月命日はいつ?数え方とやること・お供え、お坊さんの月参りといつまで続けるか


葬儀や四十九日を終えたあと、「月命日には何をすればいい?」「いつまで続けるもの?」と気になる方は多いでしょう。月命日は、年忌法要のように決まった法要があるわけではなく、家族それぞれのやり方で故人をしのぶ日です。
この記事では、月命日の数え方、当日にすること、お坊さんに来てもらう月参り、やめどきの考え方をまとめます。

この記事でわかること(結論)

  • 月命日は、故人が亡くなった日と同じ「日にち」のこと。祥月命日(亡くなった月の同じ日)を除くと年11回あります
  • 亡くなった翌月の同じ日が、最初の月命日です
  • お墓参りや仏壇へのお参り、故人の好きだった物のお供えなど、すること・服装に決まりはありません
  • 地域やお寺によっては、毎月お坊さんが自宅に来てお経をあげる「月参り」の習慣があります
  • 「いつまで」という決まりはありません。続け方は家族やお寺と相談して決めてかまいません

月命日とは?命日・祥月命日との違い

故人が亡くなった日を「命日」といいます。そのうち、毎年めぐってくる亡くなった月の同じ日を祥月命日(しょうつきめいにち)、毎月めぐってくる同じ日にちを月命日(月忌・がっき)と呼びます。

たとえば3月10日に亡くなった場合は、次のようになります。

呼び方 日にち 回数
祥月命日 毎年3月10日 年1回
月命日 3月以外の毎月10日(4月10日、5月10日…) 年11回

亡くなった日が31日の場合、31日がない月をどう扱うか(月末にする・前後にずらす)は家ごとの考え方です。お寺に月参りをお願いしている場合は、お寺と相談して決めましょう。

月命日はいつから始まる?

最初の月命日は、亡くなった翌月の同じ日です。四十九日法要より前に、最初の月命日が来ることになります。

亡くなってから1か月ほどは、葬儀の後片付けや手続きに追われている時期です。最初の月命日に特別なことができなくても、手を合わせるだけで十分でしょう。

月命日にやること

月命日には、年忌法要のような決まった行事はありません。一般的には次のようなことをする家庭が多いようです。

仏壇にお参りする・お供えをする

いつもより少し丁寧に仏壇を掃除し、お花をかえ、故人の好きだった物をお供えして手を合わせます。お供えの向きや置き方は仏壇のお供物の向きは?果物・お菓子・ご飯の正しい置き方と注意点を解説、お菓子の選び方は仏壇にお供えするお菓子の選び方は?置き方やお下がりのいただき方も解説を参考にしてください。

お墓参りをする

時間に余裕があれば、お墓参りをしてお墓を掃除するのもよいでしょう。毎月でなくても、近況を報告する気持ちで足を運ぶ人もいます。


家族で故人の話をする

故人の好物を食卓に並べたり、思い出話をしたりするのも、立派な供養のひとつです。服装も決まりはなく、普段着でかまいません。

お坊さんに来てもらう「月参り」

地域やお寺によっては、月命日にお坊さんが檀家・門徒の家を訪ね、仏壇の前でお経をあげる月参り(月忌参り)の習慣があります。天台宗の公式サイトでも「毎月参りを行う地方もあり」と紹介されています。一方で、こうした習慣がない地域では、月命日にお坊さんを呼ぶ家は多くありません。

月参りをお願いしたいときや、お寺から案内があったときは、次の点を確認しておきましょう。

  • 来てもらう日時(月命日の当日か、前後の日か)
  • お布施の目安(お寺によって考え方が違うため、わからなければ率直に聞いてかまいません)
  • 家族が立ち会えない日はどうするか

浄土真宗の場合

浄土真宗本願寺派の公式サイトでは、亡くなった方は仏壇の中にいるのではなく、阿弥陀仏の浄土に生まれて仏となっていると説明されています。そのため月命日のお参りも、故人のために何かをするというより、故人をしのびながら仏さまに手を合わせる機会と受けとめられることが多いようです。呼び方やお参りのしかたは宗派・お寺によって違うので、菩提寺に確認すると安心です。

月命日はいつまで続ける?

月命日はいつまでという決まりはありません。故人をしのぶ気持ちがある限り続けてよいものです。区切りのつけ方は家庭によってさまざまです。

  • 四十九日や一周忌、三回忌などの年忌法要を区切りに、お坊さんの月参りを終える
  • 月参りはやめても、家族だけで手を合わせる日として続ける
  • 毎月は難しいので、祥月命日やお盆・お彼岸にまとめて供養する

月参りをやめるときは、お寺に一言伝えてから終えると、行き違いが起きません。

よくある疑問(Q&A)

Q. 月命日に何もしないのはよくない?

A. 月命日の供養は義務ではありません。忙しい月は、仏壇の前で短く手を合わせるだけでもかまいません。続けられる形を家族で話し合いましょう。

Q. 月命日にお供えするお金(小銭)は必要?

A. 地域によっては、お参りのときに仏壇へ小銭を供える習わしがあります。くわしくは仏壇のお供えにお金を置くのはなぜ?小銭(香銭)の意味と金額の目安・置き方をご覧ください。

Q. 月命日の当日に都合がつかないときは?

A. 前後の日にお参りしてもかまいません。お坊さんの月参りも、お寺と相談して日をずらすことがあります。

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