義父母の葬儀で嫁の役割は?喪主の妻として正しい立ち振る舞いを解説
主人の父が亡くなったんだけど、喪主は主人。
私は喪主の妻・嫁として、何かすることってあるのかしら?

はじめての経験で、失敗できないし、妻としてはもちろんだけど、嫁としても恥をかかないようにしたいわよね。
私は実母が亡くなった際、兄の奥さんがお客さんのように動かない、気が利かないで、イライラした経験があるもの。
わぁ・・・。
義姉にイライラされたくない!
前もってやることを教えて欲しいわ。

 

義父母が亡くなった場合、嫁は弔問客ではありません。

故人の家族として、喪主のお手伝いをする必要があります。

 

とはいっても、はじめての経験でわからないことだらけの喪主の妻。

ただ、義父母の葬儀では親戚の目も気になります。

ボーッとしていては、気の利かない嫁・不出来な嫁という印象に。

ですが、ここで頑張れば反対に、気の利く嫁・よくできた嫁という最大名誉をも得ることができるんです。

 

そこで今回は、義父母の葬式で嫁がやるべき役割として

  • やるべきこと
  • 注意点
  • 席順
  • 焼香順
  • 立ち位置
  • 服装

など、なかなか人には聞けない疑問についてお話ししたいと思います。


義父母の葬儀で嫁の役割とは?

喪主は色々やること多そうだけど、別に主人が喪主じゃないわけだから、そうやることってないわよね?
いいえ。
喪主のフォローとして、色々やることはあるわよ。

まずおさえておかないといけないのは、喪主はやることがたくさんあり、そのフォローとして、手が回らないところ、女手が必要なところで動く必要があるんです。

喪主の役割

本来なら、これらを喪主がやる必要がありますが、すべてを一人でこなそうと思ったら大変。

そのため、この喪主の仕事を分担して妻がフォローし、仕事量を減らすとスムーズにことが進むでしょう。

水色の部分は、喪主本人が行った方がいいものですが、ピンクの部分は、妻が代行可能です。

この中でも、喪主ではなく、妻が気を利かせて動くべき部分である以下の6点を詳しく説明しますね。
  • 親戚・知人への連絡
  • 受付
  • 買い出し
  • お茶出し
  • 食事の手配
  • 配膳

義父母の葬儀

親戚・知人への連絡

まず、故人が亡くなったら、喪主は葬儀場との打ち合わせがあります。

それが決まったら、親戚・知人など関係者に連絡して、

  • いつ亡くなったか
  • 葬儀場名
  • 葬儀場の場所
  • 喪主は誰がやるのか
  • 通夜と葬儀の時間
  • を伝えましょう。

その際、近しい親戚には喪主やその妻、兄弟・姉妹が連絡することもあるでしょうから、誰に連絡する必要があるのかを把握して、上記の内容を伝えます。

連絡が済んだらチェックを入れるなど、一覧表を作っておくと早いですよ。

受付

受付を誰かに頼むことになると思いますが、その受付が到着するまで、トイレ休憩の間など交代要員として動くといいでしょう。

また、喪主にかわり受付のお願いとやり方を説明するのも妻が担うと、喪主の手間が省けます。

買い出し

斎場でやる場合、ほとんどは斎場に用意してあることも多いですが、何が足りないのかを確認し、

  • ペットボトルのジュースやお茶
  • お菓子
  • 棺に入れたいもの

などを買ってくるなどしましょう。

 

とくにお菓子は、年より好みしそうな和菓子・おかきなどのほか、子供が喜びそうな個別包装された駄菓子などを用意しておくと、待合室で喜ばれますよ。

お茶出し

通夜の前後、葬儀前、火葬待ちの際など、結構時間があります。

その際に、お茶出しをしたり、親戚の相手をすると顔も覚えてもらえる上に忙しい喪主からしたら助かることでしょう。

 

また、白い割烹着や黒いエプロンなどを持参し、喪服が汚れないようしておくといいですよ。

食事の手配・配膳

通夜ぶるまいや精進料理は、喪主から指示されることが多いでしょうが、その通りに動き、届いた料理を配膳するのも嫁の役目。

また通夜の夜など、斎場に泊まる親戚がいる場合は、夜中お腹がすいた場合のご飯や、翌朝のご飯などを用意しておくといいでしょう。

 

上記以外に心のケアとして、親族の悲しみをフォローするためにも、ハンカチやティッシュは多めに用意しておいて、泣き崩れる親戚にそっと差し出すと喜ばれます。

ですが、これらは斎場で行われる場合のこと!

自宅で葬儀を行う場合は、

  • お手伝いをしてくれる地域の方への案内
  • 掃除
  • 茶碗洗い
  • 買い出し
  • 料理
  • 後片付け

など、手伝うことはさらに山ほどありますからね。

 

喪主の仕事については、こちらの2つ目の小見出しで紹介しています。
関連記事)喪主をやりたくない!誰が代わりにやってくれる?

義父母の葬儀で嫁が注意すべきことは?

やることたくさんね!
じゃあ、言われる前に動いちゃうと、気の利く嫁って思われるかしら?
ちょっと待って!
嫁がしゃしゃり出すぎるのもよくないの。
いくつか注意点も説明するわね。
  • 連絡は、喪主に確認をとった上で
  • 決め事は、喪主に相談してから
  • しゃしゃり出すぎない
  • 子供の面倒は誰かに頼む

喪主は、「自分が最後までやり遂げなければ」と思っている方も多いです。

そんな中、手伝っているつもりの嫁がしゃしゃり出すぎると、いい気分がしません。

というのも、ご主人が喪主といえど、精神面が通常とは異なることも(実親が亡くなっている訳なので当然ですよね)。

一言喪主に伺ってから動くと喪主も我にかえることができますし、しっかり喪主をたてているという印象になり、周りからも好印象な上、作業が重複することもないでしょう。

ここで嫁がでしゃばりすぎると、親戚から「嫁が夫を尻にしいている」などという印象にとられることもありますからね。

また、ひとつ困るのが小さな子がいる場合。

親戚が「抱っこしておくわよ」など言ってくれた際は、素直に甘え、その短時間でできることを手伝うなど、

  • 子供にかかりきりにならない
  • 子供をほったらかしにしない

適度な関わりが大切です。

もっともいいのは、実親に子供の面倒をお願いしておくこと。

自分自身も気を使わず動ける上、娘の嫁ぎ先でやることもない実親も手持ち無沙汰にならずにすみます。

義父母の葬儀での嫁の立ち位置は?

葬儀でも嫁は控えめにしておいたほうがいいのかしら?
席の順番・お焼香の順番・焼香の際前に立ち並ぶ人、それぞれに分けて説明するわね。

席の順番

祭壇に向かって最前列がもっとも上座となり、後ろになるほど下座となっていきます。

そして、基本的に右側が親族席左側が一般席です。

上座から喪主・遺族・親族の順番に座り、一般席は世話役代表や葬儀委員長、友人・知人、会社関係者の順で座ります。

遺族の席順は、家族単位で座るのが一般的です。

ここで嫁の場合は、ご主人の隣に座りましょう。

喪主の妻

ちなみに、親族以外の親戚は、とくに誰がここにという決まりはありません。

 

喪主に姉がいても、基本的に喪主の隣はその妻になります。

つまり、喪主の兄弟・姉妹は、喪主の妻よりも後(横)という流れですね。

ただ、故人の妻(喪主の妻よりも故人との関係が近い人・本来喪主をやるべき人)などがいる場合、その次がBEST。

お焼香の順番

これは、席順通りです。

喪主からはじまり、一列目はその隣へと続きます。

そのため、嫁もご主人に続いて焼香するといいでしょう。

焼香の際前に立ち並ぶ人

ご主人が喪主の場合、喪主の横が嫁です。

自分の焼香が終わったら、前方右側に立ち、

喪主・嫁・長女・長女の夫

の順で並び、焼香をする弔問客にお辞儀をする必要があります。

ただしこの場合も、故人の妻(喪主の妻よりも故人との関係が近い人・本来喪主をやるべき人)などがいる場合、その次が嫁になるので注意ください。。

喪主の妻の服装は?

喪主の妻は、着物がいいのかしら?
服装について説明しますね。

着物でないとダメという決まりはありません。

地域の風習や、家のしきたりによって和装か洋装か決めるといいでしょう。

喪主の妻

ただ故人の妻が和装の場合、喪主の妻も和装で合わせるのもいいですし、故人の妻が洋装なのに、喪主の妻が和装なのも変にでしゃばった感じもしてしまいます。

そのため、臨機応変に合わせるといいでしょう。

ただ、和装は斎場でレンタル(有料)できます。

中には、通夜だけ洋装で、葬式では和装ということも可能です。

しかし、喪主の妻も通夜まではバタバタと忙しく、遅くまで弔問客が来るので、ずっと和装でいるよりも洋装の方が楽ということもあります。

また、洋装の場合・和装の場合どちらも、エプロンは用意しておくといいでしょう。

参考文献:喪主ハンドブック-90分でわかる! P8

最後に

ポイントをまとめますね。

斎場で行う場合

  • 親戚・知人への連絡
  • 受付
  • 買い出し
  • お茶出し
  • 食事の手配
  • 配膳

などを手伝う。

自宅で行う場合

  • お手伝いをしてくれる地域の方への案内
  • 掃除
  • 茶碗洗い
  • 買い出し
  • 料理
  • 後片付け

などを。

  • 連絡は、喪主に指示されてから
  • 決め事は、喪主に相談してから
  • しゃしゃり出すぎない
  • 子供の面倒は誰かに頼む
  • 嫁はご主人の隣に座る
  • 地域の風習や、家のしきたりによって和装か洋装か決めるといい

 

とにかくエプロンは必須です!

エプロンは「手伝います」という気持ちの表れでもあるので、忘れないよう用意しておきましょう。