ったからには、出歩いているところなどを誰かに見られないよう注意する必要がありますけどね。
また、冠婚葬祭が重なった場合、前から予定していた方を優先させるという意見も多くあります。
しかし、世間一般的には一生の最後を優先するか、これからも未来のある人の門出を優先するかは微妙なところではありますが、航空券など予約しているとなればなかなかドタキャンも難しいでしょう。
親戚の葬式なんだけど、ニートだし、親が鬱病って適当な嘘ついたせいで、マジに最悪な立場にある。
— 陰フェ (@GreenInferno514) March 26, 2018
このような嘘は、絶対にやめましょう。
自分だけでなく、親の立場まで悪くなりますからね。
親戚の葬式に行かないならこれだけはやっておくべき
たとえ断っても、以下のことをやっておくと、今後の関係も良好に保てるでしょう。
- 香典を送る
- 弔電を出す
- 供花の手配
- 通夜前・出棺時のみ顔を出す
香典を送る
本来なら、親戚の場合香典を出すのが当然です。
そのため、香典を
- 他の親戚にことづける
- 後日郵送する
などするといいでしょう。
他の親戚にお願いして立て替えてもらう場合、香典のみでいいですが、後日郵送する場合はお供え品や一筆を添えて送るのもマナーです。
弔電を出す
通夜の開始前、遅くとも告別式の開始1時間前までに弔電を出すようにしましょう。
弔電は、文字数×値段なので、差し支えのない例文に沿って送るのが間違いありません。
ご逝去の知らせを受け、申し上げる言葉もありません。
ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
ただし弔電を送ったとしても、後日一筆添えて香典を送るようにしましょう。
供花の手配
葬儀には参列できないが、供花を出したいと断りを入れるときに伝えると、気持ちが伝わります。
親族一同で供花を出すのが決まっているときは、いくら出せばいいのか聞くことができますし、別で送る際は指定の花屋等を聞くことができるでしょう。
もちろんこの場合も、香典を郵送することは忘れずに。
通夜前・出棺時のみ顔を出す
体調不良が理由であれば仕方がないものの、仕事を理由にした場合、少しだけ都合がついたからと顔を出すことも可能でしょう。
ただ、本来好まない親戚関係・・・、長居してしまうと嫌な思いをしてしまうことも・・・。
そこで、短時間で済ませるならば、通夜前もしくは出棺時のみがオススメです。
通夜前は皆バタバタ。
通夜が始まる前に顔だけ見に来たと、サッと香典だけ出して変えることも可能でしょう。
また、出棺時のお見送りのみというのも、親族はそのあと火葬場へ行くことになるので、短時間で済ませることができます。
通夜前のマナーについてはこちら。
関連記事)通夜前に弔問へ伺ってもいい?気をつけたい服装や時間などマナー解説
お見送りの服装については、こちらをご覧ください。
関連記事)出棺のみの見送りでも服装は喪服?注意すべきことをお伝えします
最後に
ポイントをまとめますね。
- 葬式は、絶対に行かなくてはいけないものではない
- 馬鹿正直に言わない
- 口裏を合わせておく
- 後からバレて困る嘘はつかない
- 詳しく述べない
- 体調不良がもっとも角が立たない断り方
- 今後のことを考え、香典を送る・弔電を出す・供花の手配・通夜前や出棺時のみ顔を出すというのもマナー
今回、葬儀を断っても、四十九日・初盆・一周忌と親戚づきあいは続きます。
本来なら、嘘をつかずに参列したほうがいいということは忘れずにおきましょう。